【はじめに:魅力的な街、札幌】
こちらのページでは、「札幌の中心地における『大人散策コース』に付き、皆様のプランニングにお役立ち出来るよう情報提供」をさせて頂きます。
皆さん、札幌は行かれた事はありますか? 私は、出張でかなりの頻度でお伺いしていました(多い時は、年に 50泊位していました…)。札幌に行くと、”内地の人”、扱いなのですが、本当にいい所です(内地とは、大日本帝国憲法のもと、「沖縄と北海道を除く日本」のことを指して「内地」と言っていたらしいです…)。人口は、約200万弱で「日本でTop 5」に入る大きい都市であると認識しています。夏は涼しい(気温があっても、関東にいるときの様な、ジメッと感はあまり感じませんでした)ですし、冬は勿論寒いですが、地下道が発達していて、凍った道を歩く必要もなく、外に基本出ないので、言うほど寒くない。食べ物もおいしく(何を頂戴してもおいしかったのですが、特に魚介は別格)、東京に比べ安い。ただ仕事でしたので、おいしい食事はできても、中々観光に、行く事は出来ませんでしたが…(札幌のレストラン情報として、ステーキ円山、エルムガーデン、うにむらかみ等も紹介しています)。また、自然を近くに感じられ、フレッシュな空気を街中でも感じる事が出来ると同時に、魅力的な建物や文化も感じられ、街の生活と自然が融合している印象を持っております。
Wikipediaより:札幌の様子①
今回は、そんな魅力的な街・札幌の大人観光スポットを紹介致します。すなわち、「札幌の中心地における『大人散策コース』に付き、皆様のプランニングにお役立ち出来るよう情報提供」をさせて頂きます。自転車を活用しつつ、大人ポタリングで回るには、丁度良い距離感のスポットになると思いますので、是非以下、ご参照ください。
【札幌の概要】
早々に「『大人散策コース』の情報共有」に入りたい所ですが、簡単に「札幌の概要」を抑えさせて頂きます(ご興味なければ飛ばしてもらって結構ですが…)。Wikipedia の力を借りますと、以下の様にあります。
札幌市(さっぽろし)は、北海道の道央地方に位置する市。道庁所在地および石狩振興局所在地。政令指定都市であり、10の行政区が置かれている。北海道の行政・経済・文化の中心地であり、道内および三大都市圏以外の国内で人口最多の市(人口1,968,326人、2024年12月1日現在)である。
概要
日本最北の政令指定都市である。全国の市の中でも横浜市・大阪市・名古屋市に次ぐ4番目の人口を有しており、北海道全体の人口の約4割弱(約37%)を占める大都市圏を構成している。地下鉄(札幌市営地下鉄)が通る日本最北の市でもある。北海道の中心都市であり、札幌都市圏を形成している。官公庁の地方支分部局が多く立地しているため、北海道における地方中枢都市としての役割を担っていて、全国規模の大企業の北海道支社・支店も多数立地する支店経済都市である。Wikipediaより:昔の札幌の様子
アイヌの人々や和人が暮らしていた蝦夷地は1869年(明治2年)に北海道と改称され開拓使が置かれて札幌本府の建設が始まった。1875年に最初の屯田兵が入植。札幌の建設計画は当時の開拓判官島義勇によって構想され、京都を参考にした街づくりは創成橋東側のたもとを基点に東西の基軸を創成川、南北の基軸を渡島通(現在の南1条通)として区画割を進めていった(現在の南北の基軸は大通公園)。このため、中心部の多くは街並みが碁盤の目状になっている。街の中心部には東西方向に大通公園が位置しており、大通公園の北側は北海道庁舎や札幌市役所、札幌駅、北海道大学などの公的機関が所在する官公庁街・オフィス街であり、大通公園の南側はすすきのを中心とした大規模な歓楽街・繁華街が広がっている。 (略)
つまり…
「札幌は、北海道全体の 40%弱の人口がある200万人都市で、横浜・大阪・名古屋に次ぐ大都市になり、でもあり、日本と言う国の視点としては、明治期以降に本格的に開拓がはじまった(五畿七道 ⇒ 五畿八道?)とも言え、京都を模した街づくりで、中心部の多くは碁盤の目状になっている北海道の中心と言える都市」
と理解した次第です。個人的に思う事は、「①:結構な人口がある」、「②:日本国としての札幌の歴史はさほど長くない」、「③:確かに京都らしい町割りで、迷子になりにくい都市」と言った印象を持った次第ですが、皆様はどの様に感じられましたでしょうか?
札幌の様子②(一部写真Wikipediaより)
【札幌市内の大人散策 / ポタリング=観光ルート】
今回ご紹介させて頂くスポットは、週末や有休を駆使して、札幌周辺も含め観光した際のコースの内の1つになります。夫婦で予定を合わせ、市内観光やポタリング(自転車での散策)を 2 – 3回ほど、実施しましたし、小樽にも脚を運んでみました(別記事で「札幌郊外へのポタリング」、「小樽の旅」も記載しています)。その中で(とは言っても回数少ないですが…)、「札幌の市内をポタリングした時のコース」を紹介させてもらいます(写真は、それぞれの季節に取った写真を使っています事、ご容赦ください…)。

その時に宿泊していたのは、中島公園に隣接している「ノボテルホテル(今は、プレミアホテル中島公園 札幌: https://premier.premierhotel-group.com/nakajimaparksapporo/)」。中島公園に隣接しているだけあり、眺めは抜群。夏の新緑も美しいですが、秋の紅葉も美しい。結構お気に入りの宿でしたので、かなりお世話になったホテルです。部屋各種タイプはありますが、往々にして広く、特に当時は、スイートが安かったです(季節によって、まちまちでしたが、2万/1泊くらいになる事もあった気が…)。そちらで、2台自転車を借り、札幌市内を大人ポタリングで、市内観光に出かけました。以下に、順を追ってご紹介していきます。
ノボテルホテル(今は、プレミアホテル中島公園 札幌)のお部屋(スイート:リビング+和室+ベットルーム)の様子
ノボテルホテル(今は、プレミアホテル中島公園 札幌)のお部屋(別のスイート:リビング+ベットルーム)の様子とそこからの中島公園(秋+夏)
① 藻岩山
こちらは、結構有名なスポットだと思いますし、地元の方にも、推薦頂いた事もあって、脚を運んでみました。ロープウェイで展望台まで登っていけます。標高 500M を超えるとの事で、眺めは抜群です。札幌の街を一望でき、「夜は、夜景が綺麗だろうなー」、「新緑や紅葉の季節に、また来たいなー」とその時は思っていましたが、まだ2回目は実現できていません。
市内からの藻岩山と展望台からの眺め
② 北海道神宮
こちらは、特に地元の方に、特に推薦された訳では、ありませんが、神社仏閣好きの私達夫婦にとっては外せないスポットでした。北海道神宮のホームページによると、以下の様にあります。
”明治2年、明治天皇の詔(みことのり)により、北海道の開拓・発展の守護神として、大国魂神・大那牟遅神・少彦名神の三柱の神々(開拓三神といいます)が鎮斎(ちんさい)されました” (内容一部略)
http://www.hokkaidojingu.or.jp/history.html
比較的新しい神社(神宮)です。お伺いした際は、七五三で、地元の方が多くいらっしゃっており、地元民から親しまれている神社なんだと思いました。
北海道神宮:http://www.hokkaidojingu.or.jp/history.html
北海道神宮の様子
③ 北海道知事公館
こちらは、1936年に建てられたとの事で、90年くらい前の建物だそうです。Wikipedia には、以下の様にあります。
北海道知事公館(ほっかいどうちじこうかん)は、北海道札幌市中央区北1条西16丁目1-3に所在する北海道知事の宿舎。建物は国の登録有形文化財として登録されている (略)
90年くらい前の建物にしては、モダンな建物で、中も中々に立派。照明等も手が込んでおり、細部まで見学を楽しむ事が出来ました。登録有形文化財との事で、見る価値は高いと思います。
北海道知事公館:https://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/tsh/koukan/72978.html
北海道知事公館の様子
④ 旧札幌控訴院 (現札幌市資料館)
こちらは、1926年に建てられたとの事で、100年前の建物です。Wikipedia には以下の様にあります。
札幌市資料館(さっぽろししりょうかん)は、北海道札幌市中央区にある、札幌市が所有する資料館である。大正末から昭和戦前期の刑事法廷を復元した「刑事法廷展示室」を備えるほか、札幌市の街の歴史と文化についての展示・紹介、またミニギャラリーを利用した市民の文化活動の展示発表などがおこなわれている。建物は旧札幌控訴院時代の建築物であり、国の重要文化財に指定されている (略)
上記の知事公館とは違い、石(大谷石?)で作られており、重厚感があります。さすが、国の登録有形文化財といった感じです。内部は、裁判所が再現(元々の形?)されており、札幌の歴史を感じる事が出来る建物です。東西に走る大通公園の端(西側)に位置しており、公園の散策においても、訪れてよいのでないかと思いました(東の端がテレビ塔になります)。
旧札幌控訴院:https://www.city.sapporo.jp/keikaku/keikan/rekiken/buildings/building05.html
大通公園と旧札幌控訴院の様子
⑤ 北海道庁旧本庁舎
「北海道庁旧本庁舎」は、上記「旧札幌控訴院 (現札幌市資料館)」を札幌駅方面に行くと、何の前情報が無くても、ほぼ間違いなくたどり着くことが出来ると思います。言い換えれば、それだけ有名で「札幌のみならず、北海道を代表する建造物」だからだと思っている次第です。Wikipedia には、以下の様にあります。
北海道庁旧本庁舎(ほっかいどうちょうきゅうほんちょうしゃ)は、かつて北海道庁の本庁舎として建築された煉瓦造りの西洋館である。「旧道庁」や「道庁赤レンガ庁舎」、「赤レンガ」などと呼ばれ、親しまれている。重要文化財(1969年3月12日指定)。
館内は北海道開拓関係資料を展示・保存する北海道立文書館等として一般に公開されているが、一部は隣接する現道庁の会議室として現在でも使用されている。北海道(道庁)にとっての象徴的存在であり、広報番組などのタイトルにしばしば「赤レンガ」が用いられている。道庁前のイチョウの並木は大正14年、勅任技師名井九介の指導により植えられたものである (略)
「北海道庁の本庁舎として建築された煉瓦造りの西洋館」ですので、中々の迫力のお姿。札幌、そして北海道の歴史を感じる上で、素通りできない「重要文化財の建造物」だと思う次第です。
札幌北海道庁旧本庁舎の様子(Wikipediaより)
⑥ 中島公園 / 豊平館
「中島公園」は、札幌駅の南側(2-3Km位)に位置する公園で、地元の人には、あって当たり前の公園の様ですが、”内地の人” からすると、非常に良い公園だと思いました。夏の新緑、秋の紅葉、どちらも、関東と比べると木々が色鮮やかで、心を癒されます。ただ、秋の紅葉の季節は、「イチョウ並木があり “銀杏” がある事から、ここでタクシーを拾おうとすると中々つかまらない…」と地元の人に教えてもらいました。タクシーの運転手さん、車の中が、臭くなるのがいやらしいです(つまり、”銀杏” を踏んでしまうと結構匂う…という事の様です…)。
中島公園@秋の様子
その中島公園の中に「豊平館」があります。豊平館は、元々宿泊施設として、明治期に今のサッポロテレビ塔のあたりに建設され、後に(昭和の中頃)に、今ある中島公園内に移築され、国の重要文化財に登録されているそうです。歴代の天皇(明治・大正・昭和)が、ご利用されたとの事で、格式を感じる事が出来、札幌の歴史を考えるうえで、重要な建物だと思いました。Wikipedia には、以下の様にあります。
豊平館(ほうへいかん)は、札幌市中央区中島公園内にある西洋館。
概要
1880年(明治13年)、今の大通に面する位置に高級西洋ホテルとして開拓使が建造した。最初の利用者は明治天皇で、以後要人の宿泊、祝賀会、各種大会に用いられた。後に公会堂となり、第二次世界大戦中に日本軍、戦後にアメリカ軍に接収された。1958年(昭和33年)に中島公園に移設され、以後は2012年(平成24年)3月まで市営の結婚式場として利用されていた。重要文化財(1964年5月26日指定) (略)
以下の写真の通り、中々魅力的な建造物ですので、中島公園に脚を運ぶ際は、併せて見学されるべきだと思って折ります。
中島公園 / 豊平館(豊平館のホームページ):https://www.s-hoheikan.jp/
豊平館の外観 / 内部
【最後に】
以上が、「札幌の中心地における『大人散策コース』に付き、皆様のプランニングにお役立ち出来るよう情報提供」をさせて頂いた内容になります。
上記ご紹介しましたコースのどのスポットも「札幌ならではのスポット」だと思いました。美味しいものも頂戴したいですが、大人として札幌の「歴史」や「文化」、「自然」を感じる上では、是非回って頂きたいスポットだと思う次第です。日本の他の都市と比べると「比較的新しい都市」になると思いますが、やはり「札幌には札幌の魅力」がありますので、上記情報が、皆様の旅の計画の参考になれば幸いです。尚、「巡るコース・ルートの順番」に関しては、私達夫婦の巡ったコース順の紹介になりましたが、最下部の地図に「今回紹介のお宿:ノボテルホテル(今は、プレミアホテル中島公園 札幌)」・「札幌駅」の位置関係も含め記載して折りますので、皆様の宿泊先・日程(札幌について直ぐに巡る or 帰る前に巡る等)によりアレンジいただければ幸いと思います!


尚、別記事で、小樽の旅、札幌でのポタリングのも紹介しておりますし、札幌のレストラン情報として、ステーキ円山、エルムガーデン、うにむらかみ等も紹介していますので、併せてご参照頂けますと幸いです。
以下、Googleマイプレイス(マイマップ)で作成した地図を、アプリ・GogleMpsで、位置情報をONにしてスマホでご利用頂くと、紹介したスポットを、自身の位置確認しつつ大人散策する事が出来ます!