【はじめに】
今回は、長野県上田市の別所温泉にある、南條旅館(http://www.nanjyoryokan.com/)を紹介させて頂きます。
何度もお邪魔している、上田市。上田城や旧北国街道の街並み、別所温泉街の散策、少し別所温泉郊外への散策で松茸をリーゾナブルに頂けるレストラン、近隣では、東御市の海野宿、小諸城址懐古園、善光寺周辺の散策、川中島合戦の武田方の拠点・海津城(松代城)、上山田ホテル、旅亭たかの等々、様々別記事で紹介させて頂いている様に、私達夫婦にとってお気に入りのエリアで、よくお邪魔する地域です。
そんな地域にある、別所温泉の南條旅館を今回は、紹介させて頂きます。一番最初に別所温泉に参らせて頂いた際には、花屋を旅の拠点にさせて頂きました。建物の多くが、重要文化財のこちらの旅館、格式が高く、非常に素晴らしい旅館なのですが、価格の方も中々でした。その為、「別所温泉で、客室で温泉が楽しめ、リーゾナブルな宿はないか?」と探し、行きついたのが、こちらのお宿、南條旅館です。
【南條旅館の概要と過ごし方】
南條旅館は、別所駅を降りて、温泉街の方に向かって歩き、花屋を通り越した、ちょっと先にあります。徒歩で10分くらいだった記憶です。行き方としては、3つのケースを、気分に応じて利用します(私達夫婦の住まう川越からのアクセスです)。
1つ目は車、2つ目は新幹線、3つ目は高速バスです。車で、関越・上信越と行き、上田菅平で降りればすぐなので、このパターンで参った事もありますが、一番多いのは電車。大宮から上田まで新幹線を使えば、川越から2時間もしないで、上田に着いてしまいます。しかし、一人6000円近くしますので、ちょっと高額。なので、高速バスと電車の組み合わせを行う事もあります。「バス?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、川越的場と言う高速バスのバス停があり、そこから上田駅まで、高速バスで行けるのです。そしてその料金は、3000円程度。新幹線を使った時の約半分です。このバスは、池袋から出ているバスなので、都内の方はもっと活用しやすいかもしれません。いづれにしても申し上げたいのは(別所温泉全体に言える事ですが)「アクセスしやすい」と言う事です。
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そんな南條旅館、少々古めですが、温泉を十二分に楽しむ事が出来ます。大浴場は、男女1つずつですが、恐らく3部屋しかないと思いますが、客室に温泉給湯しているお部屋があるのです。お部屋に温泉が来ていないなお部屋がほとんどですが、こちらのお部屋(離れ特別室(檜風呂付き))を確保できれば、温泉に入りたい時に、いつでも入れる環境を手に入れる事が出来るのです。特別室とありますが、部屋その物は、そんなに広くない和室です(写真の館内図:111、112、113のお部屋がそうだと思いますが、いつも宿泊させてもらうのは、113です)。
でも夫婦2人であれば十分なスペース。また、離れとありますが、「旅館内の一番奥のスペースにお部屋がある」と言った感じで、いわゆる一軒家のような感じではありません。しかし、周りが気になる訳でもありません。そして、最も重要なのは、「客室に温泉給湯していますが、露天風呂ではない」と言う事です。恐らくこれらの要素があって、別所温泉の周辺のお宿と比べ、リーゾナブルな価格設定になってると理解しています。
他の宿は、温泉給湯の部屋では、露天になっているケースが多く、それで金額が上がるのでしょうが、温泉は温泉ですので、露天でも内風呂でも、客室に温泉給湯されている事が重要です。連休にお邪魔した際であっても、2人1泊、4万位(朝食夕食も勿論ついて)だった記憶なので、温泉重視の私達にとって、こんなリーゾナブルな価格で、温泉給湯のこのお部屋は非常に魅力的です。
そして、お料理。別所温泉のお宿に秋にお伺いすれば、松茸を使ったお料理を選択できるお宿がほとんどだと思います。勿論こちらの南條でも松茸を堪能でき、至福の時間を過ごさせて頂きました。やはり別所温泉は、温泉と松茸を味合わなければならない所なので、どうしてもお伺いするのは、秋のケースが多くなってしまいます。
別記事で紹介させて頂きました通り、別所の温泉街の散策も楽しめますし、少し足を延ばせば、上田城、海野宿、小諸城址、松代城(海津城)と歴史好きには、たまらないスポットが多数あります。そもそも別所温泉が、「幸村の隠し湯」と言われているくらいですから、歴史を感じる場所である事間違えありません。温泉、松茸、歴史を同時に堪能してこそ、別所温泉における適切な過ごし方だと思い、これをリーゾナブルに実現できるのが「南條旅館」だと思います。
【最後に】
こちらの南條旅館の入口に、ある石碑があります。”浩宮皇太子殿下御宿泊処”、とあります。「現在の天皇陛下が皇太子時代にお泊りになられたお宿」、と言う事だと理解しています。別記事で紹介しました、武田信玄の重臣・山縣昌景を祖先に持つ笛吹川最上流部に近い温泉宿の山縣館にも、同じ様に、「現天皇陛下が皇太子時代にお泊りになられたお部屋」とうたったお部屋があるのですが「今の天皇陛下は、皇太子時代にあちこち行かれていたんだ…と、改めて思った次第です。
そんなお宿・南條旅館ですが、上記の通り、温泉給湯ながらリーゾナブルなお部屋がある、温泉好きであれば、見逃せないお宿です。上田やその周辺観光、松茸や温泉を楽しむ旅、歴史を楽しむ旅、をお考えの際には、こちらの南條旅館も候補の一つとして、リストアップしてみては、いかがでしょうか? また、別の記事(上田城や旧北国街道の街並み、別所温泉街の散策、少し別所温泉郊外への散策で松茸をリーゾナブルに頂けるレストラン、東御市の海野宿、小諸城址懐古園、善光寺周辺の散策、川中島合戦の武田方の拠点・海津城(松代城)等)と含め、皆様の旅のプランニングにお役立ち出来る事を切望しております。
以下、Googleマイプレイス(マイマップ)で作成した地図を、アプリ・GogleMpsで、位置情報をONにしてスマホでご利用頂くと、紹介したスポットを、自身の位置確認しつつ大人散策する事が出来ます!