厳美渓・猊鼻渓

【はじめに:2つあると知らなかった、「岩と美しい川の流れがある観光地」厳美渓と猊鼻渓】

数年前の夏休み(遅めの夏休みだったので、8月終わりから9月頭にかけて)、東北の旅に出かけました(旅全体の日程は、別記事をご参照ください)。岩手、秋田、宮城を回る旅です。その中で参らせて頂きました、岩手県にある、厳美渓(げんびけい)と猊鼻渓(げいびけい)に付き、今回はご紹介したいと思います。

皆さんは、厳美渓と猊鼻渓ってご存じでしたか? 私の場合は、両方とも名前は知っていましたが、東北地方に付き、あまり知識がない為、同じものだと思っていました。つまり、『「ある一つのダイナミックな岩々の後継と美しい川の流れがある観光地」の呼び方が違う』と思っていた訳です。お恥ずかしい話、今回旅をさせて頂くまで、その様に思っていたんですが、両方とも非常に美しく、知らなかったとは言え、一か所のつもりで行ったら、二か所で、2倍楽しめたと言った感じでした。それぞれ以下に紹介致しますので、皆様も是非訪れ、自然の美しさを感じてみて下さい。

【甲府の昇仙峡を感じる、厳美渓

まずは、厳美渓から。概要を抑えるべく、Wikipedia の力を借り、調べてみますと、以下の様にあります。

厳美渓(げんびけい)は、岩手県一関市にある磐井川中流の渓谷。栗駒山を水源とする。全長2キロメートル。1927年(昭和2年)に国の名勝及び天然記念物に指定された (略)”

https://ja.wikipedia.org/wiki/厳美渓

また、以下の様にも記載があります。

”(略) 厳美渓は栗駒山の噴火によって堆積したデイサイト質凝灰岩が、磐井川の水流によって浸食され、形成されたものである。奇岩、瀑布、深淵と様々な表情を見せるが、特に川底には甌穴の発達が顕著。これは巨石の隙間を流れた礫(小石)が水流の中で暴れて弧を描き、岩盤を球状に削っていったもので、地質学上にも貴重なもの (略)”

https://ja.wikipedia.org/wiki/厳美渓

写真にもありますとおり、ダイナミックな岩々と美しい水の流れは、非常に心を奪われるもので、ただ何をする訳でもなく、水の音を聞きつつ、美しい景色を眺めているだけで、何時間も過ごす事が出来る場所です。川沿いには、お土産屋さんもあり、数百メール離れた場所には、道の駅もあるので、休憩やお土産の購入も自在に動けます。山梨出身の私にとっては、甲府の昇仙峡(別ブログで紹介中)よりも小ぶりで、比較的落ち着いた雰囲気を感じる場所でした。

(厳美渓観光情報:https://www.ichitabi.jp/feature/special/genbi/index.html)

【長瀞ライン下りよりも穏やかな舟遊び、猊鼻渓

次に、猊鼻渓。こちらも、概要を抑えるべく、Wikipedia の力を借り、調べてみますと、以下の様にあります。

猊鼻渓(げいびけい)は、岩手県一関市東山町にある砂鉄川沿いの渓谷。岩手県で最初(1923年10月8日)に、国の名勝に指定された。全長2キロメートルで、高さ50メートルを超える石灰岩の岸壁が連続、至る所に奇岩や流れ落ちる滝が点在し、付近と同様に鍾乳洞も見られる。名称の由来は峡谷出口近くに位置する、侵食された鍾乳石が獅子の鼻に似ていることから名付けられた。(猊とは獅子のこと)東北の耶馬渓と謳われる。船頭が謡う猊鼻追分を堪能しながらの舟下りを楽しめることから、観光地として人気がある。紅葉の他、藤の名所としても名高い。観光客が乗船するのは手漕ぎ船である (略)”

https://ja.wikipedia.org/wiki/猊鼻渓

1923年に、国の名勝に指定されたとありますので、厳美渓よりも、早く指定されたと言う事になりますね。船に乗らせて頂きましたが、緑の美しいタイミングで、非常に美しく、ダイナミックな景色を楽しむ事が出来、大変満足だったのですが、船頭さん曰く、「紅葉は紅葉でまた格別なので、また来てください」との事でした。

川で船と言えば、埼玉県民の私にとっては、秩父・長瀞のライン下りですが、長瀞よりも、もっとゆったりした船だった印象です(埼玉秩父の観光情報は別記事で紹介しています)。それもそのはず、長瀞のライン”下り”は、下りだけですが、厳美渓の船は、往復するので、いかにその付近は、流れがゆったりしているか、想像できると思います(正確には、”船下り”ではなく、”船下り+上り”、と言う事ですね!)。その為か、岩の形も、人の顔の様な、面白い形のものもありますが、綺麗に一枚の板の様に、そそり立っている印象を受けました。

(猊鼻渓観光情報:http://www.geibikei.co.jp/funakudari/)

【最後に】

以上、厳美渓と猊鼻渓を紹介させて頂きました。山梨出身、埼玉在住の私にとって、渓谷の奇岩と言えば、甲府の昇仙峡、ライン下りと言えば、秩父・長瀞のライン下りをイメージしてしまいますが、厳美渓・猊鼻渓には、昇仙峡にも、秩父・長瀞にもない、独自の美しさを感じました。同じ、岩手県一ノ関市にあり、厳美渓と厳美渓は、車で30分強で行ける距離感ですので、岩手に行く機会があれば、皆様も是非、雄大な自然を味わえる、「厳美渓+猊鼻渓を、はしご」してみては、いかがでしょうか?(旅全体の日程は、別記事をご参照ください)

以下、Googleマイプレイス(マイマップ)で作成した地図を、アプリ・GogleMpsで、位置情報をONにしてスマホでご利用頂くと、紹介したスポットを、自身の位置確認しつつ大人散策する事が出来ます!

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