新潟

【はじめに】

もう10年近く前の夏休み、金沢・新潟を回る旅をさせて頂きました。今回は、その中でお邪魔させて頂きました、新潟で、実際に回らせて頂いた観光スポットをご紹介します(金沢観光全体図金沢城兼六園(庭園)、に関しては、別記事をご参照下さい)。

新潟には、1泊のみの宿泊でしたので、新潟に参ったその日の数時間と、翌日帰宅の途につくまでの数時間の併せて、8時間位の観光でした。今回紹介させて頂くスポットは、その時間の中で、全て徒歩で回った感じです。実際に回ってみると、小さいながらも、歴史・風情の観点で、個性あふれる建物が結構あった認識で、「もう少し調べてから来れば、もっと回れたし、もしかしたら、もう一泊したかも・・・」、と思った次第です。限られた時間の中での散策でしたので、情報限られるかもしれませんが、皆様の観光プランのお役に立てれば幸いです。

新潟観光スポット

【新潟観光スポット】

⓪拠点ホテル

新潟観光の拠点にホテルさせて頂いたホテルは、ホテルオークラ新潟(http://www.okura-niigata.co.jp/)と言うホテルでした。新潟駅からは、徒歩で向かいました。20分くらいの道のりで、分かりやすく、迷う事は無かったです。写真は、少々前の物なので、現在は内装も含め、変わっているかもしれませんが、万代橋を真上から見れる、見晴らしの良いホテルでした

橋の上を通る、車の流れや、時折川を通る船をぼーっと見ていると、時を忘れてしまうような錯覚を持ってしまう感じの落ち着いたお部屋でした。ホテルオークラ新潟の詳細は、別ページにて記載しておりますので、そちらもご確認頂ければ幸いです

①燕喜館

燕喜館ですが、こちらのホームページによると、以下の様にあります。

”白山公園燕喜館及び市民茶亭遊神は、明治から昭和にかけて活躍した商屋、齋藤喜十郎氏の邸宅(明治40年代の建築物と推定)の一部「燕喜館」と呼ばれていた接客部分を平成6年2月に新潟市へ寄贈いただき、新たな茶室などを付加して由緒ある白山公園の一画に移築再建し平成9年9月から一般公開を始めました。開館以来、茶道や華道をはじめとする日本の文化芸能を推進する拠点の施設として多くの来館者に利用されております。明治建築の意匠を活かした落ち着いた風情と文化のかおり漂う伝統的建築物として平成12年4月に国の登録文化財に指定されました。”

https://niigata-bs.sakura.ne.jp/si/enkikan/index.html

元々は、個人の邸宅の様です。それも、「接待用に作られた一部」の様です。下記⑤で紹介する「斎藤家別邸」も、齋藤喜十郎氏によるものらしいので、ものすごい豪商だったのですね。気品ある佇まいの建物で、高級料亭の様な感じでした

②白山公園 蓮池

燕喜館の直ぐ近くにある(同じ敷地?)、蓮の咲き誇る池です。非常に大きな蓮が、元気よく咲き誇っていました。その蓮に紛れる形で、塔のような物があります。ラジオ塔と言うらしいです。ラジオの塔に付き、Wikipedia の力を借りますと、以下の様にあります。

ラジオ塔(ラジオとう 旧仮名表記:ラヂオ塔)とは、放送事業者がラジオの普及を目的に、公衆にラジオ放送を聞かせるため、公園などの公共空間に設置した、ラジオ受信機を内部に収めた塔である(略)”

https://ja.wikipedia.org/wiki/ラジオ塔

参った時もラジオが流れておりましたが、蓮に紛れて聞こえてきたので、塔から音が出ていると思わず、「誰かしゃべっている?」と思った感じでした。また、すぐ近く(同じ敷地?)には、白山神社や、蓮の池とは別の池があり、傍らには、「新潟最古の石灯籠」なる物もあります

③新潟県政記念館

新潟県政記念館は、味のある、和洋折衷のような建物で、内部を見学できます。Wikipedia の力を借りますと、以下の様にあります。

新潟県政記念館(にいがたけんせいきねんかん)は、新潟県新潟市中央区一番堀通町に所在する博物館館の建物は1883年(明治16年)3月に竣工し、1969年(昭和44年)に国の重要文化財に指定された新潟県旧県会議事堂(略)”

https://ja.wikipedia.org/wiki/新潟県政記念館

新潟の政治を語る上で、貴重な建物と認識しました。

④新津記念館

新津記念館は、古いですが、格式高い洋館です。こちらも、Wikipedia の力を借りますと、以下の様にあります。

新津記念館(にいつきねんかん)は、新潟県新潟市中央区にある文化施設建物は国の登録有形文化財である。(略) 建設主は、現在の昭和シェル石油の前身の一つにあたる「新津石油」創業者の新津恒吉である。新津恒吉は新潟県三島郡出雲崎町尼瀬の出身で、若き日から石油精製を通じて新潟の産業振興に全生涯を賭け、大成功して莫大な財を成した。晩年は私財を投じ、新潟市に外国要人を迎えるための迎賓館を建設した。この現在の新津記念館にあたる迎賓館は1935年(昭和10年)から3年を費やして建設され、1938年(昭和13年)に竣工した(略)”

https://ja.wikipedia.org/wiki/新津記念館

斎藤氏と言い、この新津氏と言い、新潟は多くの成功者がいた地域なのだと思いつつ、建物を拝見させて頂きました。

⑤旧齋藤家別邸

今回の新潟訪問で、最も感銘を受けた、建物と庭園でした。上記、①燕喜館で触れました、斎藤氏の旧別邸になる様です。建物の内部、庭園とそれぞれ入る事が出来ます。建物は、歴史を感じさせ、かつ豪華さと品格を備えたもので、その2階から見える日本庭園の景色は格別です

大名庭園のような広さがある訳ではありませんが(勿論かなりの敷地地の広さですが・・・)、格式の高さを感じざるにはいられない雰囲気を醸し出す空間となっております。また庭園の内部も散策でき、思ったよりも高低差があり、様々な角度から、庭園を楽しむ事が出来ます。建物の2階から見た庭園も素敵でしたが、庭園から見る母屋も風格十分

建物、庭園の両方の面からそれぞれを楽しめる、正に大人空間だと思いました。

尚本ブログでは、東京旧古河庭園東京椿山荘神戸相楽園京都無鄰菴高松栗林公園熊本水前寺成就園山梨恵林寺庭園甲府常磐ホテルの庭園平泉毛越寺庭園名古屋徳川園二条城二の丸庭園川越喜多院の紅葉山庭園/中院の庭園熱海の起雲閣旧芝離宮恩賜庭園小石川後楽園清澄庭園浜離宮六義園新宿御苑日本三名園金沢兼六園岡山後楽園偕楽園等、全国各地の庭園も紹介しており、「日本庭園のカテゴリ分け(庭園分類)」に関しても記載しております(更新中あり)ので、下記一覧表をご活用いただき、ご参照頂けますと幸いです。

⑥魅力的な建物 (旧第四銀行住吉町支店、旧新潟税関庁舎、新潟市歴史博物館)

館みなとぴあ(http://www.nchm.jp/index.html)は、
信濃川のほとり近くに、明治から昭和初期にかけて建てられたと言われる建物(博物館は、過去の庁舎をモチーフとして建てられたらしいです)が、密集しています
。それぞれが歴史を感じさせるような建物で、それぞれの味があり、それぞれが非常に近くにあるので、比較しながら楽しめるのも、良いと思います。

⑦萬代橋

新潟の建造物の顔と言って良い橋」だと思います。日本で一番の長さを誇る信濃川の河口付近にある橋で、単なる橋ではなく、橋その物、照明等、芸術性と気品を感じさせてくれる橋です。Wikipedia の力を借りますと、以下の様にあります。

萬代橋(ばんだいばし/よろづよばし)は、新潟県新潟市中央区の信濃川に架かる国道7号(重複: 国道8号、国道17号、国道113号、国道350号)の道路橋梁国の重要文化財に指定されている。新潟市の信濃川に架橋された初めての橋で、1886年(明治19年)に初代が竣工された。東大通、萬代橋通りと柾谷小路とを結び、新潟駅万代口から万代シテイを経て古町に至る中央区中心部のメインストリートの一部を成す。(略) 第3代となる現橋は1929年(昭和4年)6月に竣工、側面に御影石(花崗岩)の化粧板を施した6つのアーチを連ねる鉄筋コンクリート橋である。橋長306.9m、幅員22.0m(略)”

https://ja.wikipedia.org/wiki/萬代橋

ちなみにこの川、新潟にありますが、信濃川。長野から流れてきているからなのでしょうが、長野を流れている時は、千曲川と言います。それぞれ別記事で紹介ましたが、私の故郷、山梨県北杜市中央分水嶺を挟んだ北側が、千曲川の現流域となり関ヶ原に遅延した秀忠が布陣した小諸城日本史ファンの多い真田氏の発祥の地上田武田信玄と上杉謙信の川中島合戦で有名な長野・松代、といった地域を流れてきた川です。そう思うと尚、ホテルの部屋から眺める橋は、橋の美しさだけでなく、歴史も感じさせてくれるものでした

【最後に】

新潟の地をわずかな時間でしたが、回ってみて思った事は、近代の魅力的な建造物が残っており、それらを拝見できたり、実際に中に入って感じる事が出来る事が、街の特徴の1つでないかと思いました。特に、⑤旧齋藤家別邸、⑦萬代橋は、新潟の観光において、新潟を知る上で、象徴的な建造物でないかと、誠に勝手ながら、思った次第です。回りきれなかった建造物もあると思うので、また次回の楽しみとして、とっておき、次回訪問のチャンスを伺いたいと思います。

以下、Googleマイプレイス(マイマップ)で作成した地図を、アプリ・GogleMpsで、位置情報をONにしてスマホでご利用頂くと、紹介したスポットを、自身の位置確認しつつ大人散策する事が出来ます!

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