備中松山城

【はじめに】

こちらのページでは、現存12天守唯一の山城・備中松山城を、周囲の大人観光スポット含め、大人散策をプランニング」させて頂こうと思います

つまり、実はまだ、備中松山城には、残念ながら訪問できていないのです…。その為、こちらのページでは、まだお邪魔した事がない、備中松山城を訪問させて頂くにあたり(いつになるかは不明ですが…)、備中松山城とその周辺における見所や周囲の大人散策情報をリサーチさせて頂き、皆様と共有させて頂こうと思った次第です。

まずは、いつも通りお城に関する題材の際の連想ゲームから入らせて頂きます。皆様は、「備中松山城」と聞くと、何を連想されますでしょうか? 私の場合は、以下の感じです。

山城と言うと、戦国期のお城と思ってしまいますが、こちらの備中松山城は「江戸期を通じて生き残った珍しい分類の山城」と理解しており、これが現存12天守として残っている事、歴史ファンとしては、嬉しい限りだと思います。しかも、この備中松山城は、「雲海に浮かぶ『天空の城』」としても有名です。「江戸期の初めから中頃にかけて改修された天守」と理解しておりますので、と言う事は江戸の時代からある天空の城」と思ってしまった次第です。こんな個性的なお城は、中々無いと、連想ゲームをしつつ、改めて感じ入ってしまいました。

こちらのページでは、そんな「個性的で、独創的な備中松山城の大人散策情報を、周囲の大人観光スポットと併せ、今後の訪問に向けて調査し、その内容を共有」させて頂きます

【備中松山城の概要】

まずは、備中松山城の概要を抑えるべく、Wikipedia の力を借りますと、以下の様にあります(引用の後に、箇条書きでポイントまとめてます)。

松山城(まつやまじょう)は、岡山県高梁市内山下にあった日本の城(山城)である。別名、高梁城(たかはしじょう)。各地にある同名の城との混同を避けるため、一般的には備中松山城(びっちゅうまつやまじょう)と呼ぶことが多い。日本100名城の一つ。現存天守12城の一つでもあり、この中で唯一の山城である (略)

概要

城のある臥牛山(松山)は4つの峰からなり、小松山に本丸・二の丸・三の丸が階段状に配され、大松山、天神の丸、前山にも遺構がある。海抜約430mの臥牛山小松山山頂の本丸へは、麓の城下町から約1,500m、1時間ほどの道のりがある。この城は戦に備えて建設された「詰の城」であり通常はあまり使われていなかったと思われる

江戸期の備中松山藩時代は山城で不便なため、山麓の城下町に「御根小屋」と呼ばれる藩主の御殿と家来の武家屋敷群を構え、そこで藩の政務を行った。現在、御根小屋の跡地は岡山県立高梁高等学校となっている (略)

城跡が国の史跡に指定され、江戸時代に建造された天守、二重櫓、土塀の一部が重要文化財に指定されている。そのほかに石垣、復元された櫓、門、土塀が現存する日本三大山城の一つとされる。

天守

松山城の天守は、構造などは不明であるが毛利氏時代から、小堀氏が城番で入城する慶長の間にはすでに存在していたと考えられている現在見られる天守は、天和元年(1681年)に2代水谷勝宗が造営したとされるが、慶長5年(1600年)に小堀政次、政一が建てたものを、2代水谷勝宗が改修し、現在のような姿になったともいわれる

現存する天守は、2層2階で、西面に半地下のようにして付櫓(廊下)が附属する複合式望楼型天守である。現在は西面に附属する付櫓(廊下)に開けられた出入り口から入ることができるが、当初は、八の平櫓から渡櫓を経て天守へ至った。また天守に通じる石段は、敵の侵入を遅らせるために、直角に曲げられている (略)

外観は、建物高さが約11mほどで現存する12か所の天守の内では最も小規模であるが、12か所の内では最も高所にある。腰板張りで1重目の唐破風出窓や2重目の折れ曲がり出窓など、縦連子窓を多用し、1重目屋根には、西面に千鳥破風、北面・東面に入母屋破風、南面に向唐破風が付けられている (略)

問題点

石垣崩落の危険性

大手門跡の後方にそそり立つ巨岩と、その上に載る厩曲輪石垣は圧巻である。しかしながら、巨岩の割れ目に貫入した樹木の成長により、割れ目が次第に大きくなっている。更に巨岩の上に載る石垣の重みで岩のズレを生じている。これらの影響で上部の石垣が変形しつつあり、将来崩落する危険を孕んでいる (略)

獣害

臥牛山には野生の猿が生息しており建造物に登り壁や瓦を破損させるなどの被害が出ていた。このため平成の復元整備の際に、主要建造物の周囲に高圧電線の柵を張り巡らせ侵入を防止する対策を施している (略)

雲海

竹田城(兵庫県)のように時期や条件などが合えば雲海に浮かぶ姿が見られ、その姿は天空の城と称される。本丸とは離れた位置にある雲海展望台(雲海に浮かぶ備中松山城を望む展望台)から見ることができる

時期:9月下旬から4月上旬の早朝、特に10月下旬から12月上旬は可能性が高い。12月から2月末までは積雪になる事もあるので注意。時間は明け方から午前8時頃まで。
条件:風がなく、よく晴れて、寒暖差(前日の日中と当日朝の気温差)が大きい事。現地の濃霧注意報などを参考にする事 (略)

交通アクセス

本丸

標高87mのところに松山城登山口バス停、標高196mに城見橋公園駐車場(110台、駐車無料)、標高291mにふいご峠駐車場(14台、駐車無料)がある。

土日祝日及び観光シーズンの平日は、城見橋公園(城まちステーション)⇔ふいご峠の間をシャトルバスが運行しており、同区間において自家用車は通行禁止となる。そのため、自家用車は城見橋公園で駐車後、シャトルバスに乗り換えてふいご峠まで行くことになる。シャトルバス運行期間外は自家用車でふいご峠まで行くことができる。

徒歩での天守までの所要時間は、ふいご峠からは約20分、城見橋公園からは約40分、松山城登山口バス停からは約50分、備中高梁駅からは約90分  (略)

雲海展望台

備中松山城雲海展望台(雲海に浮かぶ備中松山城を望む展望台)の位置は、備中松山城の臥牛山とは別の山にあるため、備中松山城とは違う道を通ることになる。賀陽ICから車で約10分と近く、国道484号の高梁市松山地内から市道を入り約3.7km先に位置する。展望台付近に駐車スペースがあるものの台数が非常に少なく、混雑期は付近の路上へ縦列駐車を行う必要がある (略)

雲海展望台観光乗合タクシー : 前日17:00までに高梁市観光案内所(高梁市複合施設2階)へ要予約。10月~3月の早朝2便。備中高梁駅からの送迎と、雲海展望台の見学を含めた、所要時間約70分のコース。(1人3,000円)
徒歩では備中高梁駅から約3時間(12km)のため、推奨されない (略)

https://ja.wikipedia.org/wiki/松山城_(備中国)

少々引用が長くなってしまいましたので、以下にポイントをまとめます

  • (備中)松山城は、別名、高梁城ともいい、各地にある同名の城との混同を避けるため、一般的には備中松山城と呼ぶことが多い (川越のおとなり、東松山にも松山城(武蔵国)があります)
  • 日本100名城の一つで、現存天守12城の一つでもあり、この中で唯一の山城
  • 現存12天守の中では最も小規模であるが、その12か所の内では最も高所にある
  • 江戸期の初め(1681年?)には、現在の姿の天守が存在していたと言われる
  • 現存する山城ではあるが、江戸期には、(やはり不便だったようで)麓に武家屋敷群を構え、そこで藩の政務を行った様子
  • 山城特有の問題もある(猿等の獣害や木々の成長に伴う石垣への影響等)
  • 天空の城」とも言われ、運が良ければ「雲海に浮かぶ天守」を見る事が出来る
  • ただし、「雲海に浮かぶ天守」が見れる「雲海展望台」と「天守(=本丸)」は、勿論別の場所にあり、それぞれ事前調査の上、アクセスする必要がありそう

現存12天守の中で唯一の山城であり、現存12天守の中で最も小規模だが最も高所にあっる天守であり、天空の城であり、江戸期はお城でなく城下町で基本政務を行い、害獣被害に悩むお城が「備中松山城」と理解させて頂きました。現存12天守の中でも、かなり異彩を放つお城だと理解する事が出来ると思いますし、「見学するのにそれなりの努力が必要なお城」とも理解させて頂いた次第です。しかし、上記引用の写真(備中松山城の遠望)を見せられてしまうと、「必ず自分の目で拝見したい!」と強く思ってしまうお城で「大人散策のし甲斐がある」とも思った次第です。

【備中松山城の周囲を含めた見所】

上記、概要を抑えさせて頂きました備中松山城ですが、こちらのパートでは、その見所を、周囲の情報と併せて見て行きたいと思います。

上記、引用いたしましたWikipediaの内容から推察するに、備中松山城における大人散策のポイントは、以下だと認識しました。

備中松山城の見所

  • 現存天守:これは絶対に外れないと思います!
  • 現存する二重櫓:これも現存と聞くと外してはいけないポイントと理解しました
  • 現存する石垣:写真を拝見する限り「乱積/打込接」の石垣がメインに思えましたので、城内の大人散策でじっくり楽しみたいと思いました
  • そして出来る事なら「雲海に浮かぶ天空の城」も、神頼みをしつつ挑戦すべきと、強く思った次第です!

雲海に浮かぶ天空の城」を拝見するには?』とGoogle Map を眺めていると、(上記Wikipediaの引用にもありますが)備中松山城の麓・備中高梁駅の周囲に武家屋敷や美し庭園を備えた寺院等も発見致しました。そちらに関しても、以下に、(非常に簡単ではありますが)共有致します。

石火矢町 ふるさと村

備中松山城の麓・備中高梁駅の周囲は、歴史情緒の残る「石火矢町 ふるさと村」と呼ばれるエリアがある様で、旧武家屋敷も公開されている様です。

天柱山 頼久寺

同じく、備中松山城の麓・備中高梁駅の周囲には、「頼久寺」と言う寺院もあり、こちらには、なんとも美しい庭園がある様です。

■吹屋ふるさと村

そして更に、高梁市のHP(https://www.city.takahashi.lg.jp/life/3/)を拝見している際に見つけてしまったのは「吹屋ふるさと村」。ベンガラに彩られた街並みの事は存じておりましたが、まさか備中松山城と同じ高梁市にあるとは存じ上げず、思わず「ここにあるんだ!」と興奮してしまいました…。それなりの距離がある様ですが、備中松山城にお邪魔するのであれば、吹屋ふるさと村」は「素通り出来ない大人散策スポット」と思ってしまった次第です。

【最後に】

以上が、現存12天守唯一の山城・備中松山城を、周囲の大人観光スポット含め、大人散策をプランニング」させて頂いた内容になります

そして最後に、最下部のGoogle My Mapで作成した地図と共に、ご参照頂ければと思いますが、「これらの大人観光スポットをどの様に回るか?」に付き記載いたしたく存じます。

実際に地図に落としてみて思った事は、「① 1日で回る事はちょっと厳しいかも…」、「② 折角、岡山まで足を延ばすなら、備中松山城だけではなく、(別記事でも紹介している)岡山城+岡山後楽 & 倉敷の街並みにも行くべき」といったことです。これを踏まえ、以下のスケジューリングで行けるのでないか、と思いました。かなり、気合を入れて臨まなければならない旅になりそうです…。

■初日

私達夫婦の居住地である川越から、高梁市へ移動し、その日のうちに出来る限り、備中高梁駅・周囲の「石火矢町 ふるさと村」・「頼久寺」の大人散策を実施 (備中高梁駅付近で宿泊)

■2日目

朝一で、備中高梁駅からタクシーで、雲海展望台に行き(できれば「雲海に浮かぶ『天空の城』」を拝見した後)、ハイキングで備中松山城を目指す(ハイキングコースがある様です)。その後、同じくハイキングで、麓の備中高梁駅まで戻り、(前日の進捗次第ですが)「石火矢町 ふるさと村」・「頼久寺」を大人散策 (備中高梁駅付近で宿泊)

■3日目

朝一で、レンタカーをお借りし、「吹屋ふるさと村」へ参り、大人散策を楽しんだ後、備中高梁駅まで戻って、すぐに倉敷に電車で移動。倉敷到着後、倉敷の街並みを出来る限り楽しむ (倉敷市駅付近で宿泊)

■4日目

(前日の進捗次第ですが)朝一で、倉敷の街並みを楽しみ、午後一位で岡山に移動し、岡山城・後楽園を大人散策する (岡山駅付近で宿泊)

■5日目

(同様に前日の進捗次第ですが)朝一で、岡山城・後楽園を楽しみ、午後川越むけて帰宅 (or ここまで来たらもう一泊延ばして、「姫路城に行く」と言うのも良いかもしれません…)

かなり壮大なプランになってしまいましたが、一番効率的に回る事が出来るルートでないかと思った次第です(雨が降ってしまった際は、一巻の終わりですが…)。壮大なプランですので、いつ実現できるか不明ですが、是非とも脚を延ばし、個性的な備中松山城の雄姿を拝見し、その地域における大人散策を堪能したいと思っておりますので、実施の暁には、本ブログにてご報告したいと思います!

尚、本ブログ別記事で、日本100名城や続日本100名城国宝5城現存12天守現存4御殿等のお城の分類と共に、姫路城彦根城松本城松江城川越城二条城熊本城高知城掛川城小諸城等々50以上のお城についても情報発信しており、以下一覧表の画像をクリック頂くとダウンロードされたPDFファイルより、リンクで各分類/各お城の個別ページにアクセスできますので、併せてご参照頂けますと幸いです。

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