嵐山

【はじめに】

本日は、東武東上線の武蔵嵐山・小川町の大人散策・ポタリング情報をご紹介させて頂こうと思います。少しマイナーな感じはしますが、自然と歴史を感じ、地形もダイナミックなこちらのエリアは、非常に大人向きで、散策とポタリングには持って来いの場所です

季節毎に様々な表情を見せるこの場所は、私達夫婦には魅力的で、よく「武蔵嵐山⇔小川町」を遠回りしながら散策させて頂いております。また、武蔵嵐山も小川町も別記事で触れさせて頂きました「小京都」を名乗っている(いた?)様で、それぞれ異なった、趣のある場所です。「武蔵嵐山は、京都の嵐山の雰囲気に似ており」、「小川町は、京都の古い町並みを連想させる」と言うのが、小京都をそれぞれ名乗る(っていた?)理由であると、勝手な認識をしています。皆様がどう判断されるか、以下に、武蔵嵐山・小川町それぞれのスポットを、ハイキング的にコースをたどる形で、ご紹介致しますので、ご覧になってみて下さい。(本記事の内容は、一部別記事:鎌倉街道上道の散策、とかぶっていますので、散策・ポタリングコースによっては、こちらのページもご参照ください)

【武蔵嵐山・小川町のポタリング・散策スポット/コース】

本コースは、武蔵嵐山⇒小川町に遠回りしながらで、散策するコースになります。勿論反対で、小川町⇒武蔵嵐山でも可能ですし、自転車(ポタリング)でも、可能です。ただ一部、武蔵嵐山の山道は舗装されておらず、狭い場所もあるので、そこだけ配慮頂く必要があります事、予めご承知おき頂ければと思います。

⓪出発は、武蔵嵐山駅から

武蔵嵐山の駅を南に出て、そのまま南に進みます。別記事で触れました、川越児玉往還(川越街道の延長線上です)を超え、駅から1㎞程の場所に、稲荷塚古墳が出てきます。

①稲荷塚古墳

写真の通り、石室の内部が見れます。復元工事がなされているそうですが、石室内部が見れる古墳は中々ないと思います。そして注目するのが、この石。平らな石が綺麗に積まれている様子がよく見て取れます。この地域を歩いていると、石碑もこの様な平たい特徴的な石が良く使われており、たまに川越近辺でも見かけます。勝手な推察ですが、割谷遺跡の石もこの様な感じで、槻川にある岩を一枚一枚はぎとるとこの様な感じになると思うので(秩父長瀞の岩畳も同じ認識)、この地域の特徴で、その材料が川越児玉往還を通じて、川越近辺にも来ているのでないかと思った次第です。

②埼玉県立嵐山史跡の博物館・菅谷館跡

稲荷塚古墳から南に、254バイパスを超えた所に、博物館・菅谷館跡(比企城館跡群)が隣接してあります。さほど大きくはなく、展示物も少ない印象を持ちましたが、博物館の中には、甲冑や館跡の模型があり、これを拝見してから菅谷館跡に行くと、よくイメージが湧きます。土塁跡もしっかりあり、中々立派な館であった事が想像できると思います

③千手堂のアンモナイト

中々見つけられないかもしれませんし、恐らく一般のお宅の石垣なので、長居をしてはいけないと思いますし、あまり騒いでも行けないと思います。私達夫婦は、菅谷館跡から嵐山渓谷に向かう途中で、偶然見つけ、「えっ?」って感じでした。あまりにも綺麗なので、「オブジェじゃない?」と思い、でも写真を撮らせて頂き、家に戻り調べると、Google Mapにも記載されていました。本当の所はわかりませんが、道すがら皆様も探してみて下さい。でも、お住まいの方にご迷惑にならないように!

④嵐山渓谷・展望台・沈下橋

上記アンモナイトの先は、山道になり、この先に武蔵嵐山の原点があります。写真の通り、「嵐山町発祥の地」と言われている場所の様です。「京都の嵐山と景色が似ているから」との事で、この名前と「小京都」を名乗る原点が、ここにあると言う事の様です。

モミジ等の落葉樹が多くあり、紅葉の時期は、非常に綺麗な場所です。昔は、料理旅館もあった様ですが、今は展望台があるのみで、木々の成長とともに、この展望台からの眺望も木々に覆われている印象を持っています。しかし、川辺に降り、簡素な石の橋を見ていると確かに風情があり、中々大人好みのスポットだと思える次第です。(別記事で、「郷愁を誘う橋」にスポットを当てた記事も気さしていますので、そちらも併せてご参照ください)

⑤山道

山道に戻り、川の上流を目指す様に登って行くと、気持ちの良い、山道が続きます。眼下には、木々の合間から槻川が見え、それなりの高い場所を歩いている事が分かります。上記の展望台からは、1㎞もしないで、駐車場に出る事が出来ますので(おトイレもあります)、のんびりと散策してみて下さい。

⑥甌穴・石畳・板碑

駐車場から、川に沿って歩く事が出来ます。岩畳も見え、その中に甌穴も確認できます。西側の山地を挟んだ反対側が秩父・長瀞になるので、同じような地形的特徴があるのか、規模の違いはありますが、岩畳に関しては、同じような印象を持ちます。また、甌穴の中には、しっかりと石が残ってるものもあり、「この石が、この甌穴を作ったんだ!」と結構感動します。道端には、上記古墳の場所でも触れました、薄い平らな石の碑が所々にあり、なんとなく歴史を感じながら散策する事も出来ます。しばらく進むと、舗装の道に出て、少々狭い道で、車も通るので、お気を付けて散策・ポタリングしてください。

⑦下里の滝 (沈下橋と天皇行幸の碑)

上記の狭い道を抜け、開けた場所を左側に折れ、川に沿って進むと、下里の滝が出てきます。こちらには、槻川を渡っていく必要があり、現上皇様ご夫妻も行幸されたスポットの様です。しかし、この川を渡れるか否かは、運が必要です。写真の通り、水量が増え、飛び石橋が沈んでしまう事もあるからです。実際に見れるか否か運次第ですので、運試ししてみてはいかがでしょうか?

⑧石碑・石灯籠

この近辺には、上記にも記載しました、平たい石を利用した石碑をよく見かけます。また、立派な石灯籠(?)も見る事が出来ます。理由はわかりませんが、景色に溶け込んだ、印象を持つ事が出来、興味深い景色になっています。

⑨青山板碑政策遺跡・割谷遺跡

実際に見て頂くとご理解いただけると思いますが、この場所が、正に「平たい石碑の原点だ!」と思えるスポットです。多くの平らな石が、散乱しています

⑩小川小学校 下里分校

割谷遺跡を出て、大きな通りを左に進み、槻川を再度渡ったすぐの所を、右に曲がります。しばらく進むと、小川小学校 下里分校が出てきます。カフェもあり、小腹を満たすには、丁度良い場所だと思うと同時に、昔の校舎・校庭も残っており、なんか懐かしいスポットです。直ぐに、槻川の川岸にも出れるので、周辺も含め、見てみて下さい。

⑪西光寺

下里分校を出て、再度川を渡り、散策し、そして再度川を渡った先(大寺橋)にあります。中々立派なお寺で、手入れの行き届いた植栽が素敵なお寺ですので、是非立ち寄ってみて下さい。

⑫カタクリとオオムラサキの林 展示館兼休憩所

出身地の北杜市は、「国蝶オオムラサキの里」と言い張っている所で、「オオムラサキ遊歩道」なる物もあり、散策を楽しむ事が出来ます(別記事参照)。その為、この「オオムラサキ」の文字にひかれ、訪れたスポットです。散策の休憩地には、丁度良い気持ちの良い場所で、カタクリを始め、季節の野花も見れるので、訪れてみて下さい

詳細マップ:https://goo.gl/maps/nvtdAvspiz1ZVddg9

⑬槻川の川沿い散策

カタクリとオオムラサキの林 展示館兼休憩所を出て、すぐに、再度槻川を渡る事が出来ます。川沿いを歩けますので、流れを身近に感じながら、夏は気持ちの良い風を感じながら散策できるコースです

⑭女郎うなぎ福助

川沿いを散策し、飯能寄居線辺りまで来たら、小川町の駅方面に方向を変えます。もう少し散策しても構いませんが、この辺りからのアクセスが、福助には近いです。昔は旅館を営んでいた様で、歴史のある建物が、ノスタルジーを感じさせてくれ、嵐山と違って、「この歴史感が、小川町が小京都を名乗った理由か!」と感じると思いますます。名物の女郎うなぎは絶品。「ウナギのおいしさ」を感じる事が出来ます。予約なしでは、かなり厳しいと思うので、予約必要と思っていただいた方が良いと思います。

⑮割烹 二葉

こちらは、福助よりも、もう少し小川町の駅側にあります。こちらでは、庭園を見ながら食事ができ、豪華と言うより優雅な空間で、こちらも福助とは違った意味で「小川町が小京都を名乗る理由の一つ」と思うのでないかと思います。有名なのは、「忠七めし」ですが、会席には、忠七めしが基本付く認識ですので、会席を楽しむ気持ちで、お伺いすべきかと思います。(ウナギもあります!)

【最後に】

以上が、コースご紹介になります。私達夫婦は、自宅のある川越から、東武東上線で近い事もあり、よくこのコースを参らせて頂きます。季節ごとに、紅葉や田園の風景なども楽しめるコースで、四季折々の楽しみがあるのも、魅力の一つです。皆様も機会がありますれば、ちがった印象ですが、小京都と言われるこの、武蔵嵐山・小川町に脚を運んで見てはいかがでしょうか?

以下、Googleマイプレイス(マイマップ)で作成した地図を、アプリ・GogleMpsで、位置情報をONにしてスマホでご利用頂くと、紹介したスポットを、自身の位置確認しつつ大人散策する事が出来ます!

TOP Pageへ or ブログ内関連情報タグ一覧へ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA