【はじめに】
こちらのページでは、大人の温泉宿で客室温泉露天を満喫できる山梨県甲府市の老舗のお宿・「小名屋ホテル」を紹介致します。シティーホテルの分類になると思いますが、温泉も楽しめ、温泉露天付きのお部屋もある「大人温泉宿」でもあると認識しています。
こちらのお宿「小名屋ホテル」に、直近でお伺いしたのは、2024年の3月。甲府で旧友との同窓会があった際に、夫婦で利用させて頂きました。小名屋ホテルは甲府でも老舗のお宿の分類と認識しており、ブライダル関連で時々名前が昔から挙がる事もあり、存じ上げていたお宿でしたが、あまり利用機会はなく、10年ちょっと前に初めて利用させて頂きました。しかしその時は、夕食時のサーブに強い不満を抱き、それ以降利用しなくなっていましたが、ちょっと前に「部屋をリニューアルして温泉露天付きのお部屋をいくつか作ったしたらしい…」との情報を旧友からもらいました。「であれば、甲府中心部でよく利用するお宿の談露館には客室温泉露天のお部屋が1部屋のみで、抑えられないケースもあるので、選択肢拡充のために調査も兼ねて…」と過去の経験がひっかかりましたが、調べてみると「食事も朝食のみのプラン」があり、懸念の夕食に関する件は払拭できそうで、価格もまずまずの印象。同窓会で甲府に行く際に合わせ、思い切って夫婦で2泊ほどお邪魔させて頂いた次第です(まっ、湯村温泉の柳屋や常磐ホテルに泊まればいいのですが、会食は甲府の中心街が多く、夜遅くなる事も多いので「中心地から徒歩圏の温泉給湯がお部屋にあるお宿」と言う事で…)。
こちらのページでは、そんな「小名屋ホテル」につき、以下記載させて頂きます。
【「古名屋ホテル」の概要】
先ずは位置関係ですが、上記で触れました談露館から徒歩2-3分の至近距離に小名屋ホテルはあります。故に、甲府駅からのアクセスも良く、徒歩10分程度で行ける距離感で、甲府市役所も近くにあり、甲府の中心街と言った場所に立地しています。また駐車場もあるので、車でのアクセスも問題ない認識です(駐車場は、平置きと立体になるので、総台数はそれなりに行けそうですが、平置きは台数が限られる為(15‐20台位?駐車可能)、こちらをご希望の際は、早目のチェックインを想定された方が確実だと思います…)。
またエントランスは、おしゃれな空間になっており、ホテルに入ってすぐのフロント周辺のスペースは、広いロビーと気の利いた装飾品があり、中々の演出です。更にその奥には、天井が高く、奥の大きな窓越しに滝が見える感じの高級感あるバーラウンジ(THE SILK(バーラウンジ シルク))があり、ホテルの顔としては、好感度の高い空間が広がっております。そのラウンジに隣接する形で、1階に中華系のレストラン(RANEN蘭園)、2階(中2階?)にフレンチ系のレストラン(BENJARONG(ベンジャロン))があり、更に西側に隣接する建物には、スイーツ屋さん?(パティスリー 和三郎)があります。尚、ブライダル関連も多くある認識なので、バンケットもしっかりしているのでしょうが、利用した事が無いので、こちらでの記載は割愛いたします。
上記の様な感じで、ブライダル関連も取り扱っている事もあり、甲府にある他のお宿比較しても、中々ポジションにあるお宿と言って良いと思っている次第で、「どこか甲府でいいお宿ない?」と質問を受けた際、こちらの「小名屋ホテル」の名前を出しても良いと思えるホテルだと思います。
【「古名屋ホテル」のお部屋 (YAMABUKIのお部屋)】
上記概要の「小名屋ホテル」ですが、やはり一番のおすすめは「温泉露天付きのお部屋がある事」だと思って折ります。以下に、今回お世話になった「YAMABUKI」のお部屋につき、共有致します。
写真の通りですが、お部屋その物の広さは「若干広目」といった印象ですが、広いベランダには、広い湯船の客室温泉露天があり、(いい意味で)宿泊費の半分以上は「この客室温泉露天の付加価値だな…」と思ってしまった次第です。
お部屋の内部は、玄関スペースがあり、そこから居住スペースに入りますが、間に扉があり、室外の音が遮断され、静かに過ごせる工夫がされています。居住スペースは、「3-4畳ほどのリビングスペース」と「8-10畳ほどの就寝スペース」に区切られており(目線は抜けますが…)、ベットは恐らくセミダブルのベットだと思い、ゆったり休める空間と認識。洗面所とトイレは独立タイプで、清潔感もあり、十分満足できるもの。コーヒーメーカーの設置といった各種設備も整って折り、全体的にみてそれなりの満足が出来るお部屋だと思った次第です(欲を言えば、「リビングスペースの広さがもう少しだけあると嬉しいな…」とは思いました…)
そしてベランダの客室温泉露天。こちらは、居住スペースとは違って、広すぎるくらいのスペースが確保された空間。こちらも写真の通りですが、かなりのスペースのベランダに、4-5人は入れそうな湯舟が設置されており、夫婦2人ではもったいないくらいのスペースでかなり贅沢な物。ベランダには、エクステリア用のテーブルと椅子が設置されていたので、「温泉で暖まり、少しベランダで休んで、また温泉に…」といったループも出来、温泉好きにはたまらない施設になっています。故に、2泊させて頂いたので、思う存分お部屋で温泉を満喫する事が出来ました(少し気になった部分は、若干上層階からの目線が気になる部分もあったと言う事くらいで(目隠しもありましたが、その辺りも踏まえ…)、まだリニューアルして日が浅いタイミングだと思うので、今後は改善されるのでないかと勝手に思っています…)。
【「小名屋ホテル」の温泉・食事・スイーツ】
次に、「小名屋ホテル」の温泉(大浴場)やお食事(朝食のみの利用でしたが…)、隣接するスイーツ屋さん(パティスリー 和三郎)に関し、ご紹介致します。
・大浴場
上記の通り、客室の温泉露天で十分ですが、大浴場もありますので紹介させて頂きます。
まず、大浴場へのアクセスですが、すこし複雑です。と言うより、フロントから各階の客室へのエレベータとは別の「大浴場に通じる専用のエレベータを利用する必要がある」と言う事です。もう少し記載しますと「フロントから通じるエレベータで3階に行き、一旦降り、廊下を進んで、外に出ると温泉に通じるエレベータがるので、その専用エレベータで大浴場に行く必要がある」と言う事です。大浴場その物は、広いという空間ではありませんが、連泊の特権で利用時間がチェックアウト時間に近かったせいかそんなに混んでおらず、ゆったりと利用させて頂く事が出来ました。内風呂と露天とあるので、それぞれのお風呂を満喫できる空間だと認識した次第です。また鍵付きの貴重品用ロッカーや女性の大浴場にはカードキーも設置されており、セキュリティー面も十分に配慮されていると思われますので、少し手間ですが、大浴場も楽しむべきと思った次第です。ちなみに、今回利用させて頂いたお部屋(YAMABUKI)は、3階にあるので、お部屋から大浴場専用のエレベータに直接アクセスできるので、あまり手間を感じませんでした…。
・朝食とフレンチ系レストラン(BENJARONG(ベンジャロン))のメニュー
今回の宿泊では、朝食のみの宿泊でしたので、朝食の写真を共有致します。また、朝食を頂戴したのは、フレンチの夕食を提供してくれるレストラン(BENJARONG(ベンジャロン))でしたので、内部の雰囲気と共に食事のメニューも拝見しましたのでその写真を共有します。
朝食に関しては、ごく普通の朝食です。昔の嫌な思い出が、無意識のうちに引っかかているせいもあると思いますし、朝と夜ではサーブしてくれる方、お食事の内容が全く違うので、何とも言えませんが、「やはりサーブに関しては…」といった印象でした。また、夜のコースは、6000円位(前菜/お魚/お肉(豚)/パン/デザート)・8500円位(前菜/温前菜/お魚/お肉(牛)/パン/デザート)・1.1万位(前菜/温前菜/お魚/お肉(牛にトリフソース)/パン/デザート)とそれぞれコースがあり、分りやすいメニュー設定で価格感としてはまずまずだと思う一方、今回朝食を頂きメニューも拝見したフレンチ系のレストランに加え、中華系のレストランに関しても、ルームサービスがある様なので、サーブ的に「?」であれば、お部屋で単品をお願いしてしまった方が得策と思った次第です。
2F:フレンチ系
・スイーツ:パティスリー 和三郎
こちら小名屋ホテルに隣接する建物には、スイーツ屋さん?・パティスリー 和三郎、も併設されております。お伺いした所によると、ブライダル関連の打合せスペースも兼ねているとの事で、クラッシクモダンの印象の店内は、中々のスペース。若干お高めかもしれませんが、スイーツその物もちょっと贅沢な印象を持った次第で、私達夫婦もこちらでお土産を購入させて頂きました…。
【最後に】
以上が、大人の温泉宿で客室温泉露天を満喫できる山梨県甲府市の老舗のお宿・「小名屋ホテル」のお宿情報になります。
2泊させて頂きましたが、料金は大人2名で、8万ちょと位だった記憶です(夕食なし朝食あり)。決して安価では無いと思いますが、上記の様にお部屋で贅沢な温泉露天を満喫できるのであれば、まずまずの価格設定ではないかと思った次第です。甲府の中心部にある為、周囲には飲食店も多く、「食事なし or 朝食のみのプラン」を提供し続けてくれるのであれば、今後とも是非お邪魔したいお宿だと思った次第です。石垣が魅力の甲府城(舞鶴城)祉も徒歩圏内なので、皆様も老舗のお宿・小名屋ホテルを甲府観光における選択肢の一つとして検討されてみては、いかがでしょうか?
(甲府の客室温泉がある大人のお宿として、常磐ホテル(湯村温泉)・柳屋(湯村温泉)・談露館(甲府駅近く)も別記事にて紹介しております。また、少し甲府から離れますが、石和温泉の富士野屋・笛吹川温泉の坐忘・西沢渓谷に近い武田二十四将の一人/山縣昌景のご子孫が経営する山縣館もお部屋で温泉が楽しめるお宿として共有しておりますので、併せてご参照頂き、甲府とその周辺観光におけるプランニングにお役立て頂ければ幸いです)