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博物館「明治村」:近代日本が蘇るテーマパーク・明治村で、「高い志」と「明治の息吹」を感じる大人散策を! (東海/近畿を巡る歴史探訪の旅⑭)

東海近畿の旅シリーズ・明治村内部 路面電車

こちらのページでは、 数年前の夏休みに実行した「東海/近畿を巡る歴史探訪の旅」にて参らせて頂いた「明治村」に付き、その概要・見所・大人散策ルートを共有しつつ、楽しみ方も含め紹介致します。

📚本記事で得られる情報📚
✅「明治村」の概要(基本情報・アクセス等)
✅「明治村」の見所・大人散策ルート

数年前の夏休み(遅めの夏休みだったので、9月)、静岡(掛川・浜松)彦根長浜名古屋(犬山岐阜も)を回る旅を企画し、それぞれお邪魔させて頂きました(旅全体の日程は、別記事をご参照ください)今回は、その中で愛知県犬山市にある、博物館明治村(https://www.meijimura.com/)を中心にご紹介します

前日、長浜から岐阜城(別記事紹介中)を経由し、名古屋に入って、熱田神宮白鳥庭園と回り、翌日目指したのが、名古屋の北、犬山市です。ここでの目的は、国宝・犬山城と明治村。犬山城は、別記事で紹介していますので、こちらでは、明治村の紹介をメインにいたします。

そもそも明治村は、Wikipedia の力を借りますと、以下の様にあります。

博物館明治村(はくぶつかん めいじむら)は、愛知県犬山市にある野外博物館、また明治時代をコンセプトとしたテーマパーク 明治時代の建造物等を移築して公開し、また明治時代の歴史的資料をも収集し、社会文化の向上に寄与することを目的とする。通称「明治村」。管理運営は公益財団法人明治村。非常に大規模であり、その敷地面積は日本のテーマパークでは、同じ名鉄インプレスが経営するリトルワールドに次ぐ、第3位を誇る。 歴史的建造物の多さやその広さからドラマの撮影やアニメのモチーフに頻繁に使われ、また明治東亰恋伽などゲームとのコラボレーションや、夏には世界コスプレサミットのサブ会場の提供なども実施。(略) 

同窓生だった谷口吉郎(博物館明治村の初代館長)と土川元夫 (当時名古屋鉄道(名鉄)社長、後に同会長となる) の2人は、戦後の急速な経済成長の蔭で失われつつある明治時代の建築物のうち、歴史上にも文化芸術上にも価値があるものを末永く保ちたいとの意見で一致し、そのための財団設立を構想したのが「明治村」の発端である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/博物館明治村

「明治村」は通称で、正式名称は、「博物館明治村」と言うそうです。一般的なイメージの博物館とは異なりますが、建造物を主体にした博物館と考えれば、不思議な事は何もなく、実際に訪れてみると、建造物から放たれる威厳から、野外の建物博物館、その物です。

また、「明治時代の文化性と芸術性が高く、歴史的にも価値の高い建造物を残そう」と言う高尚な考えのもと設立されたとの事で、今現在これらの高い芸術・文化性を誇る建造物を実際に目で拝見し、歴史に思いわはせる事が出来る事、感謝しなければならないと思いましたし、テレビの撮影(特によく、NHKの朝ドラで見ますよね)で使われているので、一度訪問すると、後々「あっ、行った所だ!」と記憶がよみがえるスポットだと思います。

【明治村を大人散策】

この日は、名古屋の伏見駅から電車に乗り、まずは犬山城を目指しました(別記事で紹介中)。犬山城の城下町、天守、付近の神社等を散策し、犬山城天守の遠望も楽しんで、犬山駅に戻り、バスで明治村に向かいました。30分かからない位だったと思いますが、それなりに混んでおり、座る事はできませんでした。明治村付近までくると緑が生い茂った山の中に入って行くようで、「あとどれくらいかかるんだろう?」と思いながら、バスの中で時間を過ごした記憶があります。

明治村について、早々に園内に。中はかなり広いです。園内の移動は、バス・電車(京都市電で実際に走っていた車両)でもできる様ですが、徒歩でも十分めぐることが出来ます。私達夫婦に場合は、基本徒歩でめぐりました(一部市電に乗りたかったので、利用させて頂きましたが・・・)。大体3時間ほどで、ほぼほぼ全体を回れた感じでした。

ただ、広い事には変わりないので、「どの建造物を見る」と決め、全体的なルートを確定した上で、その道々にある、「気になる建造物による」のスタンスが宜しいお出ないかと思います。そんな私達夫婦が、実際にお邪魔し、ここは外さない方がほいと思う3か所は、①帝国ホテル中央玄関、②聖ザビエル天主堂、③京都市電です。

帝国ホテルの中央玄関は、本当に芸術性の高いもので、近くで見ると、細部までこだわりぬいて作られている事が良く解ります。今の時代にこれだけの手の込んだ建造物を目にすることはほとんどないと思い、正に明治の芸術性の高い建造物の代表と言って良いと改めて思いました。

次に聖ザビエル天主堂ですが、こちらはステンドグラスが非常に美しいです。私達夫婦は、キリスト教徒ではないので、教会に特に思い入れはないのですが、内部の荘厳な雰囲気は、この建物とステンドグラスによって醸し出されているのでないかと思った次第です。

最後に、市電。今の時代に、当時京都市内を実際に走っていた車両に乗る事は、ここでしかできない体験です。内部はかなり狭さを感じ、時代が違う事を肌で感じる事が出来ると思い、非常に貴重な体験になると思います。

その他にも、素晴らしい建造物があまたあり、紹介しきれません。周囲の美しい景色に溶け込んだ全体の雰囲気も、中々の物でした。以下に、紹介はしていませんが、園内で撮影した写真を記載しますので、お気に入りを探してみて下さい。

明治村からの帰りは、タクシーを利用させて頂きました。バスで戻ろうと思いましたが、バス乗り場には、それなりの列が出来ており、座れそうな感じがなかったのです。そんなタイミングで、タクシーを利用して、いらっしゃた方がいましたので、そのタクシーを捕まえ、「一番近い駅まで!」とお願いした次第です。

一番近い駅は、犬山駅でなく、もう一駅名古屋側の、来た時とは違った線の羽黒駅と言う駅でした(行きは、名鉄犬山線、羽黒駅は、名鉄小牧線の様です)。料金も2000円くらいだった記憶なので、バスで立ちっぱなしで、まだかまだかと、移動するよりは、ストレスなく移動でき、良い選択だったと思います

ただ、運転手さんがおっしゃるには、「羽黒駅でタクシーを捕まえようとしても、そもそもタクシーがいないケースが多いので、明治村でもそうだが、タクシーを呼ぶことを前提で行った方が良い」との事でした。もしタクシーの利用を想定される際は、タクシー会社の連絡先等準備していかれる事をおすすめします。羽黒駅に到着し、次の目的地徳川園(庭園)を目指して、移動しました。

【最後に】

はじめて、明治村にお伺いし思った事は、「よくぞこれらの建造物を見られる環境を整備してくれた」と言う事でしたこれらの建造物をこれだけのまとまったエリアで、これだけのクオリティでお目にかかる機会は、中々ある物ではありません。しかも明治時代の建造物な訳ですから。今の時代に、これだけのの物を作る事もしないでしょうから、こういった物を自身の目で見られ、有意義な時間を過ごす事が出来たと思います。皆様も機会があれば、国宝・犬山城とセットで、博物館明治村に足を運んでみては、いかがでしょうか?

以下、Googleマイプレイス(マイマップ)で作成した地図を、アプリ・GogleMpsで、位置情報をONにしてスマホでご利用頂くと、紹介したスポットを、自身の位置確認しつつ大人散策する事が出来ます!

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