【はじめに:白鳥庭園の基本情報】
数年前の夏休み(遅めの夏休みだったので、9月)、静岡(掛川・浜松)、彦根、長浜、名古屋(犬山・岐阜も)を回る旅を企画し、それぞれお邪魔させて頂きました(旅全体の日程は、別記事をご参照ください)。今回は、その中で参らせて頂いた、愛知県名古屋市にある、白鳥庭園を中心にご紹介します。
庭園好きの私達夫婦にとっては、外したくないスポットであった「白鳥庭園」。しかし、今回の旅行を計画するまでは、存じ上げない庭園でした。名古屋で絶対外したくない、熱田神宮へのお参り前後で、何処かないかと探していた時に、発見した公園です。Wikipedia の力を借りますと、以下の様にあります。
”白鳥庭園(しろとりていえん)は、愛知県名古屋市熱田区熱田西町にある白鳥公園内にある庭園である。(略) 白鳥貯木場を埋め立てて、1983年(昭和58年)から1991年(平成3年)までかけて整備した庭園。当初から白鳥庭園とする計画であった公園ではあるが、はじめは「白鳥公園」という街区公園として開園。1989年(平成元年)開催された世界デザイン博覧会のパビリオン「日本庭園」として本格的に整備された。閉幕後は、庭園専用の有料公園とするため継続整備され、1991年(平成3年)に完成・オープンした。
大きな池を中心に配置した「池泉回遊式」の日本庭園で、都市公園内の庭園としては、東海地方随一の規模を誇る。世界デザイン博覧会のパビリオンとして設置したため東海三県を中心とした中部地方の地形をモチーフにしている。公園の南側にある築山を御嶽山に、そこから各池に注ぐ川を木曽川に、中央・周辺の池を伊勢湾に見立てており、自然の雄大さを演出している。 園内のメイン施設の清羽亭は本格的数寄屋建築の茶室である。清羽亭は、茶会などに利用され、汐入(しおいり)亭では庭園を眺めながら有料で抹茶が楽しめる。全国でも珍しい三つの音色を奏でる水琴窟がある。”
https://ja.wikipedia.org/wiki/白鳥庭園
実際にお邪魔させて頂いて思ったのは、「非常に大きな庭園ですが、手入れが行き届いており、地形は平坦な場所と思われるが、しっかりと水の流れもあり『かなり工夫を凝らして作られた庭園』」だと思った次第です。
【白鳥庭園を大人散策】
この日は、長浜から岐阜城、熱田神宮、七里の渡し跡、と回った後、白鳥庭園にお邪魔させて頂きました。上記の通り、比較的新しい庭園で、今回の旅の計画をするまでは、存じ上げない庭園でしたし、実際はどんな感じなんだろうと、半分不安を抱えてお邪魔させて頂きました。しかし、「東海地方随一の規模」を謳うだけあって、かなりの規模感です。
また、「宗教色を感じることなく、純粋に庭園を楽しむ事が出来る空間」だと思いました。東海道をモチーフにした庭園と言えば、芝の富士が美しい「熊本の水前寺成就園(別記事で紹介しています」)を思い浮かべますが、こちらの庭園は、中部地方(特に名古屋圏一帯?)をモチーフにした庭園との事。庭園マップを片手に、上流部の築山から流れに沿って、庭園を見学させて頂くと、「工夫されているなー」と思えるものでした。それは、平坦な場所にも関わらず、しっかり水の流れを見せている空間が広がっているからです。
随所に橋が架かり、変化に飛んだ園内は、芸術性の高さを感じる空間で、庭園中央に近い橋(出会い橋?)は、中々絵になる光景で、この庭園を最も広い視野で見渡せる場所だと思います。植栽もかなりの種類があり、四季を通じて楽しめる庭園だろうと推察しました。
恐らく30分から1時間程度、園内を散策し、中央付近のカフェで一服。コーヒーと甘味を頂きながら、池を鑑賞させて頂きました。ゆったり流れるこの時間が、正に大人の時間。庭園散策は、良いものだと改めて思った次第です。また、翌日お邪魔する予定の、徳川園も木曽・濃尾平野・伊勢湾をモチーフに作庭されているとの情報があったので、明日の庭園散策を楽しみに思えた時間でもありました(徳川園に関しては、別記事で紹介中)。
【最後に:白鳥古墳?】
カフェで一服させて頂いた後、庭園を後にし、名古屋での拠点、ホテルトラスティ名古屋栄(別記事で紹介しています)に向かうべく、神宮西駅に向かおうとすると「白鳥古墳」なるも看板を川近くで発見。私達の住まう川越にも、古墳が多数あり(別記事で紹介しています)、また近所の行田には、さきたま古墳群(こちらも別記事で紹介中)もあるので、素通りできず短い時間でしたが、拝見させて頂きました。
日本武尊の御陵との説もある様です。日本武尊と言えば、埼玉県秩父市にある関東随一のパワースポット・三峯神社(別記事で紹介中)に銅像が建つあの日本武尊です(金沢・兼六園の中にもありましたが…、また甲府近くには、酒折宮と言う和歌発祥の地とも言われるスポットがあります)。何か縁の様な物を感じつつ、軽く手を合わせ、失礼させて頂きました。
上記の通り、この日のスケジュールは、中々キツキツでしたが、何処も満足の高いスポットで、最後にまだ良く解っていなかった白鳥庭園や白鳥古墳に偶然出会い、満足のうちにこの日のスケジュールを締めくくる事が出来、白鳥庭園まで足を延ばして良かったと改めて思った次第です。皆様も熱田神宮にいらした際は、是非、白鳥庭園にも足を延ばしてみて下さい。また、基本モチーフを同じにする徳川園(別記事で紹介中)にも足を運んで頂き、こちらとの比較を楽しまれても面白いと思った次第です。
尚本ブログでは、東京旧古河庭園、東京椿山荘、神戸相楽園、京都無鄰菴、高松栗林公園、熊本水前寺成就園、山梨恵林寺庭園、甲府常磐ホテルの庭園、平泉毛越寺庭園、名古屋徳川園、二条城二の丸庭園、川越喜多院の紅葉山庭園/中院の庭園、熱海の起雲閣、旧芝離宮恩賜庭園、小石川後楽園、清澄庭園、浜離宮、六義園、新宿御苑、日本三名園:金沢兼六園・岡山後楽園・偕楽園等、全国各地の庭園も紹介しており、「日本庭園のカテゴリ分け(庭園分類)」に関しても記載しております(更新中あり)ので、下記一覧表をご活用いただき、ご参照頂けますと幸いです。
以下、Googleマイプレイス(マイマップ)で作成した地図を、アプリ・GogleMpsで、位置情報をONにしてスマホでご利用頂くと、紹介したスポットを、自身の位置確認しつつ大人散策する事が出来ます!