せんなり亭 心華房

【はじめに:夢京橋キャッスルロードを散策!】

数年前の夏休み(遅めの夏休みだったので、9月)、静岡(掛川・浜松)彦根長浜名古屋(犬山岐阜も)を回る旅を企画し、それぞれお邪魔させて頂きました(旅全体の日程は、別記事をご参照ください)その中で、こちらのページでは、彦根城の京橋口(お城の南側)から続く、夢京橋キャッスルロードでの散策情報とレストランの情報をご紹介致します。

彦根城の天守、玄宮楽々園と回り、お土産と夕食を頂戴すべく、お城の南側の出口である、京橋口に向かいしました。玄宮園を出てから、堀沿いに南に進み、そのまま道に沿って進むと、京橋口の信号、”京橋”の交差点に出ました。恐らく1㎞ないと思うので、10分しないで交差点まで来た記憶です。

こちらの通りの印象ですが、城下町の感じもしますが、同時に現代の観光地のイメージも感じる印象の通りでした。建物その物が古いのか、揃えて作っているのか少々わかりかねますが、白壁と格子で統一された感じで、城下町を意識した通りである事は間違えない様です。それでいて、歩道は広く整備され、ケアキだと思いますが、並木道になっております。

通り沿いにもありましたが、少しメインストリートを外れたところにも、寺院も見られます。と思えば、現代のお土産物屋さんやレストランも多数ある上、お城を背にして、通りの一番奥の左側には、真新しいお店が軒を連ねた通りもあります。変化に飛んだ、でもそれぞれ “アジ” のあるこの一帯は、大人散策させて頂くには、もってこいの場所だと思いました。

京橋口からキャッスルロードに入り、お城を背にして、通りの左側をまずは散策。本町1丁目の信号付近まで行った所で、左側に上記に記載したの真新しい商店街を発見し、散策。気になるレストランを候補に入れつつ、まだ夕食には少し早いので、メイン通りまで戻り、通りの反対側(お城を背にして、通りの右側)も散策。

住宅街の感じもしますが、立派な寺社が所々に見られます。特に目的も持たず、街の雰囲気を感じながら散策し、彦根城の天守を目印に、方向感覚を失わないように、キャッスルロードの京橋の交差点付近まで戻ってきました。結構まんべんなく散策させて頂いたと思いますが、1時間から2時間位の散策だったと思います。それでも、まだ夕食には早いので、お土産屋さんをいくつかはしごして、お土産を物色し、17:00ちょっと前に、散策中に目をつけていたレストランに向かいました。

【夢京橋キャッスルロードで、近江牛を堪能!】

お土産を購入した後、レストランに向かいました。目を付けていたレストランは2つありました。

  • 一つは、「伽羅(https://kyara.sennaritei.jp/)」と言うキャッスルロードの京橋口付近、お城を背にして通りの右側にある、重厚な感じで、和の雰囲気の漂うレストラン
  • もう一つは、「心華房(https://shinkabou.sennaritei.jp/)」、こちらは、和モダンの感じで、「伽羅」の通りを挟んだ反対側のお店

近江牛で有名な彦根。江戸時代、陣太鼓を幕府に献上しており、その太鼓に使う牛革を確保する為、牛の畜産を営んでいた事から、牛肉を食べる文化が発達した」と言われている様で、「当時牛肉を食すると大々的に言ってしまうと、周囲が引いてしまうので『これは薬です!』と言い張っていた」とも言われている様です。

元々、牛肉を食べる習慣のなかった日本において、『牛肉を食するとは上記の歴史と文化を食する』と言う事」と、ただ近江牛を食べたいだけなのですが、もっともらしい理由を付けつつ、本音は、「折角ここまで来たので、絶対に近江牛を頂こう」と思いレストランの捜索を行いました。しかし、どちらのお店の雰囲気も捨てがたく、迷ってしまいましたので、「先にあいた方にしよう!」と夫婦で選択を天に任せ、17:00前から2つのお店の前に行ったり来たりしていました。そして、17:00ほんの少し前、「心華房」の前でメニューを見ていると、2階から店員さんが降りてきたので、「もうあいていますか?」と聞くと、「どーぞ!」との事。予約も何もしないで、飛び込みで行ったのですが、運良く入る事が出来ました

内部は鉄板焼きのスペースと、テーブル席に個室がある様で、内装も和モダンを演出した店内は、大人のレストランとして、申し分ない感じです。鉄板焼きと言うよりも、和食的にお肉を頂きたかったので、「会席の様な感じのコースってありますか?」とお伺いすると「ありますよー」との回答を頂きつつ、個室の方に通されました。

6人掛けの席がある個室です。予約もなしで来ているので、申し訳なく思い、「テーブル席でよいですよ?」と言うと、「20時から個室の予約が入ってるので、丁度いい時間だと思い、個室に通してくれた」との事。ちょうど3時間程なので、非常に良い気配りだと思いつつ、メニューを拝見。

近江牛ですが、思っていたよりも高い訳ではなく、8000円前後/人~の価格設定の会席コースがありました。大人が好きな、白と赤のワイ●も品数豊富。早速1万弱のコースと白の辛口系のワイ●をボトルでオーダーしました。

オーダーしながら、「お向かいのお店とどっちにしようかと迷っていたのですが、こちらにして正解でした」と店員さんにお話しすると、「ああ、伽羅ですね。あちらも同じグループのお店なんですよ」との回答。後で調べてみると、同じ「せんなり亭の冠」でした(https://www.sennaritei.jp/shop/)。「伽羅」の方は、しゃぶしゃぶやすき焼き等の純和食がメインの様で、「心華房」の方は、鉄板焼き等少し和モダン系がメインの様で、門構えの感じから推察できる内容の様です

そして肝心のお料理ですが、前菜に始まり、サラダ、近江牛のお刺身、ステーキ(増量してもらいました・・・)に加え、いくつかお皿があり、そのおいしいお肉の油を堪能できる内容に大満足。ホントに「お肉の良さは、油のおいしさで決まる」と言う事を痛感できる内容でした。日本三大和牛と言われる近江牛を、色々な食べ方で堪能できるのは、正に大人の贅沢と言いて良い内容で、大満足の内に、お店を出ました。

お店を出たのは、19:00ちょっと過ぎだったと思うので、2時間強お店にいた訳ですので、店員さんの読み通りでした。お食事と飲み物を合わせて2万ちょっと位だった記憶で、ちょっといい金額でしたが、スペース的にもストレスなく、店員さんの印象も良く、2時間かけてゆっくりと、近江牛を堪能できたのであれば、安いくらいの印象を持ちました。

【最後に:「国宝・彦根城玄宮楽々園+近江牛」の3点セット】

三大和牛ですが、4つの候補があり、正確には、何が三大和牛か決まっていないそうです。Wikipedia の力を借りますと、以下の様にあります。

”三大和牛との呼称がいつ頃、誰によって命名されたかは不明である。また、どの3銘柄かは公式に決まっておらず、それぞれが三大和牛を名乗っている。(略)「近江牛」。滋賀県内で肥育された黒毛和種で、雌牛・去勢された雄牛を認証している。江戸時代に彦根藩から徳川将軍家に養生薬の名目で献上されており、歴史的にも非常に由緒がある。併せて、近江商人(日本三大商人の一角)が活躍したことも知名度向上に貢献した。「神戸牛」。(略)「松阪牛」。(略)「米沢牛」(略)”

https://ja.wikipedia.org/wiki/三大和牛

江戸時代は家畜の殺生が禁じられていたようで、牛肉を食する文化そのものがなかったと言われていますが、彦根藩は、陣太鼓に利用する牛の皮を生産したり、そこで出たお肉を味噌漬け(名目は薬)にして、幕府に献上したりと、牛肉を食べる文化があったと言われているようです

そんな日本で最も歴史のあるお肉ですので(「三大和牛筆頭」と言って良いかもしれません…)、おいしいに決まっていますよね! キャッスルロードその物も魅力的ですが、彦根に行ったらら近江牛は絶対に外してはいけないと個人的ですが、強く思っています。彦根に行ったら、「国宝・彦根城玄宮楽々園+近江牛」の3点セットを強くおすすめします! (国宝・彦根城玄宮楽々園(庭園)は、別の記事で紹介しています)

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