【はじめに:そもそも三国街道とは?】
本ブログの別記事で、猿ヶ京温泉の旅籠屋丸一や生寿苑、湖城閣をご紹介しました。それぞれのお宿情報は、別記事をご参照頂きたいのですが、今回は「三国街道の散策情報」をご紹介します。
他に、この近辺の散策情報として「観光協会が企画していると思われる『お願しょめぐり』、『手湯めぐり』」や「城跡を巡る散策情報」、「いいとこどりの周辺散策情報」等も紹介していますが、今回は、キーワードを「三国街道」絞って、ご紹介させて頂こうと思います。
そもそも、「三国街道」ですが、Wikipediaの力を借り、調べてきますと、以下の様にあります。
三国街道(みくにかいどう)は、中山道の高崎(群馬県高崎市)から分かれ、北陸街道の寺泊(新潟県長岡市寺泊地域)へ至る街道である。(略)
概要:三国峠は関東と越後を結ぶ交通路としてきわめて古くから利用されており、上杉謙信の関東遠征の際に利用された。主要街道としての三国街道は、近世(江戸時代)に参勤交代に利用されるようになってから重要視されるようになった(略)
https://ja.wikipedia.org/wiki/三国街道
そんな三国街道ですが、今回は、たくみの里がある須川宿・猿ヶ京関所跡・猿沢橋・新三国大橋(三国街道とはずれますが…)を回る散策ルートをご紹介します。
【猿ヶ京周辺の『三国街道』大人散策情報】
猿ヶ京温泉近くの三国街道は「歴史と自然を感じる事の出来る『正に大人散策コース』」です。私達夫婦は、猿ヶ京温泉に宿(生寿苑)を取っており、2泊させて頂きましたが、2泊目の朝からお昼過ぎ / 夕方前くらいの4時間程度の行程を大人散策で楽しまさせて頂きました。以下、コース、並びに地図と共にご参照ください。尚、本散策は、秋に行いましたが、写真は何度か参らせて頂いておりますので、その時々の写真を利用しております。
①猿ヶ京温泉の宿~須川宿
猿ヶ京温泉の宿から「猿ヶ京温泉の信号近くのバス停」より「たくみの里」を目指し、バスでまずは移動しました。30分もせず、今回の大人散策の出発地、「須川宿の説明看板」のある「たくみの里」からスタートしました。この近辺は、電線もなく、当時をしのばせる雰囲気があり、歩いているだけでも楽しいのもので、谷川岳の雄姿も拝見する事が可能です。
②須川宿~赤谷湖
須川宿の看板を出発し、街並みや山々を見ながら(山の写真は別の機会の5月に訪れた際の写真)、赤谷湖を目指します。たくみの里を出て、川を渡り、坂を登って行くと、相俣ダム近辺まで遊歩道があります。相俣ダムを見学し、赤谷湖畔沿いに進むと「謙信のさかさ桜」があります。写真は、秋の物なので、若干見応えが乏しいのですが、上杉謙信の伝説を拝見すると、この地が謙信の関東進軍路であった事、改めて認識させられます。
③赤谷湖~関所跡
「謙信のさかさ桜」を過ぎても、写真の地図にある通り「車の来ない赤谷湖畔の散策路」を歩く事が出来ます。写真は、5月に参らせて頂いた際に撮影したもので、鯉のぼりが、赤谷湖を横断していました。静かな水辺を散策するのは、本当に心地良いもので、大人散策には、うってつけです。
この散策路をしばらく進むと、それなりの斜面となり、そこを登ると広い道に出る事が出来、その道を更に進むと、猿ヶ京温泉の中心地に進む事が出来ます。そして、その入口に、猿ヶ京関所跡が出てきます。この関所跡、さほど広い訳ではありませんが、建物には味があり、内部には展示物もありますので、もし時間に余裕があれば、立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
④関所跡~申沢橋
関所跡を後にして広い道をそのまま進むのですが、恐らくこの道が、猿ヶ京のメインストリートだと思い直線の道が続いています。ここから先は、基本売店・自販機等は見かけなかったと記憶くしているので、これからの散策に備え、飲み物等が必要な際は、ここで予め購入しておくことをおすすめします。そしてこの直線を進み、丸一(旅館)を過ぎた所で、道がクランクしています。「下馬のまがめ」と言うらしく、「関所が置かれていた当時は、ここで下馬した」と説明版に記載されています。
ここを過ぎ、道が旧道と新道に分かれますが、左側の旧道を進みます。「昔ながらの道」と言った印象で、手湯や石像・石仏、水車もあり、楽しみながら散策できますし、所々に東屋もあり、休息する事も出来ます。この道を進み、民家がなくなってきた少し先に、三国街道の説明看板(以下写真参照)が出てきますので、こちらを左に進み(説明看板写真の次の写真が旧道入口)、山道を進むと(下りです)、申沢橋に付きます。地図には記載がないようですが、山道が続いています。
⑤申沢橋~折り返しポイント
申沢橋(写真の通り、小さな橋です)を超えると、今度は登りになります。この大人散策ルートの中で、一番の難所だと思い、つづら折りの坂道が続いています。山の中なので、気持ちは良いのですが、結構急な上り坂ですので、ゆっくり気を付けて登ってください。途中に石像や休憩ポイントもあります。
山の中の散策路を登りきると、舗装された道となり、山道に入った時と同じような、三国街道の看板が出てきます。またその先には、石像・石仏が多数あるスポットがありますので、目印になさってください。そしてここを過ぎると、民家が出てきて、坂を上り切ると広い道に出ますので、ここが折り返しのポイントです。(写真は、秋に訪れた時の物で、杉が多かったので、緑の部分もありましたが、紅葉が非常に綺麗でした)
その先の補装された道を登り、石仏群を右に見て更に進むと、広い道で折り返いしポイントとなります
⑥折り返しポイント~新三国大橋~猿ヶ京温泉の宿
折り返しのポイントからは、広い道(上記④(「下馬のまがめ」付近)で分かれた新道)を下って行きます。程なく大きな赤い橋:新三国大橋が出てきますが、橋の上からの眺めは壮観で、実際に歩いてきた場所との高低差に驚かされます。ただ、橋までは、歩道がありましたが、橋と渡り切ってしばらくは、歩道がなかったので、お気を付けて散策ください。歩道がない区間は、数百メートルで、再度歩道が出てきます。
そして、少し歩を進めると、猿ヶ京の街並みが目に飛び込んできます。旧道の方は結構歩いた感じがしましたが、新道の方は、あっと言う間に、猿ヶ京の中心地に戻ってきたような感覚があり、「新道を作った意味を実感できる」と思います。ここまで来れば、宿の生寿苑に戻るだけなので、「早々に戻って、温泉で汗を流し、疲れを癒し、夕食に備えるだけ!」ですので、早々に戻り、温泉とおいしい食事を満喫させて頂いた次第です…。
【最後に】
上記、「たくみの里」から「三国街道(旧道)」と最後に一部「新道」を行く散策路の大人散策情報を紹介させて頂きました。三国街道の旧道が使われていた当時とは、ダムが出来たりして、街道その物が変わっていいると思いますが、申沢橋付近は、当時の面影か残ってるのでないかとも思い、謙信がこの道をどの様な思いを持って進軍していたかと思うと、ワクワクしてしまいます。
同時に、自然も満喫できるコースなので、若干タフかもしれませんが、皆様もチャレンジしてみてはいかがかと思います。また、別記事で「観光協会が企画していると思われる『お願しょめぐり』、『手湯めぐり』」や、「城跡を巡る散策情報」、「いいとこどりの周辺散策情報」等も紹介していますので、体力や時間、趣味趣向に合わせ、猿ヶ京の歴史や自然を楽しんでみては、いかがでしょうか?
以下、Googleマイプレイス(マイマップ)で作成した地図を、アプリ・GogleMpsで、位置情報をONにしてスマホでご利用頂くと、紹介したスポットを、自身の位置確認しつつ大人散策する事が出来ます!