【はじめに】
こちらのページでは、「2024年の春に岐阜・長野の県境から長野南部を巡る旅を実施しましたので、その旅の全体図を共有」させて頂きます。
2024年のお正月、「久しぶりに、高遠城の桜を見たい!」と言う衝動にかられ、旅の計画を開始しました。ただ、折角長野の伊那地方に行くのであれば「高遠城だけではなく、長野の南部方面もスコープに入れたい…」と思い、旅の候補を思案していると、いくつかのキーワードが思い浮かんできました。そのキーワードとは「日本三大山城/岩村城、(個人的に 勝手に「三大 ”岩” 山城」と思っている)苗木城、中山道の馬籠宿・妻籠宿・奈良井宿、東山道、武田信玄終焉の地」といった辺りのワードです。
しかし、この地域のこれらのスポットを公共交通機関で回るのは、至難の業。であれれば、少々距離はあるものの(川越からだと 4-5時間?)車で行ってしまえば、これらのスポットをすべて回れるのでないかと考えました。同時に、この地域で気になっていた温泉街は、ハナモモが有名で、東山道の神坂峠を越えた(控えた)駒場宿付近にある昼神温泉。「高遠城の桜にタイミングを合わせるのであれば、ハナモモはちょっと早いかもしれないが、もしかしたら咲いている可能性もあるし、桜のタイミングが遅ければ、花桃が見れるかも…」と推察し、上記スポットを回りつつ、昼神温泉に宿泊し温泉を楽しむプランを考えさせて頂きました。すなわち、上記を巡る事を踏まえつつ、プラスの観光地やお宿も踏まえて検討し、結果以下のスケジューリング(プラン)を考えた次第です。
- 初日:自宅のある川越を出発し、出身地の北杜にある清春芸術村を含めた桜スポットに寄り道して、岩村城・苗木城を巡り付近にある恵那峡国際ホテルに1泊
- 2日目:恵那峡国際ホテルを出発し、馬籠宿・妻籠宿を回ってのんびりと散策した後、神坂峠を巡って、花桃の里でお花が咲いていれば、こちらでも散策し、昼神温泉のお宿 山翠で2泊目
- 3日目:昼神温泉で温泉を満喫しつつ、温泉街のハナモモを持てめて大人散策(「花桃の里で咲いていなくても、昼神温泉付近なら咲いているかも…」と期待を込めて…)
- 4日目:高遠城・奈良井宿と回り、川越に帰宅
以上、3泊4日の旅を計画した次第です。ただ、計画したのは、お正月で、桜の開花で予測したのは4月初旬~中旬。つまり、お宿を予約した1月の時点で、4月中盤のタイミングに桜が咲いている保証もなければ、天候もどうなるか分からない状況の中、恵那峡国際ホテルと昼神温泉のお宿 山翠を予約した次第です。
結界は、下記の感じで、全てが想定通りにいきませんでしたが、臨機応変な対応も実施した事で、中々満足度の高い旅になりました! 以下にその全体図を記載させて頂きますので、ご参照頂けますと幸いです。尚、それぞれのお宿や観光スポットに関しては、別記事で詳細を記載しておりますので、皆様の旅のプランニングの参考にになれば幸いと思って折ります(それぞれのリンク参照)。
【歴史を感じ花々をめでる「岐阜・長野の県境から長野南部を巡る車旅」】
■ 初日
・計画
自宅のある川越を出発し、出身地の北杜にある清春芸術村を含めた桜スポットに寄り道して、岩村城・苗木城を巡り、付近にある恵那峡国際ホテルに1泊
・実績
残念ながら、清春芸術村を含めた北杜市の桜スポットは、まだ5分咲きと言った感じで少々早かったです。また、中央道も混んでおり、岩村城までは、5時間くらいかかってしまいましたし、さすが日本三大山城/岩村城。麓の駐車場から、山頂の本丸までは、結構な急勾配で、期待以上の城郭の遺構であった為、結構な時間(TOTALで2時間近く)かかってしまいました。また、岩村城の城下町もかなり魅力的で、こちらでも1時間以上の時間を費やした為、次の苗木城へ参るのが、結構遅くなってしまいました。
その為、苗木城はちょっと急いで回ろうと思いつつ参りましたが、苗木城もさすが勝手ではありますが、個人的に「三大 ”岩” 山城」と思っているお城。こちらも中々魅力的で、結構な時間(1.5時間位)を費やしてしまい、苗木さくら公園や苗木遠山家廟所等の周囲も含めて大人散策しようと思っていましたが、疲労感もあり、苗木さくら公園への大人散策は断念し、恵那峡国際ホテルへ向かいました。初めての道と言う事もあり、少々道に迷いつつ参ったので、こちらでも時間を費やしてしまい、結果恵那峡国際ホテルについたのは、17時過ぎ。川越の自宅を出たのが、朝の5時過ぎだったので、12時間程の行程になってしまった次第です…。
■ 2日目
・計画
恵那峡国際ホテルを出発し、馬籠宿・妻籠宿を回ってのんびりと散策した後、神坂峠を巡って、花桃の里でお花が咲いていれば散策し、昼神温泉のお宿 山翠で2泊目
・実績
別記事でも記載させて頂いた恵那峡国際ホテル。恵那峡をお部屋から望める環境のホテルで、お邪魔したタイミングでは、桜が非常に美しく、元々予定になかった恵那峡の大人散策を実施しました。また、前日想定以上のハードなスケジュールになってしまったので、少しゆっくりしてしまい、恵那峡国際ホテルを出発したのは、11時過ぎ(チェックアウトは12時まででした)。そこから、馬籠宿に向かいました。
馬籠宿では、2時間近くかけてゆっくり大人散策し、馬籠峠を越えて、妻籠宿に参り、ここでも1.5時間程かけて、(この日の宿泊は、夕食なしプランだったので、お土産屋さんで食料や飲料を買い込みつつ)ゆっくりと大人散策。「古き良き日本を感じる中山道の代表的な観光スポット」と言って良い馬籠宿・妻籠宿は、非常に魅力的で、じっくりと楽しませて頂きました。
そして、妻籠宿を出たのが、16時前位。神坂峠を越えて、昼神温泉に行こうとしましたが、ナビで設定できません…。「どうやら車での峠越えは出来ない…」と理解しました…。調査不足を悔やみつつも、空模様も怪しくなり始めておりましたので、昼神温泉に向かう事にしまた。更に、途中花桃の里のハナモモ開花状況もチェックしようと、少し遠回りを試みると「通行止め」の看板。昼神温泉の宿泊先で、後になって知ったのですが、この近くで土砂崩れがあり、2024年の花桃の里・ハナモモまつりは中止になったとの事でした。ただ、移動中は存じ上げていなかったので、来た道を少し戻って、改めて昼神温泉を目指し、宿泊先の昼神温泉・お宿 山翠に、降りしきる雨の中、向かいました。
お宿に着いたのは、18時位。(準備不足による)想定外の事象もあり、初日に続いて、疲労感を感じる行程になりましたが、「馬籠宿・妻籠宿は、やっぱり良かった!」、「今度は、自身の足で出来るだけ中山道(木曽路)を歩いてみたい!」、そして「東山道の神坂峠付近も改めてしっかりプランし、大人散策してみたい!」とこの日を振り返り、購入したお夜食を頂きつつ、温泉で疲れを癒した次第です。
■ 3日目
・計画
昼神温泉で温泉を満喫しつつ、温泉街のハナモモを持てめて大人散策
・実績
3日目は、朝から雨。朝食を頂き、午前中はのんびりと、お宿 山翠内で大浴場と客室の温泉を堪能しましました。お昼くらいになると、大分小雨になって来たので、「折角だから、短くてもいいので、そして濡れても戻って直ぐにお風呂に入ればいいので、散策行こう!」と昼神温泉街の大人散策に出掛けました。まだハナモモの見頃は少し先で、雨が降っているせいもあってか人はほとんどいませんでした。しかし、桜は正に見頃。満開の桜と咲き始めたハナモモを鑑賞しつつ、温泉街を2時間程大人散策し、お宿に戻り、温泉を再度満喫し、美味しい夕食を頂戴する事に専念しました。
■ 4日目
・計画
・実績
昼神温泉のお宿 山翠を11時前にチェックアウト。まずは、高遠城に向かいました。桜は、バッチリのタイミングで、曇り空でしたが、高遠城の城郭の遺構と桜を満喫。「前日までの想定外は、この桜をバッチリのタイミングで見る為に運をためていたんだ!」と思ってしまうほどの絶好のタイミングで桜を観賞する事が出来ました。何度かお邪魔している高遠城ですが、これほどドンピシャのタイミングは初めてだった次第です。
高遠城で、桜と城郭を満喫した後は、奈良井宿に向かいました。天気もかなり回復し、宿場町の散策を楽しむ事が出来、こちらも大満足。馬籠宿・妻籠宿の大人散策の後に感じた「今度は、自身の足で出来るだけ中山道(木曽路)を歩いてみたい!」と言う願望が更に強くなってしまった次第です。
本来の予定は、奈良井宿の後は、川越に向けて帰宅の途につく予定でしたが「初日に5分咲きだった清春の桜、もしかしたらいいタイミングになっているかも…」と思い、塩尻で高速に乗って、小淵沢ICで一旦降りて、蕪の桜/清春芸術村の桜と寄り道しました。狙いは的中で、満開の桜を拝見する事が出来ました。その見事な景色に「北杜でもう一泊していく?」とも思いましたが、そうもいかず、その代わりに、韮崎新府(新府城近く)の桃畑とワニ塚の桜も拝見し(こちらもバッチリのタイミング)、帰宅の途に就きました。
【最後に】
以上が、「2024年の春に岐阜・長野の県境から長野南部を巡る旅を実施したその旅の全体図を共有」させて頂いた内容になります。
ちなみに、今回の旅における大まかな旅費は、恵那峡国際ホテル:2万弱(1泊)、お宿 山翠:7万弱(2泊)、高速代:(恐らく往復で)1.5万位、ガソリン代:(出発時と旅先の途中の2回で)1万強、その他:(大雑把ですが)入場料や食事等の買い物で1~2万、といった感じですので、超概算ですが、全てコミコミで「13万前後/2名/3泊4日」と言った感じのはずです。金額だけ見ると、私達夫婦にとっては大きな金額ですが、「2人で、3泊4日思いっきり、歴史を感じる大人観光スポットと温泉・季節の花々を楽しんで、13万前後の旅だった」と言う事で、途中、準備不足による想定外もありましたが「それも旅の醍醐味」と言い聞かせ、プラスの想定外もあった事も踏まえれば、大満足の旅と言って良いと思い、「素晴らしい旅だった!」と総括した次第です。旅の内容と金額は、それぞれの考え方があると思いますので「これがベストの旅」とは言えませんが、私達夫婦にとっては「上記の旅が今回のベスト」だった次第ですので、今後皆様の旅の計画に、少しでも参考になれば幸いと思った次第です。