【はじめに】
今回は、私達夫婦の住まう川越とその周辺における、桜を求めての大人ポタリング情報を紹介します。
桜は非常に綺麗で、日本中どこでも楽しむ事が出来ると思います。しかし、桜前線を追いかけて、長い距離を移動しない限り、タイミングを変えて楽しむ事は、難しいと思います。桜(ソメイヨシノ)は、咲き始めるタイミングも、散ってしまうタイミングも、地域が同じであれば、基本同じなので、毎年、何処の桜を見に行こうか迷ってしまいます。しかし今回は、週末2日間の大人ポタリングで、実際に回る事が出来た、スポットをご紹介します。
今回ご紹介するスポットでは、有名処のスポットもありますし、ちょっとマイナーなスポットも取り上げています。また、皆様もお気に入りの桜スポットを、それぞれがお持ちでしょうから、それらと掛け合わせ、桜を思う存分楽しまれてはいかがかと思います。
【川越とその周辺における、桜を巡る大人ポタリング】
以下に、週末の土日だけで、実際にポタリングでめぐったコースをご紹介します。1日目、2日目ともに、50㎞位づつですので、徒歩では若干厳しい距離ですが、自転車での散策(ポタリング)であれば、休みながら、1日かけてゆったりめぐるには、丁度良い距離でした。(写真は、これまでに撮りためた、写真を使用していますので、同じタイミングではない事、予めご了承ください)
■ 川越氷川神社北の新河岸川沿いの桜 (スタートは、川越駅近辺)
川越駅付近よりスタートし、本ブログの別記事でも紹介しました、川越の観光地を抜け、川越氷川神社を超えると、新河岸川があり、その川に沿って桜並木が続いています。この季節には、船も出ており、桜を満喫できます。船上で、船に揺られながら、桜を楽しまれている方々を見ると、ポタリングであちこち回るのも良いが、「船で桜を楽しむのもいいなー」と思えてきました。
氷川神社の裏(北側)を流れる新河岸川の少し上流に、田谷堰・道灌橋もあります!
■ 川島桜づつみ
入間川左岸の堤防の上にある桜並木で、意外と皆様ご存じないスポットだと思います。いつ行っても、人はまばらです。でも桜は桜。綺麗な桜を、周囲を気にせず楽しめるスポットです。また、もう少し川を下流に下った所には、別記事で紹介しましたが、蓮のスポットもあります。
■ 川島町・さくら通り
通りの名前の通り、道に沿って、桜並木が続いています。まだ小さめの桜の印象ですが、長く通りに面して桜が咲いている光景は、中々の物です。歩道も広いので、ゆったりと桜を見ながらポタリングできます。別記事で紹介した、少し先の遠山記念館によられても良いのでないかと思います。
■ 吉見町・さくら堤公園
こちらも、さくら通り同様、桜の名前が付いたスポットです。こちらの桜は、それなりの樹齢がある様で、大きめの桜が、サイクリングロードに沿って植わっており、結構有名なスポットの様で、サイクリングロードですが、この時期は、自転車で走るには少々無理があります。かなりサイクリングロードを北の方に向かうと、菜の花との共演も見られ、人気花見スポットである事、納得できます。
■ 吉見町・吉見百穴前の市野川沿いの桜
別記事で紹介しました、吉見百穴の西を流れる、市野川の堤防にも多くの桜があります。今回はポタリングで参らせて頂きましたが、吉見百穴が目の前にあり、隣には別記事で紹介しました岩室観音や松山城(武蔵国)もあるので、このスポットだけ散策しても、楽しめる場所だと思います。
■ 川島町・梅ノ木古凍貯水池の桜
こちらは、ほとんどの方がご存じないスポットかもしれません。ただ、サイクリングロードに沿って、桜並木が続いていますので、爽快感の中、桜を楽しむ事が出来るスポットです。
■ 東坂戸団地の川沿い
東京の目黒川の桜が有名ですが、その雰囲気を感じる事の出来る、桜鑑賞スポットです。川沿いの両岸に、かなりの長さで桜が連なった光景は、美しいの一言。散策できるように、歩道が整備されているので、時間をかけて桜を楽しみたいスポットです。ちなみに近辺には、別記事で紹介しました大穴城跡や大堀城跡と言った、少々マイナーですが、歴史を感じさせてくれるスポットもあります。
■ 坂戸市・慈眼寺の枝垂桜
本ブログ、別記事の巨木・名木ポタリングのページや川越児玉往還の記事でも触れましたが、1本だけですが、260年の樹齢を誇ると言われる、美しく、でも威厳のある枝垂桜を楽しむ事が出来ます。ただ、ソメイヨシノよりも数日早いサイクルで咲くケースが多いようですので、タイミングを見計らって、いらしてください。
■ 川越なぐわし公園北を流れる、小畔川沿い
。このスポットは、小畔川の堤防に沿って、公園が整備されており、そこに多くの桜が植わっております。菜の花とのコントラストを楽しめるスポットで、それだけで非常に魅力的なのですが、近くの小畔側にかかる橋付近からは、富士山も見る事が出来ます。但し、春の季節は、冬と違って見通しがきかないケースが多いので、晴れていても中々富士山も含めて、桜と菜の花を楽しめる事は稀です。願掛けのつもりで、いらしてみてはいかがでしょうか?
■ 的場駅近くの八坂神社 (ここで1日目は終了し、帰宅)
1日目の最後のスポットです。このスポットは、大きな神社ではありませんし、桜の本数も多い訳ではありません。しかし、夜ライトアップされているケースがあり、夜桜を楽しめる可能性があるスポットなのです。「可能性がある」と記載したのは、実際に(数年にわたって)何度か訪問し、ライトアップされていた年とそうでない年があったからです。
別記事でも紹介しましたが、川越の的場は、「東山道武蔵路が近くを通っていたと思われるエリア」、「川越のかつての中心(元祖川越?)と思われるエリア」、「川越地方最大級の古墳・牛塚があるエリア」と言う事で、よく脚を運ぶエリアなのですが、もし桜の季節にこの近辺を大人散策されるのであれば、「ライトアップされているかもしれない八坂神社の桜」を思い出して頂ければと思います。
また、夜桜にこだわらないのであれば、以下に紹介する、「小畔水鳥 の郷公園」⇒「川越水上公園」の移動のタイミングで立ち寄っても良いかもしれません(夕食候補の(若干距離はありますが)近場のレストラン:龍昇飯店(霞ヶ関駅前)や幸膳(的場駅と笠幡駅の間)も別記事で紹介しています)。
■ 鶴ヶ島市・日光脇往還沿いの桜並木 (2日目スタート)
2日目のスタートは、別記事でも紹介しました、日光脇往還沿いにある桜並木からです。日光街道と言えば「杉並木」で、この日光脇往還にも大きな杉が残ったスポットがありますが(並木と言う言葉でも言葉遊びしています)、一部は枯れてしまっている様です。その代わりに植えられたのが、この桜の様です。地域の方がこの道をいかに大切にしているかが、感じ取れるスポットです。
■ 鶴ヶ島市・太田ヶ谷公園(鶴ヶ島市運動公園)と北側の道にある桜並木
こちらの公園は、お気に入りの公園の1つで、1年を通じで、四季を楽しめる公園です。こちらの太田ヶ谷公園は秋の紅葉も、夏の新緑も美しいです。桜の季節は、池の周囲に桜があるので、水辺の桜を楽しむ事が出来ます。また、北側の通りには、まだ小さめですが、桜並木があり、ここを散策・ポタリングすると、脚が軽くなった印象を持ってしまう通りです。
■ 小畔川沿い、小畔水鳥 の郷公園、その対岸の御伊勢塚公園/その前の通り+周囲の桜
こちらは、蓮を巡るポタリングコースを紹介した際に、スポットの一つとして、紹介させて頂きました。池の中には蓮がありますが(2021年は、ハスが撤去されていましたが・・・)、その周囲は桜が多くあり、住宅が多くあるせいか、桜の季節は多くの方が散策されているスポットです。小畔川がすぐ脇を流れており、ここでお弁当を食べるんのもいいのでないかと思います。
■ 川越水上公園
こちらは、川越では、有名スポットの1つだと思い、本ブログの別記事でも紹介させて頂きました。沢山のソメイヨシノがあり、圧巻の景色で、毎年多くの方が、お花見を楽しまれていいます。ただ、あまり話題にのぼらないのが、八重桜。ソメイヨシノが終わってから、大体2週間後位に、八重桜の季節がやってきます。詳細を別記事で紹介していますので、そちらの記事もご覧ください。
■ 川越市・増形緑地(安比奈公園の入間川対岸)
こちらは、あまり知られていないスポットだと思いますが、整備されたサイクリングロードに沿って、桜を楽しめる事が出来るスポットです。一般的な入間川のサイクリングロードは、反対岸になるので、知られていないと言う事だと思いますが、こちらの桜も中々で、人が少ない分、ゆったり桜を楽しむ事が出来ます。
■ 狭山市・城山砦近くの入間川サイクリングロード
河越夜戦の舞台の一つとなったと言われる(別記事参照)、城山砦の近くにあります。いわゆる入間川のサイクリングロード沿いで、住宅も多い事から、多くの方が散策されています。桜が覆いかぶさるようにサイクリングロードに沿って植わっていますので、非常に綺麗ですが、人も多いので、走行にはお気を付けください。
■ 狭山市・智光山公園
入間川の河岸段丘を登る必要がありますが、智光山公園の桜も美しいです。上記の、鶴ヶ島運動公園同様、1年を通じて、バラ・菖蒲・新緑・紅葉と楽しめるスポットですが、桜の季節も中々です。正直ここで終了して、サイボクハムに行き、温泉に入って、レストランで食事をして、ポタリングを〆ても良い位置関係だと思います。
■ 狭山市・下奥富河川敷公園
一旦入間川の対岸に行きますが、下奥富河川敷公園の桜も素敵です(川越付近の季節の花々を目指した大人ポタリングの記事でも紹介致しました)。こちらには、別記事でも紹介しましたが、ハナモモがあり、こちらも魅力的な公園です。
■ 狭山市・河川敷中央公園
こちらのスポットは、非常に多くの方が桜を楽しまれているスポットです。この場所は、鎌倉街道上道(別記事で紹介中)で、入間川を渡河する際の「渡し」があった場所付近と思われます。鎌倉街道上道を入間川の左岸と右岸で結ぶと、丁度この辺りになる様です。多くの人は、桜のみを楽しんでいらっしゃると思いますが、やはり大人は別の切り口でも楽しみ方を持っておきたいものだと思い、ここは桜に加え、ひっそりと歴史も楽しめるスポットなのです。
鎌倉街道を少し智光山公園側に行った所にある信濃坂付近の隠れ地蔵と説明看板
入間川右岸の16号線沿いにある清水八番神
■ 狭山市・稲荷山公園
河川敷中央公園から、入間川を渡り、その河岸段丘を登った所に、稲荷山公園があります。こちらの公園も、1年を通して楽しめますが、桜の季節は外したくない季節の1つです。広々とした公園で、桜を満喫してみてはいかがでしょうか?(近隣の散策場も別記事で紹介しています)
■ 入間市・霞川沿いの桜 (この後、「魚いち」で食事を頂戴し、川越に帰宅)
最後の桜ポタリングスポットは、入間市の霞川沿いの桜です。霞川にかかる新霞橋から上流のほうを見ると、入間市の中心街の方は、高い崖の様になっており、更にその上には、高い団地があるせいか、少し圧迫感がある様な感じもありますが、そんな中の桜と霞川の流れを拝見すると、理由はわかりませんが、いいバランスの取れた景色に見えてきて、心の落ち着く場所です。ちなみに今回、この場所を最後のスポットに設定したのは、魚いちで食事をするためです。おいしい会席とウナギを頂戴し、2日間の「桜を巡る大人ポタリング」の〆とさせて頂きました。
【最後に】
以上が、今回取り上げさせて頂きました、川越とその周辺における桜を求めての大人ポタリング(散策)スポットになります。私達夫婦が回った様に、上から順番に回っても良いと思いますし(今回のポタリングにおいては、最後は、本ブログでも紹介しております、「入間市の魚いち」で食事をし、今回のポタリングの〆としました)、反対周りで行っても良いと思います。また、部分的に回る方法もあれば、皆様それぞれのお気に入りスポットと絡めて、回られても良いと思います。自転車(ポタリング)であれば、一年の内でも、一瞬しか楽しむ事の出来ない桜を、なるべく沢山味わう事が出来ますので、皆様も大人ポタリングで、健康増進も兼ね、春を心から感じてみては、いかがでしょうか?
以下、Googleマイプレイス(マイマップ)で作成した地図を、アプリ・GogleMpsで、位置情報をONにしてスマホでご利用頂くと、紹介したスポットを、自身の位置確認しつつ大人散策する事が出来ます!