吹屋 大人散策

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【はじめに】

こちらのページでは、「本ブログ別記事で紹介いたしました『現存12天守唯一の山城 & 日本三大山城備中松山城』の登城に併せて訪問させて頂きました同じ岡山・高梁の『ベンガラの街として有名な “吹屋” における大人散策』を紹介」させて頂こうと思います。

別記事で紹介させて頂きまた「備中松山城」「雲海に浮かぶ天空の城」として有名ですが、2024年9月、お邪魔させて頂く事がきました! 残念ながら「雲海に浮かぶ天空の城」を拝見する事は出来ず、9月にもかかわらず、35度くらいの暑さの中の登城となりましたが、さすが『現存12天守唯一の山城 & 日本三大山城備中松山城』で、圧巻のお姿。大満足の訪問となった次第です。その時に撮影した写真を含め「備中松山城大人散策の様子」を以下、共有致します!

(尚、今回の「備中松山城の大人散策」は、「姫路・岡山を巡る5泊6日の旅」の中でお邪魔させて頂きました。つまり、世界遺産 & 国宝・姫路城」・「姫路城お隣の庭園群・好古園」・「姫路でのお宿・モントレ姫路」・「唯一の山城の現存天守・備中松山城」・「ベンガラの街並みが魅力の吹屋での大人散策」・「備中松山での拠点宿で、一軒貸しのお宿天籟」・「白壁の街並みが魅力の倉敷美観地区の大人散策」・「日本三名園に数えられる岡山後楽園」・「宇喜多氏・小早川氏・池田氏の居城として有名な形岡山城」・「岡山での拠点宿・吉備の湯ドーミーイン岡山・「岡山のおすすめレストラン:焼肉ダイニング HACHIYA」等も記載して折りますので併せてご参照頂けますと幸いです)

【「吹屋」とは?】

まずは「吹屋」に付きその概要を Wikipedia の力を借り調べてみますと、以下の様にあります。

吹屋(ふきや)は、岡山県高梁市成羽町にある地区である。金属を精錬・鋳造する職業や職人、およびその細工場を吹屋と呼ばれていた。
石州瓦とベンガラ漆喰壁の赤い町並みで知られ、歴史的町並みの残る6.4ヘクタールの範囲が重要伝統的建造物群保存地区として選定されている (略)

概要
元は1955年(昭和30年)まで存在した川上郡吹屋町(現在の高梁市成羽町吹屋・同坂本・同中野)であり、標高550mの高原地帯に位置する。
江戸時代中期頃より、幕領地として吹屋銅山を中心とする鉱山町へと発展した。幕末頃から明治時代にかけては、銅鉱とともに硫化鉄鉱石を酸化・還元させて人造的に製造したベンガラ(酸化第二鉄)における日本唯一の巨大産地として繁栄を極めた。主に美術工芸用の磁器の絵付け・漆器、神社仏閣のベンガラ外壁塗装に多用された。最盛期には銅山で働く従業員数が1200人にのぼる。山間に忽然と存在する吹屋集落のベンガラ格子と石州瓦による赤褐色の重厚な商家の町並みが昔日の繁栄を象徴している
吹屋集落の町並保存地区や中野地区、坂本地区、下谷地区は1974年(昭和49年)に岡山県の「ふるさと村」に指定された。また、1977年(昭和52年)には岡山県下初の国の重要伝統的建造物群保存地区として選定され、現在は周遊型観光ができる産業遺産である。各観光施設が点在しており、駐車場スペースが広く、待ち時間もなく、自然を楽しみながらゆったりと見学できるのが特徴。里山の固有の文化が残る大変貴重な美集落である。備中神楽や渡り拍子など伝統的祭事にも保存伝承に力を入れ、日本最古の木造小学校であった旧吹屋小学校がある (略)

建造物・施設
■吹屋地区
旧片山家住宅(国の重要文化財) – 江戸時代後期築の商家、主屋と付属屋計5棟が国の重要文化財に指定されている (略)
吹屋ふるさと村郷土館 – 1879年(明治12年)築の商家。妻入、入母屋造、石州本焼瓦葺。
吹屋資料館 – 明治中期頃の建築。旧吹屋町役場 (略)
山神社 – 1874年(明治7年)に岩崎弥太郎が寄進した三菱マークの玉垣が現存する。
高梁市立吹屋小学校 – 1899年(明治32年)竣工(東校舎・西校舎、木造平屋建)と1909年(明治42年)竣工(本館、木造2階建)という日本最古の木造校舎だった (略)

■坂本地区
西江邸 – 幕府代官御用所としてまた、ベンガラ産業の中心的役割として地域のランドマークとなっていた (略)

■中野地区
広兼邸 – 旧庄屋の邸宅。映画「八つ墓村」のロケで使用された。
・ベンガラ館 – 明治時代のベンガラ工場を再現している (略)
・笹畝坑道 – 大正時代に閉山となった銅山の坑道を整備し、観光坑道となっている。
・金精神社 (略)

■下谷地区
延命寺   (略)

https://ja.wikipedia.org/wiki/吹屋

つまり「吹屋」は、

江戸時代中期頃より、幕領地として吹屋銅山を中心とする鉱山町へと発展した地区」で、幕末頃から明治時代にかけては、銅鉱とともに硫化鉄鉱石を酸化・還元させて人造的に製造したベンガラ(酸化第二鉄)の日本唯一の巨大産地として繁栄を極めた地区」でもあり、現在では、ベンガラ格子と石州瓦による赤褐色の重厚な商家の町並みが昔日の繁栄を象徴しており歴史的町並みの残る『重要伝統的建造物群保存地区』として選定されている岡山県高梁市にある地区」であり、「旧片山家住宅(国の重要文化財)・高梁市立吹屋小学校(1909年竣工という日本最古の木造校舎)等がある『吹屋地区』」、「西江邸 等がある『坂本地区』」、「広兼邸・笹畝坑道 等がある『中野地区』」、「延命寺等がある『下谷地区』」がある

と理解した次第です。

【「ベンガラの街・吹屋」を大人散策!】

上記「吹屋」に付き、概要を抑えさせて頂きましたので、こちらの段落では、実際の「ベンガラの街・吹屋」における大人散策情報を共有させて頂きます。

私達夫婦の場合、この日のスケジュールは、高梁での宿泊先である「天籟」を9時半位にチェックアウトし、備中高梁駅の近くで10時過ぎにレンタカーを借りて「吹屋」に参り大人散策を遂行して、その後備中高梁に戻ってレンタカーを返却し、備中高梁駅から15時過ぎの特急やくもで岡山駅に移動(16時前着)した次第です。つまり、備中高梁駅付近でレンタカーを借りてから返すまでの時間は、TOTALで約5時間程度」を想定していた次第で、「備中高梁~吹屋の往復で2時間(=片道1時間)」とすると、「吹屋での滞在時間は3時間」と言ったスケジュールを組んだ次第です。言い換えますと、上記の通り、「吹屋」には、いくつか地区がある様ですが、「全ては回り切れないと思い、『①吹屋地区(旧吹屋小学校含む)・②下谷地区の延命寺・③中野地区の広兼邸』に絞って大人散策を遂行」した次第です。初めての場所でしたので、少々不安もありましたが、余裕が有り過ぎる訳でもなく、しかしギリギリでもない、中々絶妙な時間割だった感じでした。以下にそれぞれ紹介いたします。

■『ジャパンレッド』発祥の地;ベンガラの街・吹屋の街並みを満喫!

備中高梁駅付近でれレンタカーを借り、1時間弱移動して「吹屋ふるさと村 下町駐車場」に車を停め、吹屋における大人散策を開始しました。駐車場から、歩行者専用の坂道があり、そこを進むと吹屋の街並みの通りに出れました。「林家」・「未来電話 お一人休憩用(昔の電話BOX?;電話もありましたが使えるか否かは不明)」・「麻田百貨店」・「吹屋郵便局」・「長尾醤油酒店」・「吹屋ふるさと村郷土館」・「旧片山家住宅」・「べんがら屋」・「大河家」・「吹屋資料館(旧吹屋町役場)」と一部内部も拝見しつつ、基本は街並みを楽しみつつ大人散策をさせて頂きました。歴史と重厚感を感じる街並みであると同時に、石州瓦を被ったベンガラ色の街並みは、独特の雰囲気をまとっているにも関わらず、懐かしさも感じるもので「日本人であれば心地よさを感じる空間のはず!」と思った次第です。

そして「吹屋資料館(旧吹屋町役場)」までくると、お隣に「山神社」への参道(階段)がありましたので、そこ登りまずは社殿でご挨拶をして、高い場所にある境内から見渡すと「石州瓦の街並みを高い所から拝見」する事が出来ました(「石州瓦ってこんなに綺麗なんだ…」と思った次第です)。その後神社を失礼し、「油木家」「最上稲荷」を拝見し、Uターン。再び「べんがら屋」付近まで戻ってくると、道が Y路地になっており、「丁度高い位置から吹屋の道を眺める事が出来るスポット」と気付いた次第です。つまり「吹屋の雰囲気満載の撮影スポット」と思った訳で、何枚か写真を撮影し、その Y路地を「高草八幡神社」の方に歩を進めました。するとそこには「千枚駐車場」があり、「ここにも駐車場あったんだ…」と思いつつ、広めの道を下っていって、「天開道大神宮」を拝見し、吹屋の通りに戻って、「旧吹屋小学校」に向かいました。

大規模な街並みと言う訳ではないと思いますが、「独自の雰囲気の中にも懐かしさとレトロ感を感じる、でも重厚な街並みは、『お伺いできてよかった!』と素直に思える街並み」だった次第です。

ベンガラの街・吹屋における主役は「旧吹屋小学校(個人的な印象ですが…)

吹屋の通りの丁度中間付近にある「北側に登る坂道」を進むと、5分もしないで「旧吹屋小学校」に着きました。外観は「ホントに歴史を感じる昔の学校」と言った感じの建造物で、第一印象は「木造校舎に石州瓦を被ったお姿がなんとも独特で魅力的」と思った次第です。その校舎の外観を様々な角度から拝見した後、内部にお邪魔すると、改築されて真新しくなってしまった部分もありますが、その歴史を感じる部分もあり、特に教室を再現した空間」や「昔の学校の雰囲気を残した廊下」、「講堂」は、自身の経験には無いにも関わらず、懐かしさを感じる空間で、併せて「卒業記念の製作物」の展示を拝見すると、涙があふれてきてしまう程懐かしさを感じてしまった次第です…。

ホント不思議なもので、自身が通っていた小学校とは全く違いますし、こんな歴史ある校舎に通った事は無いにも関わらず、懐かしさを感じ、涙してしまう…。年を取ってしまった証拠かもしれませんが、「これが日本人のDNAを持ているという事なんだろうか…」と思いつつ小学校を後にし、吹屋の通りに戻って、一部拝見できていなかった通りを「吹屋の紅や」付近まで拝見し、駐車場に戻って、次の目的地である「延命寺」を目指した次第です。

■「延命寺」・「広兼邸」もおすすめ!(個人的な印象ですが…)

下町駐車場」に戻り、次に目指したのは「延命寺」。「車での移動であれば、10分しないで移動できるはず」でしたが、道を間違えてしまい、少し行ったり来たりしてしまったので、一瞬諦めかけましたが、30分近くかかって何とかたどり着きました(舗装されていても山道なので、1本間違えるとちょっとパニックになってしまった感じです)。ただ、延命寺の山門」は、そんなサイズはありませんが、風格があり、手の込んだもので、「拝見できてよかった」と思えるも社殿・鐘楼・手水所の瓦は、赤い石州瓦?なのか独特の雰囲気を感じられる空間だった次第です。

「延命寺」で「山門」を拝見した後は、再度車で「広兼邸」を目指します「延命寺」へ参る際、ちょっと失敗したので、今度はナビを設定して向かうと、15分位でスムーズに行けた次第です(途中「笹畝坑道」「金精神社」の看板が見えました)。「広兼邸」に着く直前、「圧巻の石垣」が目に飛び込んできて、「あっ、あれが広兼邸ね…」とすぐに認識出来た次第です。「広兼邸」を今回のコースに入れた最大の理由は「すごい石垣があるみたい」と言う事からでした。「その期待を裏切らない」と言うより「それ以上の石垣」は、はっきり言ってお城の石垣です。圧巻のサイズと石組みをじっくりと拝見させて頂き、坂道を登って内部にお邪魔させて頂きました。

駐車場に車を停め、まずは「圧巻の石垣をじっくり拝見。その後、「見張り役の人が快適に過ごせる程の部屋を持った門」をくぐり、中にお邪魔すると御殿とも思える「母屋(江戸期)」が目の前にあります。そこで入館受付をして、内部を拝見。「母屋」に加え「離れ(大正期)」「土蔵」「長屋」があり、お庭には「水琴窟」もあり、「母屋」「離れ」等の内部には入れませんでしたが、外からしっかりと見学でき、見ごたえ十分な物でした。見学を終え、「門」から出るとその高さも圧巻で、「広兼家ってすごい財力だったんだな…」と、しみじみ感じてしまった次第です。

その後、広兼邸を後にして、備中高梁に1時間弱かけて車で戻り、レンタカーを返却。備中高田駅・15時過ぎの特急やくもで、次の宿泊予定地・岡山駅近くの「吉備の湯ドーミーイン岡山」を目指した次第です。

【最後に】

以上が、本ブログ別記事で紹介いたしました『現存12天守唯一の山城 & 日本三大山城備中松山城』の登城に併せて訪問させて頂きました同じ岡山・高梁の『ベンガラの街として有名な “吹屋” における大人散策』を紹介させて頂いた内容になります。

ちなみに吹屋では、「スープカレーの店 つくし」で、昼食を取ろうと思っていましたが、定休日であったらしく、食事をする事が出来なかった為、この日はランチを食べそびれてしまいました。しかし一方では、もしランチを頂戴していたら、15時過ぎの電車@備中高梁駅に間に合わなかったと思うので、「ランチに関しては、ツキが無かった」のですが、「移動に関してはツキがあった」と言う感じだった次第です…。逆に言うと、「3時間の観光@吹屋」の想定ではなく、備中岡山駅の電車を16時過ぎにして「4時間の観光/ランチ@吹屋」の方がプランニング的には正解だったと思った次第です(延命寺の前で、道に迷わなければ、15時過ぎの電車でも間に合った可能性ありますが…)。

尚、こちらの「ベンガラの街として有名な “吹屋” における大人散策」の行程は上記の感じですが、今少し広い視野の「姫路・岡山を巡る5泊6日の旅の全体図」で記載しますと、以下の旅の行程の中でお邪魔させて頂きました。岡山の高梁でお邪魔した「備中松山城」や「石火矢町 ふるさと村」・「ベンガラの街・吹屋」・「天籟での宿泊」は勿論、その他のスポットも大変すばらしく、非常に満足できる旅になった次第ですので、併せてご参照頂き、皆様の旅のプランニングにおける参考になれば幸いと思って折ります!

  • 初日:自宅のある川越を出発し、新幹線で姫路駅まで行った後、姫路城にお邪魔した後、好古園にもお邪魔して、ホテルモントレ姫路に1泊
  • 2日目:ホテルモントレ姫路 を出発し、姫路駅から備中松山駅に移動した後、備中松山城の城下町付近を巡って、備中松山城の登城口近くにある天籟に2泊目
  • 3日目:天籟を出発し、備中松山城に徒歩で登城し、天籟に戻って3泊目
  • 4日目:天籟を出発し、レンタカーを借りて吹屋の街並みを大人散策して、備中高梁に戻り、備中高梁駅から岡山駅へ移動して、焼肉ダイニング HACHIYAで夕食を頂き、吉備の湯ドーミーイン岡山で4泊目
  • 5日目:吉備の湯ドーミーイン岡山を出発し、岡山駅から倉敷駅に移動した後、午前中に倉敷の街並みで大人散策を楽しんで、午後には岡山駅にもどり、更に岡山後楽園と岡山城を巡った後、吉備の湯ドーミーイン岡山に戻って5泊目
  • 6日目:予備日として想定していましたが、つつがなく予定を遂行できましたので、朝からお宿の温泉を楽しみ、12時前に吉備の湯ドーミーイン岡山をチェックアットして、昼食を食べて、岡山駅から新幹線で川越に帰宅

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