【はじめに：並木と街路樹の違いって何だ？】
こちらのページでは、「『並木』と『街路樹』の違いに付き、その概要を抑えた上で、『並木・街路樹売りの観光地』に付き情報共有」させて頂ければと思います。
突然ですが、皆さんは、「“並木” と “街路樹” の違い」って、考えた事ありますか？ 先日、近所を散策している時に、近所に「桜の並木道」があるのですが「この “街路樹” は、桜の “並木” だね…」と自身で言っている事に気づき、ふと思った次第です。「桜 “並木” の “街路樹” ？」と…。
「並木」と言われて思い出すのは、「東海道」の「松並木」や、「日光街道(日光脇往還 )」の「杉並木」。
「街路樹」と言って思い出すのは、「外苑前のイチョウ」や「街中の幹線道路に沿って植えてある木々(ケヤキなど…)」。
しかし、「外苑前のイチョウの “街路樹”」も、「イチョウ “並木”」とも言いますし…。大した話ではないので、その場は「まーいいかっ」と思って、散策を続け帰宅。しかし、少しモヤモヤ感があったので、早速調べてみました。すると中々面白い発見が、いくつか出てきたのです。
こちらのページでは、そんな経緯で調べてみる事になった「『並木』と『街路樹』」に付き、記載いたします。すなわち、「『並木』と『街路樹』の違いに付き、その概要を抑えた上で、『並木・街路樹売りの観光地』に付き情報共有」させて頂ければと思います。
【街路樹とは？】
まず、「街路樹」を、Wikipedia で検索すると、かなり「しっかりした項目」がありました。そちらの項目を読み進むと、以下の様にあります。
(略) 日本では、神功皇后が豊浦宮へ行幸、駅路を定めた際にクスノキを植えて作られた並木が初の街路樹とされるが、正確な時期や場所は特定されていない (略)
https://ja.wikipedia.org/wiki/街路樹
上記文章を最初に発見し、正直ビックリ…。江戸時代には、『「卑弥呼」ではないか？』とも思われていた「日本神話」にも出てくる「かなり昔の偉人」で、「八幡宮のご祭神」としてもよく名前が挙がり、「三韓征伐」関連で、「住吉系の神社」でもご祭神にもなっている事で有名な「神功皇后」の名前を発見したのです…。つまり、「こんな時代から『街路樹と言う考え方』が、日本人は持っていたのか！」と思ってしまったという事です。そして、更に読み進むと、「それぞれの時代」で、「それぞれの目的」をもって、「街路樹」を植えてきた「日本の歴史」が見えてきたのです…。
その内容を簡単に、以下に記載しますと…、
8世紀あたりでは、「果実のなる木」を植えたりもしていたが、戦国・江戸と時代が下ると「旅の快適さ」を創出するために、「街路樹が植えられ始めた」様子で、江戸時代には、「距離の目印(一里塚等)、休憩場所を兼ね設置」し始めた様子。そして、明治になると、「都市の緑化が目的」になってきた様子が伺えます。また、”街路樹の効用” なる段落があり、環境保全(大気の浄化等)・交通安全(支柱・ガードレール効果等)・防災(火事の延焼を防ぐ等)等々、「様々な効果」が記載されていた次第です。そして同時に、「倒木」や「落下物(落ち葉等)」、「障害物(視界が遮られる等)」といった内容で、「街路樹による弊害」も記載されていた感じでした…。
上記の通り、「人の意思をもって、「本来ない所に木も植えられている」ので、「良い面」と「悪い面」が両方ある事は、致し方ない気がしてしまった次第です…。
【並木とは？】
次に「並木道」とWikipedia で検索すると、以下の様にあります。
(略) 並木道（なみきみち、allee、avenue）は、道路や小道（の両端）に木々が道に沿って植えられたものである。通常、高木が並んでいるものについていう。並んでいる立木（高木）を並木（なみき）という。並木は、道以外の河川などに沿って、あるいは単に列に並んでいる木もいう。街路に沿って植えられた木は街路樹（市街並木）、地方のものを並木（地方並木）として区別する場合もあるが、日本では一般に、街路に並んでいる木（街路樹）を並木ともいう (略)
https://ja.wikipedia.org/wiki/並木道
つまり、「並木」の方が意味が広く「(道沿いでも、河川沿いでも)木々を並べて植えていれば『並木』」と言う事の様で、特に「街路に沿って植えられている木」を「街路樹」(意味としては、より目的が狭義)と言う理解をさせて頂いた次第です…。
【並木が魅力の観光地と街路樹発祥の地？】
上記、「『並木』と『街路樹』の違い」を抑えさせて頂きましたが、ここまでくると、それぞれの意味に関しては、「整理整頓」が頭の中で進み、かなり「腹」に落ちてきて、余裕が出てきたせいか、その惰性で「並木」と言うワードで、Google Mapで検索をかけてみると、「綺麗な並木道」があちこちに出てきて、「意外と『”街路樹” の “並木” 道売りの観光地』って多いんだな…」と思ってしまいました…。検索は「イチョウ 並木」・「松 並木」・「杉 並木」・「もみじ 並木」・「並木道」・「並木」等々でやってみましたが、本当に色々な観光地が出てきた感じです…。
「東海道」の「松並木」、「日光街道」の「杉並木」は勿論、「北海道」の「ポプラ並木」、「石川県」や「滋賀県」にあるらしい「メタセコイヤの並木道」等々…。写真の撮り方が、皆さんお上手なのか「キレな景色」ばかりです…。また、「道路に植わっている並木」もありますが、「川沿いに堤防強化のために植わっている木々」もある様でした。
同時に、折角なので「街路樹」と、同じく Google Mapで検索してみると、 ”近代街路樹発祥の地” なるスポットを「横浜・馬車道」に発見したくらいでした。逆に言うと、「横浜・馬車道」以外、『”街路樹” と言うワード』では、あまり観光地らしきスポットは、発見できなかった」という事です…。
そんな状況であった為、「近代」と付くからには、『「街路樹」の意味に何か変遷があるのでないか？』かと、勝手に推察し、再び Wikipedia で「近代街路樹」と検索してみました。するとその項目はなく「馬車道」の項目が示され、その中に「近代街路樹」の文字を発見しました。その項目を読み進むと、以下の様にありました。
(略) 近代街路樹（1867年（慶応3年））：近代街路樹の初めは、1867年（慶応3年）に馬車道の各商店街が、通りに沿って柳や松を植えたことという主張に沿って、1979年（昭和54年）に、横浜市が開港120周年記念事業の一つとして、中区港町5丁目に「近代街路樹発祥之地」の碑を建てた。 なお、通りに沿って樹木を植える「街路樹」は日本国内で以前から行われていたことであり、何をもって近代とするのかは定義されていない (略)
https://ja.wikipedia.org/wiki/馬車道_(横浜市)
私の勝手な推測では、『「“街路樹” は、”それぞれの時代背景” で、”それぞれの考え方” の元、”目的をもって植えられた木々” ですので、ここ横浜で植えられた木々にも、”何がしかの近代を感じさせる真新しい目的” があったのでしょうが、”それは明確に分かっていない…“」と言う事なのかなー』と思った次第です。つまり別の言い方をすると、「言ったもの勝ち！」の感じは否めないと言った所なのかと思ってしまった感じでした…。
【並木を売りにした観光スポット】
こんな、たわいもない「言葉遊び」を地図上でしてみましたが、一つ確実に分かった事は、『”街路樹” と “並木道” は、似たような言葉だが、観光目的で検索するなら「並木道」で検索すべき…』と言う事です。そして、そんな「言葉遊び」の中で、私が行ってみたいと思った「並木」を、下記にいくつか紹介致します。検索結果から、一部の「大人散策に最適と思われるスポット」の紹介のみですので、皆さんも是非、検索して見てみて下さい！
以下、私達夫婦が行ってみたいと思った『”街路樹” の “並木” 道 売りの観光地スポット』
①メタセコイヤ並木道 (滋賀県・高島市)
②箱根旧街道杉並木 (神奈川県・箱根町)
③十勝牧場 白樺並木道 (北海道・音更町)
④甲州街道 イチョウ並木 (東京都・八王子市)
⑤昭和の森 いちょう並木 (東京都・昭島市)
⑥河口湖もみじ回廊 (山梨県・富士河口湖町)
⑦もみじ湖 もみじのトンネル (長野県・蓑輪町)
【最後に】
以上が、「『並木』と『街路樹』の違いに付き、その概要を抑えた上で、『並木・街路樹売りの観光地』に付き情報共有」させて頂いた内容になります。
「『並木』と『街路樹』の違い」、そして、(個人的なチョイスですが…)魅力的に見えた『並木・街路樹売りの観光地』に付き情報共有させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか？ 個人的には、「街路樹・並木の歴史は古い事」、「街路樹・並木を植える目的が、時代の変遷と共に変わっていった事」、「意外と『”街路樹” の “並木” 道』が多い事」と言った情報は、結構新鮮で、今後、「それぞれの『”街路樹” の “並木” 道 売りの観光地』」を巡り、「実用的な効能は何なのか？」と言った事を想像しつつ、「その美しさを楽しむ大人散策」を実行してみたいと思ってしまった次第です！ 皆様も『”街路樹” の “並木” 道 売りの観光地』で大人散策を楽しんでみてはいかがでしょうか？