【はじめに:椿山荘のイメージと思い出】
皆さん、勿論、椿山荘は知っていますよね?
昔は、フォーシーズンズホテルと言っていましたが、今は名称が変わって、ホテル椿山荘東京として、営業されている様です。こちらは、私達夫婦のお気に入りホテルで、何度か宿泊させて頂いておりますが、それなりの金額なのも事実なので、宿泊なしで、ランチがてらお庭を見に行ったりしています。
でもなぜ、そんなに好きかと言うと、、、
- ホテルの雰囲気が非常に良い
- 庭園は、どの季節に行っても、楽しみがある
- フォーシーズンズホテルが出来た当初位に、社会人になった自身が、そこで初めて大々的なセミナーを企画・実施させて頂き、一流ホテルと言うものを始めて知り、その後の憧れになったホテルである
まだ、社会人になって間もない頃に、任された仕事が、とあるセミナーの企画と実施。それなりの方々を、100名規模でお呼びする内容であった為、会場探しが大変であった記憶があります。社会人になって間もない自身にとっては、かなり荷の重い仕事でしたが、縁があって当時のフォーシーズンズホテルの会場をお借りし、大盛況のうちにセミナーを終了することが出来ました。その過程で、田舎者の私ですら、「これが一流のホテルなんだな」と思えるお気遣い、サポートを頂き、それ以来こちらのホテルのファンになってしまいました。
【椿山荘とは?】
そもそも、椿山荘と言う名称ですが、西南戦争の後、山縣有朋が自身の屋敷として購入し、椿山荘と命名したとの事です。ホテル椿山荘東京のホームページ(https://hotel-chinzanso-tokyo.jp/)によると、江戸時代以前は、「椿が自生する景勝地として、”つばきやま”と呼ばれていた」と書いてありますので、山縣は、景勝地を買ってしまったのですね。。。
山縣氏は、作庭が趣味だったと言われていますが、故郷の山口や、神奈川をはじめ、京都にもいくつか、彼の作庭したお庭がある様ですが、まだ京都の無鄰菴(別記事にて紹介しています)しか、行けていないので、機会を見つけて訪問したいと、改めて思いました。
【椿山荘の庭園の様子】
その椿山荘の庭園は、起伏にとんだ地形に、様々な建物(食事ができる所もある)や、石灯籠・石仏・石塔、があり、いつ行っても新しい発見があるくらいです。歴史的にも重要で、椿山荘の顔とも言える、三重塔(「圓通閣」と言うらしいです)は、国指定の有形文化財だそうで、いつも「椿山荘に来たなー」と思えるほどの、風格を備えています。また、樹齢数百年と言われる、椎の巨木、蛍も鑑賞できる沢や池、季節毎に表情を変える木々があり、自然を感じる事も出来ます。(蛍の季節と紅葉の季節は、特に好きです)
武蔵野台地のキワにあり、旧古川庭園(本ブログ内、別記事で紹介中)と同じで、起伏をとんだ地形があるからこそ、表情豊かな庭園になり、敷地内で、これほど楽しむ事が出来ると思っています。時には、ホテル側から庭園を降りていくように、時には神田川から庭園を登るように、様々な楽しみ方が出来ます。こんなホテルは、中々ないですよね?
【客室とホテルでの過ごし方】
勿論ホテルのお部屋も、いつも満足しています。
ほとんどのケースで、私達夫婦が選択するお部屋は、エクゼクティブスイートのシティービューのお部屋。ガーデンビューのお部屋よりも若干安いと言う事もありますが、欲張りな私たちにとって、庭園は散策し、たまに都内で宿泊するなら、自分達が仕事をしている、東京の夜景を眺めてみようというのが意図です。(翌日、ランチも頂くので、その時に庭園は望めますし・・・) このホテルその物が、高台にありますので、かなりの広範囲で、東京を見渡せますが、特に、新宿の高層ビル群の夜景が良く見えます。
宿泊した翌日は、ホテル内にあるイタリアンのお店を予約しておき、庭園を見ながらランチをして、その後、庭園散策をして帰るのがパターンです。しかし宿泊せずとも、「ランチ+庭園散策」は可能ですので、このパターンもやっています。
【最後に】
宿泊し、上記の感じで、庭園散策・お部屋からの景色/夜景、おいしいお料理を、フルコース的に楽しむのも良いですが、宿泊せずとも、「ランチ+庭園散策」で、かなり楽しめます。歴史ある、山縣氏の庭園・椿山荘、皆様もその雰囲気と歴史を感じつつ、庭園内の文化に触れる大人散策として、お散歩がてらででも、訪れてみてはいかがでしょうか?
尚本ブログでは、東京旧古河庭園、東京椿山荘、神戸相楽園、京都無鄰菴、高松栗林公園、熊本水前寺成就園、山梨恵林寺庭園、甲府常磐ホテルの庭園、平泉毛越寺庭園、名古屋徳川園、二条城二の丸庭園、川越喜多院の紅葉山庭園/中院の庭園、熱海の起雲閣、旧芝離宮恩賜庭園、小石川後楽園、清澄庭園、浜離宮、六義園、新宿御苑、日本三名園:金沢兼六園・岡山後楽園・偕楽園等、全国各地の庭園も紹介しており、「日本庭園のカテゴリ分け(庭園分類)」に関しても記載しております(更新中あり)ので、下記一覧表をご活用いただき、ご参照頂けますと幸いです。