熱田神宮:草薙剣をご神体とする「熱田神宮」と東海道の海の道の起点「七里の渡し」跡を大人散策! (東海/近畿を巡る歴史探訪の旅⑪)

東海近畿の旅シリーズ・熱田神宮

こちらのページでは、 数年前の夏休みに実行した「東海/近畿を巡る歴史探訪の旅」にて参らせて頂いた「熱田神宮」に付き、その概要を抑えつつ、境内、並びに周囲(七里の渡し)の大人散策情報も含め紹介致します。

📚本記事で得られる情報📚
✅「熱田神宮」の概要・関連神話
✅「熱田神宮境内と周囲」の大人散策情報

数年前の夏休み(遅めの夏休みだったので、9月)、静岡(掛川・浜松)彦根長浜名古屋(犬山岐阜も)を回る旅を企画し、それぞれお邪魔させて頂きました(旅全体の日程は、別記事をご参照ください)今回は、その中で愛知県名古屋市にある、熱田神宮を中心にご紹介します。

熱田神宮と言えば、「三種の神器の1つである草薙剣をまつる神社」として有名ですよね。また、桶狭間の時に織田信長がまず出陣し、戦勝祈願を行った場所でもありますよね。そして、ちょっと本題からずれますが、東海道が海に逃げた、「桑名の渡し」が近くにある事や、近くで、ひつまぶし発祥のお店と言われる、”蓬莱●”、がある事でも有名だと思っています。

話を戻し、熱田神宮の理解を深めるべく、Wikipedia の力を借りますと、以下の様にあります。

熱田神宮(あつたじんぐう)は、愛知県名古屋市熱田区にある神社。(略) 名古屋市南部の熱田台地の南端に鎮座する。古くは伊勢湾に突出した岬上に位置していたが、周辺の干拓が進んだ現在はその面影は見られない。三種の神器の1つである草薙剣(くさなぎのつるぎ)を祀る神社として知られる。なおこの剣は、鎮座の後も、盗難に遭ったり(略)、形代が壇ノ浦の戦いで遺失するなどの受難にみまわれている (略) 諸説あるものの、草薙神剣の創祀は景行天皇43年、熱田社の創建は仲哀天皇元年あるいは646年(大化2年)と伝わる(略) 建物は伊勢神宮と同じ神明造であるが、1893年(明治26年)までは尾張造と呼ばれる独特の建築様式だった。(略)初詣には毎年200万人以上が訪れるとされる (略)

https://ja.wikipedia.org/wiki/熱田神宮

また、熱田神宮のご神体である、草薙神剣も含まれる、三種の神器を、皆様ご存じだと思いますが、改めてWikipediaで調べてみますと、以下の様にあります。

三種の神器(さんしゅのじんぎ、さんしゅのしんき、ほか)は、日本神話において、天孫降臨の際にアマテラス(天照大神)がニニギ(瓊瓊杵尊、邇邇芸命)に授けた三種類の宝器であるところの鏡と剣と玉(璽)、すなわち、八咫鏡(やたのかがみ)天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ、別名:草薙剣、読み:くさなぎのつるぎ)八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)の総称である

また、これと同一とされる、あるいはなぞらえられている、日本の歴代天皇が古代より伝世してきた三種類の神器(神から受け伝えた宝器)を指す (略) 天皇の践祚に際し、この神器のうち、八尺瓊勾玉ならびに鏡と剣の形代を所持することが皇室の正統たる帝の証しであるとして、皇位継承と同時に継承される (略)

https://ja.wikipedia.org/wiki/三種の神器

ヤマタノオロチの尾から出てきたとされる「草薙神剣」その物では、もはやないかもしれませんが、天皇の皇位継承における証である事には、変わりないと思います(参考情報ですが、三種の神器関連の情報として、八尺瓊勾玉は、草薙神剣の分身とともに皇居に、八咫鏡は伊勢神宮に、それぞれ祀られているそうです)。

歴史的にも、日本の文化的にも非常に重要な草薙神剣をご神体とする、こちら熱田神宮にお邪魔させて頂くのは、名古屋城の訪問とあわせ、長年の夢でした。仕事で名古屋に行く機会は、かなりあったのですが、東京圏からであれば日帰り出張となる為、行っても中々時間が取れず、訪問させて頂く事が、出来ておりませんでした。しかしこの度、長年の夢を果たす機会を得る事が出来た次第です。

【熱田神宮内とその周辺(七里の渡し跡等)を大人散策】

そんな熱田神宮には、長浜(別記事にて、長浜旧市街の散策竹生島への琵琶湖クルーズ国宝彦根城玄宮楽々園等を紹介しています)より、岐阜城(こちらも別記事で紹介させて頂いております)を経て、名鉄の神宮前駅から参らせて頂きました

まずは、圧倒的な迫力の本宮でお参りさせて頂きました。シンプルですが、圧倒されるその構造物は、熱田神宮の本宮としての風格を感じさせるものです。そしてご挨拶申し上げた後は、境内の大人散策開始です。しかし、あまりの広さに圧倒されてしまいます。と同時に、聖域と言う事もあってか、神聖な空気に包まれた森(杜)の中は、非常に心地よく、リラックスしつつ散策させて頂く事が出来ました。そして思った事は「やはり、三種の神器を祀るこの神社は、別格…」と言う事です。

こちらでは、写真の通り、3種類の御朱印を頂戴する事が出来ました(本来は、5種類(あるらしい)の御朱印を目指していましたが、頂戴する事が出来たのは、3種類のみでした…)熱田神宮・別宮八剣宮・上知我麻神社です。他の神社のそれと比べ、非常にシンプルです。しかし、それが故に、風格を感じるものです。

また熱田神宮は、信長が桶狭間の直前に戦勝祈願を行った神社で、桶狭間の後、勝利のお礼として塀を奉納したと言われるようです。その名も「信長塀」と言うそうですが、その塀そのもの(信長塀)を拝見させて頂くことが出来ました。この桶狭間の戦いが、信長の武将としての人生を大きく変えていくポイントになる認識ですが、その直前、信長はどんな心持でいたのか想像すると、「神も、天皇も恐れない信長」のイメージが、少し変わって見えてたような気もした次第です。ちなみに、塀そのものは、立派な物でしょうが、普通に塀でした…。私が、立派な塀である事を理解できていなかったら申し訳ないのですが…。

その後しばらく、熱田神宮内を散策させて頂き、上知我麻神社に参拝させて頂いた後、南側から聖域を失礼し、蓬莱●を横目に見ながら、「七里の渡し跡」に向かいました。東海道(別記事で東海道に付き勝手な考察を加えております)が海に逃げた正にその場所です。

写真の通りで、特に何かある訳ではありませんでしたが、東海道ならではのポイントを拝見でき、昔の旅人はどんな思いで、ここを渡って行ったんだろうと、考えたりしながら、堀川を登り、橋を渡って、白鳥庭園」に向かいました(白鳥庭園は、別記事で紹介しています)。白鳥庭園ででしばらく散策させて頂いた後、名古屋での拠点とさせて頂きました伏見駅近くのホテルトラスティ名古屋栄(別記事で紹介しております)にチェックインし、その日のスケジュールを終了いたしました。

【最後に】

この日は、長浜から、岐阜城・熱田神宮・七里の渡し跡・白鳥庭園とお腹一杯のスケジュールであった為、疲れましたが、大変有意義な日で、宿に戻った後の達成感は、ひとしおでした。

また、長年の夢であった、いつも素通りしていた熱田神宮にお参りさせて頂き、その神聖な空気と歴史を感じる事が出来た事は、有難い事でした。神社は心落ち着く場所で、そこの神聖な雰囲気を、感じる事が出来るので、同じ神社であっても、何度も足を運びたくなるものですが、神聖な雰囲気を強く感じる事が出来るこの神社・熱田神宮は、改めて別格だと思いました。また機会があれば、ぜひ再度脚を運びたいと思いました。

尚本ブログでは、諏訪大社熱田神宮大宮氷川神社川越氷川神社川越喜多院日光の二社一寺久能山東照宮浅草寺深大寺神田明神大國魂神社等々、有名何処の神社仏閣に加え、日本三大怨霊 / 日本三大八幡 / 神社の社格 / 神社のカテゴリー分類と言った内容に関する考察の記事も記載しております。以下に、本ブログで記載した(一部記載が追い付いていない神社仏閣もありますが…)祭神の系統や社格(神社)や宗派(仏閣)といった切り口で、マトリックス上にまとめた一覧表を共有させて頂きますのでご参照頂けますと幸いです。また、今後調査や訪問を行い、本ブログで記載していきたいと思って折りますので、「更新中」である事を予めご容赦頂けますと幸いです(画像では見にくいので、クリック頂くとpdfのファイルが開く様になっております)。

以下、Googleマイプレイス(マイマップ)で作成した地図を、アプリ・GogleMpsで、位置情報をONにしてスマホでご利用頂くと、紹介したスポットを、自身の位置確認しつつ大人散策する事が出来ます!

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