【はじめに:小樽の概要】
こちらのページでは、「北海道の『小樽の概要」と『大人散策@小樽の切口』を共有し、実際に観光させて頂いた経験をもとに『小樽における大人観光情報』を紹介」させて頂こうと思います。
皆さま、小樽は行かれた事はありますか? 行かれた事の無い方でも、小樽運河を写真等で見たことがある方は多いと思います。ただ「小樽ってどんな街?」と言われると私自身も中々うまく紹介できないので、まずは「小樽の概要」を抑える事から始めさせて頂きます。Wikipedia の力を借りますと、以下の様にあります(引用少々長く、以下にサマリを記載しますので、読まなくても大丈夫です…)。
(略) 札幌市の外港である小樽港を擁する北海道有数の港湾都市として発展してきた。また、北海道内でも有数の観光都市としても人気が高い (略)
概要
札幌市から約40 kmの距離にあり、道路交通網では国道5号と札樽自動車道により約1時間で結ばれている。鉄道では函館本線札幌駅から最速で約30分、新千歳空港から約70分の所要時間になっている。これに加えて札幌駅と小樽駅を結ぶ高速バスが概ね5〜15分間隔で運行されており、札幌市内から日帰りで容易に観光する事ができる。札幌市との近さから、当市は札幌都市圏に含まれる。また、日本銀行小樽支店をはじめ、かつては都市銀行の支店が多数集積しており、北海道最大の金融街であったことから俗に「北のウォール街」とも呼ばれた。戦前から残るレトロな銀行建築は現在では街並みを形作る重要な観光資源であり、かつての繁栄の名残を見ることができる。
小樽運河や市内に多く所在する歴史的建造物等、観光都市としても人気が高く、また市内に100店舗以上を構える寿司の街としても知られる (略)Wikipedia より:小樽の銀行建築
人口
小樽市の人口は記録のある明治元年の2,230人から始まり、1964年(昭和39年)9月末の住民基本台帳人口で207,093人の最大値を記録した後は減少が続き、2015年(平成27年)3月末の住民基本台帳人口は124,122人となり、この60年間で95,000人を超える人口が減少している。近年は市外転出による社会減少のみならず、死亡数の増加と出生数の減少による自然減少が拡大している。2022年(令和4年)には、103年ぶりの人口10万人台となった (略)歴史
小樽市は北海道では古い歴史を有しており、慶長年間には松前藩の商場(あきんば)が置かれていたとしている。明治になり蝦夷地を北海道と改めて本府を札幌に定めると、海の玄関口である小樽にヒトやモノが集まるようになった。 西川傳右衛門ら近江商人の活躍があった伝わる。1880年(明治13年)には北海道内初となる鉄道が手宮 – 札幌間に開通し、小樽港は道内各地への開拓民の上陸や物資陸揚げの港となり、昭和初期にかけて金融機関や船舶会社、商社などが進出して北海道経済の中心都市として発展した。今村三峰「小樽港之図」(明治6年) 小樽市の港(1909年) 小樽 すでにビヤホールが有り、駅方向の両側にたくさんの店舗や屋台が出ている(1909年) Wikipediaより 戦後、ニシン漁の不漁や樺太の喪失、石炭需要の減少、道内他都市の港湾施設整備などによって卸商が衰退し、札幌市が北海道の中心都市として発展すると小樽市は衰退の一途を辿るようになる。「運河論争」を機に明治後期から昭和初期にかけての歴史的建造物を観光資源として見直し、観光都市として脚光を浴びるようになった (略)
また、小樽と言えば「小樽運河」と言う認識ですので、併せてWikipedia の力を借りますと、以下の様にあります。
小樽運河(おたるうんが)は、北海道小樽市にある運河。
概要
1923年(大正12年)完成。日本国内唯一となる海岸の沖合い埋立て方式で造られており、緩やかに湾曲しているのが特徴になっている。全長1,140 mあり、幅は臨港線沿いは20 m、北部(通称:北運河)は当時のままの40 mになっている。1986年(昭和61年)に運河の一部を埋立てて幅の半分が道路となって散策路が整備されると小樽市の観光資源になり、周辺地区を含めて観光地へと変貌した。散策路には63基のガス灯が設置されている。運河沿いにある木骨石造倉庫群は当時の姿を残しており、夕暮れ時からライトアップしている (略)歴史
小樽運河は、小樽港が取り扱う荷量が多くなったため、沖合いで艀(はしけ)を使った荷揚げから艀が倉庫の近くまで直接行けるために建設した水路である。戦後になると港に埠頭が整備されて運河は使命を終え、運河周辺の重厚な木骨石造の倉庫群などの歴史的建造物は数多く取り残された (略) 1966年(昭和41年)、モータリゼーションによって深刻化していた小樽市内の交通渋滞緩和を図るため、臨港線(現在の北海道道17号小樽港線と北海道道454号小樽海岸公園線の一部区間)全路線を6車線化する都市決定計画を行った。この計画には運河の埋立てと倉庫群の解体が伴っていたため、周辺の歴史的建造物を含めて保存に向けた市民活動が起こり、1973年(昭和48年)に「小樽運河を守る会」が設立した。Wikipediaより:小樽運河
10年以上に及ぶ議論が続き、臨港線は運河区間を残す一部が開通した。1983年(昭和58年)に「小樽運河百人委員会」を結成して約10万人の署名を集めるなど再度保存活動が盛り上がり、小樽市も北海道初の景観条例となる「小樽市歴史的建造物及び景観地区保全条例」を制定するなど姿勢が変わった(1992年には発展的解消した「小樽の歴史と自然を生かしたまちづくり景観条例」を制定) (略) 最終的に、当時の北海道知事・横路孝弘が運河の幅の半分を埋立てて道路とし、残りはポケットパークの配置や散策路を整備する折衷案の支持を示し、議論が決着して1986年(昭和61年)に完成した。
再生された小樽運河は小樽を代表する観光地になり、運河周辺も民間資本による投資が活発となった。小樽運河周辺は「小樽歴史景観区域」に指定されており、木骨石造倉庫の再活用や歴史的建造物と調和したデザインの建物が新築され、ガラス・オルゴール工房や飲食店、海産物店、菓子店、土産物店などが立地している。運河周辺を人力車で遊覧することができるほか、2012年(平成24年)からは運河を周遊する観光船を運航している (略)
上記、引用が少々長くなってしまいましたので、簡単にサマライズしますと、以下の様になる認識です。
「小樽」は、北海道では古い歴史を有しており、江戸期に松前藩の商場(あきんば)が置かれていた様で、明治期に蝦夷地を北海道と改めて本府が札幌に定められると、「海の玄関口である小樽」にヒトやモノが集まるようになり、「札幌の外港」として、道内各地への開拓民の上陸や物資陸揚げの機能を持つ港・「小樽港」を擁する立地から、北海道有数の港湾都市として発展した。また、昭和初期にかけて金融機関や船舶会社、商社などが進出し「北のウォール街」とも呼ばれる程、北海道経済の中心都市としても発展してきた歴史を持つと言われる。
人口も、この発展に伴って、明治元年には 2000人強であったが増え続け、ピーク時には 20万を超えるまでになるが、戦後、ニシン漁の不漁や樺太の喪失、石炭需要の減少、道内他都市の港湾施設整備などによって衰退し、札幌が北海道の中心都市として発展すると小樽市は衰退の一途を辿り、現在は 10万人強の都市と言われる。
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しかし現在、1923年(大正12年)に完成し、昭和期に起こった「運河論争」を乗り越え、最終的に、運河の幅の半分を埋立てて道路とし、残りはポケットパークの配置や散策路を整備した「現在の小樽運河」の完成(1986年)等もあって、「北海道内でも有数の観光都市」として人気が高い都市となっている。札幌から約40 kmの距離にある為、札幌から車では約1時間、鉄道では約30分(新千歳空港からなら約70分)でアクセスできる(=札幌市内から日帰りで容易に観光する事ができる)この街には「旧日本銀行小樽支店」をはじめ「戦前から残るレトロな銀行建築」や、「街中に随所に残る歴史的建造物」といった「小樽の街並みを形作る重要な観光資源」が多数あり、かつての繁栄の名残を見ることができる上、「100店舗以上の店が営業する寿司の街」としても知られている街が「小樽」
実際に参らせて頂き、率直に思った事を一言で申し上げるなら、「レトロ感がありつつも、往時の繁栄を感じる、全体的に非常に素敵で、大人散策していて飽きない街」といった印象だった次第です。
以下、『大人散策@小樽の切口』を共有し、実際に観光させて頂いた経験をもとに『小樽における大人観光情報』を紹介」させて頂こうと思います。
Wikipediaより:小樽の歴史的な建造物
【大人散策@小樽の切口 & 大人観光情報】
上記、「小樽の概要」を抑えさせて頂きましたので、こちらの段落では、『大人散策@小樽の切口』を抑え、『小樽における大人観光情報』を共有させて頂こうと思います。
私達夫婦は、少し前の話で 2015年前後だったと思いますが、1泊2日で、小樽にお邪魔させて頂きました(ちなみに、前日まで、仕事で札幌におり、週末を利用して札幌から脚をのばしてみた次第です;別記事で札幌市内で大人散策(観光)と自転車で札幌の自然を楽しむ大人ポタリングを記載しています)。上記、「小樽の概要」にもありますが、私達夫婦が、小樽訪問にあたって想定した切口(=Key Wards)は、「お寿司」・「小樽運河」・「『(旧日本銀行小樽支店をはじめとする)戦前から残るレトロな銀行建築』や『街中に随所に残る歴史的建造物』」・「ニシン漁(の痕跡)」の4点。すなわち「宿泊先で温泉」に入る事も踏まえ、以下の目的を立てた次第です…。
- お寿司を食べる
- 有名な運河を拝見しつつ、大人散策する
- レトロな街並みを散策し、建造物を拝見する
- 温泉のあるお宿に宿泊し、温泉も楽しむ
- にしん御殿 小樽貴賓館 も脚を伸ばす
初めての小樽でしたが、お寿司はおいしく、ノスタルジー / 日本文化・歴史を感じる事が出来る素晴らしい旅になりました。以下、実際に参らせて頂き、そこで感じた小樽の魅力 / 楽しみ方を、スケジュール感含め記載いたしますので、皆様の参考になれば幸いです。尚、以下に「大人散策@小樽」のイメージを掴んで頂くべく、概要の地図も記載します。詳細の地図は、最下部の Google My Map で作成した地図も記載して折りますので、併せてご参照頂けますと幸いです。

【小樽の魅力/楽しみ方①:小樽のお寿司はやっぱり格別!】
まず小樽についたのがお昼前の11時くらい。お昼にはまだ早かったですが、早々に「お寿司」を頂戴しました。何も調べないで行ったのですが、「寿司屋通り」なる通りがあり、あちらこちらにお寿司屋さん。多すぎてかえって迷ってしまうほどですが、なんとなく目についたお店に入りました。これが、大正解。どのネタも新鮮さが良くわかり、本来のお魚のおいしさを感じる事が出来ます。
小樽の街並み①
店内の写真は、お断りとの事でしたので、写真はありませんが、大満足の選択でした。ただ後に、札幌で地元の人に聞いたら、”小樽でお寿司がおいしくないなら、速攻でなくなるはずだから、何処に入ってもハズレはないはず” とのコメントでした。故に、あえてここではお店の名前は出しませんので、皆さんも直観で入ってみて下さい(日本三景「松島」のクルージング+お寿司屋さん情報も別記事で紹介しています)。
【小樽の魅力/楽しみ方②:ノスタルジーを感じる街並み】
お腹も満たされたので、腹ごなしも含め「街を散策」しました。いや「いい街」です! ノスタルジーを感じる建物が多く、廃線になった線路が遊歩道になっていたりと、ただ散策しているだけで、楽しみが付きません。お伺いした時は、観光客も少なく、本当にゆったり散策を楽しむ事が出来、正に大人散策でした。また、『「ノスタルジーを感じる街並み」が広がるエリアは、さほど広いエリアでない』と思いますので、徒歩で写真にありる様な建物等を見ながら、あてもなく2時間程度大人散策を満喫し、「予約した宿」のある「小樽運河」の方に向いました。




チェックインする前に、「小樽運河」の周辺を大人散策。「写真で見たことのある風景」が目の前に飛び込んできて、感激すると同時に「ノスタルジーを感じさせる雰囲気」は、やはり「小樽の象徴」だと、改めて思った次第です。そして「地元の方々が『運河論争』を乗り越えて勝ち取った歴史的な景観」なんだと、その歴史に思いを馳せつつ、その散策路を歩くと「この景観は残して大正解!」と強く思った事を記憶している次第です。



その後、チェックインすべく宿へ参りました。お世話になったのは、「おたる ふる川(https://hpdsp.jp/otaru-furukawa/room)」と言う、小樽運河の目の前のお宿です。小樽駅の周辺で、温泉があり、客室に温泉がのあるお部屋は、ここしか見つからず、お世話になる事にしました。お部屋そのもは、写真の通り非常に良かったのですが…。タイミングもあるでしょうし、めぐり合わせもあるでしょから、これ以上は書きません…。
ただ、「眺めも含め、お部屋が良かった事は事実」なので、それだけは記載しておきます。ちょっと遅めのチェックインでしたので(まっ色々あったこともあり)、チェックイン後、基本部屋でおこもり。「客室にある半露天のお風呂で温泉」を満喫しました。





【小樽の魅力/楽しみ方③:「にしん御殿 小樽貴賓館」の天井画は必見!】
翌朝、チェックイン後、最後の目的である「にしん御殿 小樽貴賓館」へタクシーで向かいました(2~3000円くらいだっと思います)。こちらは「圧巻の天井」でした。勿論建物もすごいのですが、それ以上にこちらの「天井画」は、すごいもので(写真の通りですが)、これを個人であつらえるというのは、「よっぽど日本文化を知った趣味人じゃないと作らない」と思ってしまいました。同時に「ニシン漁ってこんなに儲かったものなの???」とも思ってしまった次第です…。建造物としての魅力は勿論ですが、この「にしん御殿 小樽貴賓館の天井画」は、小樽に来たなら是非生で鑑賞してもらいたいものだと強く思った次第です。
にしん御殿 小樽貴賓館の様子
【最後に:小樽観光を終えて思った事】
以上が、「北海道の『小樽の概要」と『大人散策@小樽の切口』を共有し、実際に観光させて頂いた経験をもとに『小樽における大人観光情報』を紹介」させて頂いた内容になります。
小樽観光を終え思った事は、「札幌からアクセスしやすく『1泊2日で、十分小樽の街中は、楽しめ、かなり満足度の高い大人散策を遂行できた』が、『余市』まで含むとスケジューリング難しかった…」と言う事です。ちなみに2日目のスケジュールは、「にしん御殿 小樽貴賓館」の鑑賞を終え、またタクシーで小樽駅まで戻り、そのまま新千歳まで行って、川越に帰宅しました。上記にも記載しましたが、札幌~小樽は、電車で40分弱ぐらい。新千歳~小樽は、1.5時間しない程度の距離で、いずれも、1本で行ける電車(快速エアポート)があったので、アクセスは非常に良かったです。ただ一つ心残りなのは「余市まで脚を延ばせなっかった」事です。言い換えると「小樽から先は電車の本数が少なく、1泊2日ではスケジューリングが難しかった」という事になります。今度は、少し長めの滞在をするか、レンタカーを借りるか等の対策を考え「余市も含めたスケジューリング」で、お伺いできればと思った次第です(実行できた暁には、本ブログで紹介させて頂こうと思います!)。
とは言いつつ、「小樽は『ノスタルジーを感じさせる雰囲気』が素敵な、お寿司も美味しい観光都市」であった事は事実。皆様も、「ノスタルジーとおいしいお寿司」を求めて、小樽まで脚を運んで見ては、いかがでしょうか?
小樽の街並み③
(別記事で札幌市内で大人散策(観光)と自転車で札幌の自然を楽しむ大人ポタリングを記載しています。また、札幌のレストラン情報として、ステーキ円山、エルムガーデン、うに むらかみ等も紹介しています)
以下、Googleマイプレイス(マイマップ)で作成した地図を、アプリ・GogleMpsで、位置情報をONにしてスマホでご利用頂くと、紹介したスポットを、自身の位置確認しつつ大人散策する事が出来ます!