田沢湖のたつこ像近辺

【はじめに:日本百景!日本一の水深を誇る田沢湖の基本情報】

数年前の夏休み(遅めの夏休みだったので、9月中旬)、東北の旅に出かけました。岩手、秋田、宮城を回る旅です(旅全体の日程は、別記事をご参照ください)その中で参らせて頂きました、秋田県仙北市にある、田沢湖を紹介させて頂きます

小学生の頃、日本史も好きでしたが、地理も好きだった私が、日本で一番深い湖」として、名前を覚えたのが田沢湖でした。東北地方に旅行や出張の機会がなかったので、田沢湖に参らせて頂くのは、長年の夢でした。

そんな田沢湖の概要からまずは、抑えて行きたいと思います。田沢湖は、Wikipedia によると、以下の様にあります。

”田沢湖(たざわこ)は、秋田県仙北市にある淡水湖。一級河川雄物川水系に属する。日本で最も深い湖であり、日本で19番目に広い湖沼である。その全域が田沢湖抱返り県立自然公園に指定されており、日本百景にも選ばれている景勝地である

https://ja.wikipedia.org/wiki/田沢湖

前日は、中尊寺毛越寺を含め、岩手の平泉を回り、翌日は秋田の角館に参るべく、夏瀬温泉に宿を取っていましたので途中にある田沢湖を経由した次第です。

平泉から田沢湖へは、東北自動車道で、盛岡まで行き、46号線をひたすら進んで行きました。高速も関東圏のそれと違って、車が少なかったので走りやすく、一般道に降りてからも、車が少なく、信号も少なく、快適なドライブを楽しみました。2時間程度の道のりだった認識ですが、あまり苦にならなかった事を記憶しています。

また、日本で一番深い湖とは認識していましたが(ちなみに、最大深度は423.4m。追加情報としては、世界で最も深いのは、バイカル湖で、最大深度は最大水深が1,634 – 1,741mらしいです)、広さもある事、また美しい自然が残ている事、実際に足を運び、実感致し、”日本で19番目に広い湖”、”日本百景”、と言うのも、納得できるものでした。

田沢湖について、湖を車で1周し、たつこ像(一番有名な「たつこ像」)の近くにあるお土産屋さんで、食料調達をし、夏瀬温泉に向かったのですが、途中、天候にも恵まれ、景色があまりにも、素晴らしいので、何度も車を止め、景色の写真を取ったり、湖のほとりまで下りて、自然を満喫しました。1周大体20㎞程らしいので、「湖の周りを自転車で回ると、気持ちいいだろうなー」、「大人ポタリングンには、最適なコースだなー」、と思いつつ、美しい湖と山々を眺めて、思った次第です。

【田沢湖の伝説とたつこ像:4体の「たつこ像」】

所で、有名な「たつこ像」、4体あるって、ご存じでしたか? 

実は、私達夫婦がお邪魔した際に、この情報は持っておらず、写真ある「最も有名なたつこ像」の写真だけを取って帰ってきてしまったのですが、本記事を書くにあたり、様々調べ物をしている時に、「実は、たつこ像は、4体ある」と言う情報を得た次第です。上記と同様の、Wikipedia のパートには、以下の様にあります。

”(略) 田沢湖の湖畔には辰子伝説にまつわる像が4体あり、漢槎宮近くにある舟越保武作の「たつこ像」の他に、湖の東岸にある「辰子観音」、北岸にある「姫観音像」、御座石神社境内にある「たつこ姫像」がある(略)”。

https://ja.wikipedia.org/wiki/田沢湖

本ページの写真は、『舟越保武作の「たつこ像」』と言う訳です。折角なので、たつこ伝説を、Wikipedia の力を借り、引用させて頂きますと、以下の様にあります。

”(略) 田沢湖周辺には、(イワナを食い)水をがぶ飲みして龍の体になった辰子と八郎がやがてめぐり合って夫婦になったという伝説がある。田沢湖のほとり神成村に辰子(略)という名の娘が暮らしていた。辰子は類いまれな美しい娘であったが、その美貌に自ら気付いた日を境に、いつの日か衰えていくであろうその若さと美しさを何とか保ちたいと願うようになる。辰子はその願いを胸に、村の背後の院内岳は大蔵観音に、百夜の願掛けをした。必死の願いに観音が応え、山深い泉の在処を辰子に示した。そのお告げの通り泉の水を辰子は飲んだが、急に激しい喉の渇きを覚え、しかもいくら水を飲んでも渇きは激しくなるばかりであった。狂奔する辰子の姿は、いつの間にか龍へと変化していった。自分の身に起こった報いを悟った辰子は、田沢湖に身を沈め、そこの主として暮らすようになった

辰子の母は、山に入ったまま帰らない辰子の身を案じ、やがて湖の畔で辰子と対面を果たした。辰子は変わらぬ姿で母を迎えたが、その実体は既に人ではなかった。悲しむ母が、別れを告げる辰子を想って投げた松明が、水に入ると魚の姿をとった。これが田沢湖のクニマスの始まりという。

北方の海沿いに、八郎潟という湖がある。ここは、やはり人間から龍へと姿を変えられた八郎太郎という龍が、ついの住み家と定めた湖であった。しかし八郎は、いつしか山の田沢湖の主・辰子にひかれ、辰子もその想いを受け容れた。それ以来八郎は辰子と共に田沢湖に暮らすようになり、主のいなくなった八郎潟は年を追うごとに浅くなり、主の増えた田沢湖は逆に冬も凍ることなくますます深くなったのだという(略)”

https://ja.wikipedia.org/wiki/田沢湖

「この伝説を認識しつつ、田沢湖1周20㎞を、たつこ像4体を巡りながら、ポタリングする」というプランも、大人ポタリング(散策)としては、面白い旅の企画でないかと思った次第です

4体のたつこ像のMap

  1. 舟越保武作の「たつこ像」https://goo.gl/maps/BysKUJKGF69QBkNM9 
  2. 東岸にある「「辰子観音」:https://goo.gl/maps/mzu8GRaZMCkHZMVW6 
  3. 北岸にある「姫観音像」:https://goo.gl/maps/ivG2mhkWUweUzBiS7 
  4. 御座石神社境内にある「たつこ姫像」:https://goo.gl/maps/SSJXkNmqQzUpZNBg7

【最後に:田沢湖はポタリングで、自然を満喫するのが、おすすめ】

写真で見て頂いた通りですが、こんなきれいな景色、中々見れるものではないと思いました。その中をドライブするのも、すがすがしいものですが、ポタリングの方がもっと自然を感じる事が出来るのでないかと思い、自転車を持ってこなかった事を後悔してしまいました。車で走った感じは、若干のアップダウンはある様ですが、基本平坦でしたようですし、自転車の方が、もっともっと自然を満喫できたと思います。

そして、4体の「たつこ像」。それぞれ、丁度良い間隔で、離れた場所にある様なので、これもまたポタリング向き。4体の「たつこ像」をマイルストーン的にめぐれば、更に田沢湖を満喫できると思った次第です。

車でも、十分楽しめるとは思いますが、ポタリングの方がより、自然を満喫し、田沢湖を楽しめると思うので、皆様も自転車に乗られる方は、ポタリングも検討してみては、いかがでしょうか? 

田沢湖のたつこ像近辺
田沢湖のたつこ像近辺

(若干道が狭い場所もあり、中には結構スピードを出して走る車もあったので、ポタリングの際は、お気を付けください・・・。また、旅全体の日程は、別記事をご参照ください。同様に、別記事にて、季節の花々や紅葉、街道・城跡・古墳と言った史跡、名建築や街中のオブジェ等、様々Topicに応じた、様々な地域のポタリング・散策情報を記載しています。”ポタリング” の タグから記事の一覧を参照できますので、是非こちらもご参照ください)

田沢湖Map

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