毛越寺

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【1000年の庭園、毛越寺庭園】

数年前の夏休み(遅めの夏休みだったので、9月中旬)、東北の旅に出かけました(旅全体の日程は、別記事をご参照ください)。岩手、秋田、宮城を回る旅です。その中で参らせて頂きました、岩手県平泉にある、毛越寺を紹介させて頂きます(この日は、毛越寺と中尊寺に参らせて頂きました)。庭園好きの私ですが、普段拝見できるのは、戦国時代以降に作られたお庭がほとんど。基本、東京にある庭園は、江戸時代以降の策定された庭園である認識です。しかしこの毛越寺の作庭は、奥州藤原氏の時代と認識していたので、1000年近く前のもの。普段見る事が出来ない庭園をみることが出来ると、ワクワクしながら向かった事を覚えています。そんな、古い時代の庭園がある、毛越寺を今回は、紹介させて頂きます。(別の記事で、東京旧古川庭園東京椿山荘神戸相楽園京都無鄰菴大河内庭園二条城二の丸庭園高松栗林公園水前寺庭園山梨恵林寺庭園甲府常磐ホテルの庭園東京大熊庭園会津御薬園平泉毛越寺庭園遠山記念館、彦根城の玄宮楽々園、長浜の慶雲館、名古屋城の二の丸庭園、名古屋市内の白鳥庭園、同じく名古屋市内の徳川園、金沢兼六園新潟の旧齋藤家別邸等、も紹介しております(更新中あり))

毛越寺の様子 (中央が本殿)
毛越寺の様子 (中央が本殿)

【毛越寺とは?:基本情報】

まずは、毛越寺とその庭園の概要を、Wikipedia の力を借り、抑えてみたいと思います(https://ja.wikipedia.org/wiki/毛越寺)。”毛越寺(もうつうじ)は、岩手県西磐井郡平泉町(創建時は陸奥国磐井郡平泉)に所在する、天台宗の寺院。現在の本尊は、薬師如来立像(平安時代後期の作。脇侍は日光菩薩・月光菩薩)。建築は平安様式。境内は「毛越寺境内 附 鎮守社跡」(もうつうじけいだい つけたり ちんじゅしゃあと)として国の特別史跡、庭園は「毛越寺庭園」(もうつうじていえん)として特別名勝に指定されている。2011年(平成23年)6月26日、「平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-」の構成資産の一つとして世界遺産に登録された”、とあります。ざっと10年前に、世界遺産に登録されたとありますが、毛越寺と言えば、何といっても、毛越寺庭園。この庭園は、平安時代の浄土式庭園の典型と言われているようです。850年に創建されたが、その後火災等があった様子。時を経て、奥州藤原氏第2代基衡と第3代秀衡が、伽藍群を再興しているようですので、1100年~1200年位までの間に作られた庭園と言う事と理解しています。この浄土式庭園で最も有名なのは、恐らく京都にある、同じく世界遺産の平等院。鳳凰堂は、10円の図柄としても有名ですが、こちらが作られたのは、1053年と記憶しているので、さほど時間をおかず、京都から遠く離れた、岩手の平泉の地にて、同様の形式の浄土庭園が造られた訳です。これは、奥州藤原氏と京都との距離が非常に近かった事の証明だとも思います。そのような、時間軸を意識しながら見るだけで、この庭園のすごさを、ひしひしと感じる訳です。

毛越寺庭園の様子1
毛越寺庭園の様子1

【シンプルな毛越寺庭園は、イマジネーションで鑑賞する】

そしてこちらの、浄土庭園園の典型とも言われる庭園を実際に拝見し、思った事は、「非常にシンプル」と言う事です。伽藍等の建物は、跡地として残っているだけなので、イメージするしかないせいなのか、かなりシンプルな印象です。これは恐らく見慣れた大名庭園との比較から、そう思ってしまうのかしれません。松で有名な高松の栗林公園芝の富士山で東海道をモチーフにした熊本の水前寺成就庭園、時代的に近い所の東京であれば、旧古川庭園椿山荘の庭園。これらと比較すると、宗教色が強いせいなのか、時代的な物なのか、非常にシンプルに感じてしまいます(それぞれ別記事をご確認ください)。そのシンプルさが、あるにも関わらず、京都の文化の影響を受け、雅な舟遊びなんかをしていたかと思うと、「日本人の感性ってやはり独特のものを持っていたんだなー」と思った次第です(今もそうかもしれないので、「持っているんだろうなー」かもしれませんが・・・)。

毛越寺庭園の様子2
毛越寺庭園の様子2

ちなみに、浄土庭園ですが、Wikipedia の力を借りますと(https://ja.wikipedia.org/wiki/浄土式庭園)、”浄土式庭園(じょうどしきていえん)とは、平安時代から鎌倉時代にかけて築造された日本庭園の形式である。学術論文ではよく「浄土庭園」という名称が用いられる。この方式の庭園は、仏教の浄土思想の影響を大きく受けたものであり、平等院鳳凰堂に代表されるように、極楽浄土の世界を再現しようとしたため金堂や仏堂をはじめとした寺院建築物の前に園池が広がる形をとっており、寝殿造形庭園、書院造庭園とともに、自然風景式庭園に分類される庭園形式である”、とあります。私個人としてですが、この庭園における主役は、やはり極楽浄土をイメージした金堂や仏堂で、庭園は、それを引き立たせるための役割なので、シンプルなのかと思った次第です。言い換えますと、毛越寺庭園に行かれる際は、伽藍群の復元イメージを心に持ちつつ、散策していただくと、正に大人散策が出来ると思った次第です。以下に、毛越寺のホームページのアドレスを紹介しますが、その中に伽藍復元図の様な感じで、絵がありますので、是非参考にして頂き、毛越寺にいらっしゃる際は、そのイメージを持ちつつ、庭園を大人散策していただければと思います(毛越寺ホームページ:https://www.motsuji.or.jp/keidai/index.html)。

毛越寺庭園の様子3
毛越寺庭園の様子3

【最後に】

浄土式庭園の典型で、世界遺産の毛越寺。1000年近い前の庭園を、イマジネーションを膨らませながら散策でできる、大人観光スポット平泉に行った際は、別途本ブログの別記事で紹介させて頂きました、中尊寺も絶対ですし、岩と水で自然を満喫できる、厳美渓と猊鼻渓も絶対ですが、この毛越寺も絶対に訪れて頂きたいスポットです。この庭園で、日本人として、平安の息吹を感じてみては、いかがでしょうか?

(旅全体の日程は、別記事をご参照ください。また、別の記事で、東京旧古河庭園東京椿山荘神戸相楽園京都無鄰菴大河内庭園二条城二の丸庭園高松栗林公園水前寺庭園山梨恵林寺庭園甲府常磐ホテルの庭園東京大熊庭園会津御薬園平泉毛越寺庭園遠山記念館、彦根城の玄宮楽々園、長浜の慶雲館、名古屋城の二の丸庭園、名古屋市内の白鳥庭園、同じく名古屋市内の徳川園、金沢兼六園新潟の旧齋藤家別邸等、も紹介しております(更新中あり))

毛越寺入口と御朱印
毛越寺入口と御朱印

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