【掛川城から何を連想されますか?:基本情報】
今回は、静岡県掛川市にある、掛川城を取り上げさせて頂きます。
いきなりですが、皆さんは、掛川城と言うと、何を連想れるでしょうか?(上記写真は、掛川城天守と天守からの眺め)
私は、以下の感じです。
- 現存する4つの御殿のうちの一つがある (他の3つについても、別記事で記載中 川越本丸御殿、二条城、高知城)
- 新幹線から、E席に乗っていると見える
- 関ヶ原の合戦の前、山内一豊が徳川家康に、掛川城を献上し、家康のおぼえめでたく、関ヶ原の後、土佐20万石を拝領した
- その後、一豊が築城した高知城にも、現存御殿の一つがあり、天守も現存している
- その関係で、現在再建されている天守は、高知城をモデルにしている(元々は、掛川城を参考に高知城を築城したらしい…)
と、こんな感じでしょうか。




【掛川城は、現存する御殿が最大の見所】
皆さんの連想もあると思いますが、早速、日本に現存する4つの”御殿”のうちの1つである、御殿と掛川城、その物を中心に、周辺情報も含め、ご紹介をいたします。また予め、以下に参考にさせて頂きました、現存御殿の情報と、この話題に併せて語られる、現存12天守の情報につき、リンクを共有させて頂きます。
(現存御殿の情報 / Information of the 4 palaces:https://kojodan.jp/badge/26/、現存12天守の情報 / Information of the 12 castle towers : https://heiwa-ga-ichiban.jp/oshiro/)



【天守】
掛川城は、実際に現地に行ってみると、以外と高台に天守はあり、眺めはよかった場所にありました。新幹線から見える掛川城は、「若干の高台」くらいのイメージだったので、それよりは、高さがあったので、意外な印象を受けました。また、内部は、復元天守なのですが、木造で、しっかりと作られています。いくつか展示物もあり、天守閣まで登ることが出来ます。ただ、残念ながらこれといった特徴を感じることなく(不勉強だったのかも…、まだ大人になり切れていないのかも、と思いつつ)、最大の目的である、御殿の方に、早々に移動してしまいました。




【御殿】
御殿は、派手さはありませんし、広くもありませんが、確かに立派なものです。
江戸も終わりの頃に再建されていると思うので、150年くらいたっている為なのか、良いオーラを出し続けているのだろと思いました。柱と材料もしっかりした部材で作られ、さりげない金具や板の彫刻(家紋をあしらったのもの?)等、こういった細部まで手が入っている事も良いオーラを出している理由なのだとも思いました。見学させて頂いている際、「さすが、現存4御殿の1つ」と改めて思った事、記憶しております。
また、お城の方もそうでしたが、御殿の方も展示物は、「丸に三つ葉柏」の家紋に代表される、山内家にかかわる物が多く、やはり、「大河ドラマの影響は強いんだなー」と改めて認識しました。






【掛川城の北側にある竹の丸】
その後、御殿の隣にあるお茶屋さんで一服。芝の綺麗なお庭を眺めながら、お抹茶と和菓子を頂く事が出来ますので、一服するにはちょうど良い感じです。そして、お茶屋さんを出て、裏口を抜け、掛川市指定の有形文化財の”竹の丸”へ行きました。この竹の丸は、「家老や重臣の屋敷としてあてがわれていた」と説明の看板にありました。
こちらも派手さはありませんが、落ち着いた感じで、風格のある門と綺麗なステンドグラスが、印象的でした。広さはさほどではありませんが、雰囲気は良く、掛川城・御殿と回り、その後のデザートの様な感じで、内部とお庭を拝見させて頂き、次の目的地である、浜松に向かいました。






【掛川城と高知城のつながりは?】
ところで掛川城、最初にも記載しましたが、高知城とよく似ています。理由は、上記の通り、山内家つながりらしいです(高知城に関しては、別記事で記載しています)。知識で持っていても、実際に見て、そう感じてみると、また違った思いが心の中に湧いてきて、「復元天守が現存天守をまねる。そしてその真似した復元天守の位置には、現存天守に真似された、元々の天守がたっていたって、歴史って興味深いなー、まだ歴史は続いているんだなー」と改めて思いました(この時は、「あっ少し大人になれたかも」と思いました)。


【最後に】
掛川の駅から、徒歩10分程度でアクセスでき、天守・御殿・竹の丸と回っても、2時間程度で、すべて回れると思います。機会がありますれば、足を運んでみてください。また、高知城に行かれた事がある方であれば、是非比較してみて下さい。(高知城に関しては、別記事で記載しています)「歴史は今も続いているんだなー」と、思うことが出来ると思いますので、大人の皆さまもお試しあれ!



(別記事にて、忍城、高松城、沼田城、二条城、高島城、浜松城、松本城、上田城、松代城、小諸城、犬山城、甲府城、鉢形城、掛川城、高知城、川越城、岩櫃城、熊本城、函館五稜郭、龍岡城(長野県佐久市の五稜郭)、仙台城、彦根城、長浜城、岐阜城、名古屋城、谷戸城、金沢城、小田原城、比企城館群(杉山城・松山城(武蔵国)・菅谷館・小倉城(武蔵国))、新府城址、江戸城(現皇居)、難波田城も、それぞれ紹介していますので、ご覧ください!(一部更新中))