【はじめに:三日月湖とは?】
本日は、「三日月湖」なる湖を考えてみたいと思います。
そもそもですが、「三日月湖」って聞いたことありますか? 私達夫婦の場合、入間川・荒川のサイクリングロードを、大人ポタリングするケースがよくあるのですが、その際に「ここの不自然な地形ってなんだ?」と思ったのが始まりでした。家に帰り、航空写真等で調べると、独特な、三日月の様な地形が見えてきたので、更に調べた所「三日月湖」なる存在を認識した次第です。そもそも「三日月湖とは?」につき、Wikipedia の力を借り、調べてみますと以下の様にあります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/三日月湖
- ”三日月湖(みかづきこ)とは、河川の自然堤防帯(扇状地から三角州へ至る区間)における蛇行の進行の結果、河道が切断され短絡化し形成された旧流路のことである。典型例として石狩川の中流が挙げられる。河跡湖(かせきこ)とも呼ばれる。(略)
- 三日月湖の形成:氾濫原の中を蛇行する河川は、僅かな地層、地形の変化で幾つものカーブを創り出す。カーブの外側では侵食、内側では堆積が行われるために、カーブは徐々に大きなものとなり、根元の括れが小さくなっていく。やがてカーブ同士が接合して流路が短絡されると川の水は短絡路を流れるようになり、大きくカーブしていた旧河道は流れから取り残される。その結果、新河道と旧河道との間に土砂が堆積して旧河道は河川から切り離されて湖となる。多くの場合、この湖が三日月形となっているため三日月湖と呼ばれる。また、洪水などによって大規模な侵食が起きて流れが変わったり、河川改修にともなう人工的な流路変更によって同様の地形が作り出されることがある。(略)”
![](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_1024,h_768/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2023/02/image-68.png)
![三日月湖](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_1280,h_857/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2023/02/image-74.png)
自然にできた三日月湖も多くあると思いますが、今の時代、特に関東圏・埼玉の川越に住まう私達夫婦の視点で考えると、「そもそも川は、自然の状態では基本まっすぐ流れる事はあまり無く、蛇行しながら流れるもので、これが理由で水害が起きる。その水害を抑えるべく、長きにわたる河川との闘いで、曲がった流域を抑え込み、極力まっすぐ川が流れる様にして、治水を行ってきた歴史がある」と理解しています。その治水事業における河川との闘いの痕跡が「三日月湖」と言う事だと理解しました。
【「三日月湖」って何処にある??】
では、三日月湖は何処にあるのでしょうか?
私達夫婦の住まう川越近辺が中心となってしまいますが、「何処に三日月湖があるのか?」を探って行きたいと思います。現在の航空写真では、市街化や調整池の整備、農地(田んぼ)化等が進み、「ここって三日月湖?」と分かりにくいケースもありますが、1970年代の航空写真だと、三日月湖の痕跡が良く解るケースがあります。以下に取り上げます航空写真は、その1970年代と思われる写真で、これを併せて記載させて頂きます(地理院の地図、Google Mapより抜粋)。
①荒川・16号線の川越側付近
私達夫婦がポタリングの途中、一番最初に「この不自然な地形なんだ?」と思った場所です。航空写真で見ると、綺麗な三日月型が形成され、内側が宅地化(マンション化?)されている事が良く解ります。南側には、16号線が通っており、上江橋の川越側にある場所ですので、大宮・川越近辺にお住いの方は、かなり近くを通っていらっしゃる方も多いと思う場所です。こんな身近に、三日月湖があるとは思っていませんでしたので、綺麗な三日月形の形もですが、強く印象に残った場所です。そしてこの場所、別記事で触れさせて頂きました、「河越夜戦」にて、足利軍が陣取った場所でないかと勝手な推測を加えさせて頂きました場所です。ご興味のある方は、こちらから「河越夜戦」のページもご参照ください。
詳細地図:https://goo.gl/maps/jTcpn12JYiNqapMt8
![荒川・16号線の川越側付近の三日月湖](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_528,h_518/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2020/12/image-57.png)
②荒川・びん沼川 (富士見市内東側)
以下の地図の場所は、びん沼自然公園のMapになります。春には桜が綺麗な場所で、私達夫婦のお気に入りのポタリングコースでもあります。長い三日月が連続している感じで、三日月湖と言うより、荒川の旧河道跡、もしくは三日月湖になる前の地形、新河岸川の旧河道道ではないかと勝手に推察しています(ちゃんと調べられていません…)。名前の通り、河川の入口と出口がコントロールされた、川(沼?)と言う事だと勝手に推察します。
(全然三日月湖とは関係ありませんが、荒川の東側(写真の右側)に、ミステリーサークルの様な物がありますが、なんだと思いますか? 正解は、本記事最下部で・・・)
詳細地図:https://goo.gl/maps/JuhYUj1Gcp7YVcMR6
![荒川・びん沼川 (富士見市内東側) 右の写真は、ミステリーサークル?](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_1017,h_534/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2020/12/image-58.png)
③荒川・彩湖・道満グリーンパーク (浦和市美女木付近)
彩湖は、Wikipediaによると、以下の様にあります。
”(略)彩湖(さいこ)は、荒川第一調節池内にある貯水池として1997年(平成9年)に完成した(略)”
https://ja.wikipedia.org/wiki/荒川第一調節池#彩湖
こちらも、私達夫婦のお気に入りポタリングコースなのですが、近辺にお住まいの方は、多くの方が、釣りやスポーツを楽しんだ事があるのでないかと思います。またプロ野球の2軍球場がある事でも有名ですよね。現在は、調整池と言う事で、三日月湖の痕跡は見えてきませんが、下記の1970年代の航空写真を見ると、三日月湖の痕跡をはっきりと確認できます。今まであまり気にしていませんでしたが、過去の三日月湖の痕跡を、今度追ってみたいと思います。
詳細地図:https://goo.gl/maps/aBLtdUAz3L1pa15i7
![荒川・彩湖・道満グリーンパーク (浦和市美女木付近)](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_394,h_412/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2020/12/image-60.png)
④都幾川 東武東上線:高坂-東松山駅間
東武東上線の高坂駅と東松山駅の間で、都幾川を渡るのですが、その都幾川の高坂駅側に三日月湖があります。川越児玉往還の脇にある三日月湖で、この付近までは、川沿いの道も、サイクリングロード的に整備されている事から、川越からの自転車(ポタリング)でのアクセスも容易ですし、高坂駅からであれば徒歩圏の三日月湖です(近くには、川越児玉往還や日光脇往還の痕跡もありますので、別記事併せてご参照下さい)。
詳細地図:https://goo.gl/maps/PeoAEiPKF1aFjxRd9
![東武東上線・高坂/東松山間の都幾川の年代別比較](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_1024,h_315/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2021/08/image-1024x315.png)
![都幾川三日月湖](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_1024,h_419/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2021/08/IMG_2766-1024x419.jpeg)
⑤石狩川流域 (中・下流遠く部)
ちょっと川越近辺から遠く離れますが、三日月湖で有名な、別記事でも取り上げました、日本三大河川の1つ・石狩川も取り上げさせて頂きます。ご存じの方も多いと思いますが、石狩川には、沢山の三日月湖があり、観光地としても有名な場所もある様です。以下の航空写真にある通り、これだけ多くの三日月湖があるという事は、恐らく「多大な河川との闘いの歴史」があったのだろうと、想像してしまいます。
![石狩川](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_1024,h_548/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2023/09/image-137-1024x548.png)
![石狩川](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_1024,h_608/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2023/09/image-138-1024x608.png)
![石狩川](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_1024,h_616/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2023/09/image-139-1024x616.png)
![石狩川](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_1024,h_564/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2023/09/image-140-1024x564.png)
![石狩川](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_1024,h_540/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2023/09/image-141-1024x540.png)
今回、本記事を記載するにあたって、初めて知った言葉に、「捷水路工事」(屈曲部を短絡し、なるべく直線的に設けられた新河道を捷水路という:Wikipedia より(https://ja.wikipedia.org/wiki/治水#治水構造物・事業の主要例))と言うものがありますが、石狩川はこの「捷水路工事」の代表例とされているようです。Wikipedia によると(https://ja.wikipedia.org/wiki/石狩川#開発黎明期_-_自然主義と捷水路主義)、河川改修の前は、日本で一番長い、信濃川とほぼ同じの、364㎞あった河川の長さだった川が、捷水路工事の後、100㎞程短くなった様です。
原理としては、平地に出た石狩川が、右往左往して流れが蛇行する。これを捷水路工事(流れのショートカット)で、なるべく直線にして、三日月湖が残ったと言う事の様です。また、直線的になった流れは、流れが速くなるので、川底を徐々に削り、低くなるので、残った三日月湖はもとの位置(高さ)が維持されるため、現在の川よりも若干高い所に、三日月湖が残ると言う事の様です。
詳細地図:https://goo.gl/maps/uwDzwMctiF7hD5e67 (地図は「川の博物館」)
![石狩川流域(中・下流部)の三日月湖](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_1024,h_408/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2020/12/image-59-1024x408.png)
⑥柳瀬川 (2023年2月更新!)
下流で新河岸川(別記事にて紹介中)に合流し、その後、隅田川となって東京湾にそそぐ、柳瀬川にも、三日月湖・それを利用した治水施設と思われる場所、三日月湖にはなっていないが、人為的に捷水路工事を実施したと思える場所があります。以下に、Google Mapからの航空写真の画面キャプチャと、現地で撮影した写真を記載しますので、ご興味あれば、皆様も大人散策/ポタリングしてみて下さい。
![三日月湖](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_1024,h_533/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2023/02/IMG_4483-1024x533.png)
![三日月湖](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_1024,h_768/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2023/02/IMG_4492-1024x768.png)
![三日月湖](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_1024,h_768/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2023/02/IMG_4494-1024x768.png)
![三日月湖](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_1024,h_768/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2023/02/IMG_4493-1024x768.png)
![三日月湖](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_1024,h_768/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2023/02/IMG_4491-1024x768.png)
本流と池の間にある堰で、本流の水量が増えた際、池(元々の流れで現在は三日月湖と視察)に水が流れ込む仕組みと思います
ちなみに、別記事でも紹介致しましたが、現在ではこの柳瀬川の水は、東京を流れる多摩川の上流部より、小作堰や玉川上水の羽村堰 ⇒ 狭山湖と経由して、多くの水が流れているそうです。そして更にちなみにですが、昔は「羽村堰 ⇒ 玉川上水 ⇒ 野火止用水」と流れ、新河岸川に流れていたそうです(この場合は柳瀬川は関係ないかもしれませんが…)。そう考えると「多摩川の水が埼玉を、結構昔から(少なくとも江戸時代には)流れていた」と言う事になり、「水を上手くコントロールする事に昔から相当な努力をしてきたんだな…」と、人が水と戦ってきた歴史に思いを馳せてしまいます…。
![三日月湖](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_1024,h_546/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2023/02/IMG_4495-1024x546.png)
![三日月湖](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_1024,h_768/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2023/02/IMG_4486-1024x768.png)
![三日月湖](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_1024,h_768/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2023/02/IMG_4485-1024x768.png)
![三日月湖](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_1024,h_768/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2023/02/IMG_4489-1024x768.png)
![三日月湖](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_1024,h_768/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2023/02/IMG_4488-1024x768.png)
![三日月湖](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_768,h_1024/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2023/02/IMG_4490-768x1024.png)
写真は、柳瀬川上流から、三日月型の流れ(住宅街側)と直線の流れ(空堀川と合流)に分かれる分岐付近と三日月型の流れの後に、改めて(新)柳瀬川に 合流する付近の橋(新柳瀬橋)から撮影した上流と下流の様子
⑦高麗川・巾着田 (番外編)
曼殊沙華で有名な「高麗川の巾着田」。ご存じの通り、高麗川が大きく蛇行し、巾着袋の様な形になっており、その内側に、季節になると曼殊沙華が咲き乱れる非常に魅力的な場所です(本ブログ、別記事で記載中)。こちらは(まだ?)、三日月湖化されていませんが、航空写真を拝見するに、自然のままにしておくと、恐らく三日月湖になるのでないかと勝手に思ったので、取り上げさせて頂きました。高麗川は大きく蛇行している場所も多く、この三日月湖の観点で見ても面白い川だと思うので、参考になれば幸いです(近辺の高麗神社/聖天院、大人ハイキングコース、「高麗川に掛かる郷愁をさそう橋」に関しても別記事で記載しております)。
詳細地図:https://goo.gl/maps/1istnTVztkANPqLV6
![高麗川・巾着田は、三日月湖になる手前?](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_586,h_602/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2020/12/image-61.png)
【@2022年3月追加情報】
ちなみに、この巾着田の「巾着の袋を閉じる紐の部分」に「高麗郷古民家(旧新井家住宅)」があります。この辺りにお住いの方なら、この立派な石垣と建物を目にした事があると思います。私達夫婦も、目にした事はあり、陣屋跡かとずっと思っていましたが、かつては個人所有のお宅、今は日高市が管理する古民家だそうで「高麗郷古民家(旧新井家住宅)」と言うそうです。綺麗に整備された建物とお庭は、見ごたえあり、雰囲気も良く、いつまでも心地よい時間を過ごせます。機会がありますれば、脚を伸ばしてみて下さい。
![高麗川 古民家](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_2048,h_1372/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2022/03/C8AA4B08-F5C8-4987-A630-B51ADD15C928-e1674698097554.png)
![高麗川 古民家](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_2048,h_1536/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2022/03/810DA219-54F6-4116-AFB4-854DCFEC53BA.png)
![高麗川 古民家](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_2048,h_1013/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2022/03/F21EB967-DFD9-4578-A01A-718D5E2AB994-e1674698122755.png)
![高麗川 古民家](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_2048,h_1536/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2022/03/22105708-ECF5-4F09-8E88-A5BF37B82B6A.png)
![高麗川 古民家](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_1536,h_2048/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2022/03/71E0838B-B413-4626-B37F-089046DEC63B.png)
![高麗川 古民家](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_1536,h_2048/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2022/03/61A3020D-25B6-4B27-B308-E99151D34037.png)
![高麗川 古民家](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_1536,h_2048/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2022/03/AEE7D296-8333-4E43-A4DA-E40E95E7BBDE.png)
![高麗川 古民家](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_1536,h_2048/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2022/03/140A57B8-66C3-473F-8BEA-09F32C61350E.png)
![高麗川 古民家](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_2048,h_1536/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2022/03/9248446C-2FC7-4DF7-83DD-0672DF0C1748.png)
![高麗川 古民家](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_2560,h_1851/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2022/03/6123CA12-779D-4C66-BD04-759563F0DD43-scaled.jpeg)
![高麗川 古民家](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_2560,h_1785/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2022/03/6B26081D-34D8-4CD5-B550-9FAEC8E427F5-scaled.jpeg)
![高麗川 古民家](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_2048,h_1536/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2022/03/EB269EF4-0158-4128-9FBA-5F993A423260.png)
【最後に】
勝手な視点で、三日月湖を取り上げ、ピックアップさせて頂きました。この他、大阪地区、名古屋地区、新潟平野(信濃川流域)等、日本の平野部の航空写真を拝見させて頂きましたが、特に新潟の航空写真は、「ここって昔川だった?」と思えるように、曲線に沿って、田んぼの区画が整備され、住宅が配置されている写真が印象的でした。まだ事実がどうかわかりませんが、今後の調査のポイントとさせて頂くと同時に、機会があれば、現地にお邪魔させて頂きたいとも思いました。
(以下の写真は、地理院の1970年代の航空写真より:https://maps.gsi.go.jp/#14/37.826667/139.166393/&base=ort&ls=ort%7Cgazo1&blend=0&disp=11&lcd=gazo1&vs=c0j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1&d=m :新潟を流れる阿賀野川流域)
![阿賀野川流域の三日月湖跡?](https://sp-ao.shortpixel.ai/client/to_auto,q_lossy,ret_img,w_478,h_286/https://tomoaki.tokyo/wp-content/uploads/2020/12/image-62.png)
今回取り上げた地域な限らず、皆様がお住まいの地域(特に平野部にお住いの方)にも、近くに三日月湖の痕跡を見つける事が出来るかもしれないので、防災の観点も含め、大人散策/ポタリングがてら、見回してみてはいかがでしょうか? 特に、日本の平野部は、縄文時代は海だった地域が多いようで(=縄文海進)、「川が流れるには平坦すぎる地域」でもあり、三日月湖の痕跡を探しやすいのでないかとも思った次第です…。
【上記ミステリーサークルの正体は?】
正解:ミステリーサークルの様に見えたものは、「草野球場」です。行かれた事がある方は、すぐに分かったと思いますが…。
以下、Googleマイプレイス(マイマップ)で作成した地図を、アプリ・GogleMpsで、位置情報をONにしてスマホでご利用頂くと、紹介したスポットを、自身の位置確認しつつ大人散策する事が出来ます!