【はじめに】
こちらのページでは、静岡県伊東市の伊東駅付近と熱海市の網代駅付近に関する大人散策情報を紹介致します。美味しい食事は勿論(伊東駅付近・網代駅付近ともに別記事で紹介中)ですが、伊東・網代エリアは、潮風と文化を感じつつ、楽しんで大人散策をすることが出来るエリアなのです。
伊東駅と網代駅周辺は、数年前の年末とその次の年のGWに2回に分けて参らせて頂きました。宿泊は、別記事で紹介しております網代の「みずの」と「南熱海壱番館」にさせて頂き、やはり別記事にて紹介しております「熱海/来宮」と「韮山」の観光も含めて参らせて頂きました。網代に宿を取った理由は、他のエリアに比べ、リーゾナブルな価格設定だと認識した為です。網代は、「少し控えめの感じで、飲食店や商店街も限られ、静かな街」と言った印象。観光スポットは限られますが、その雰囲気は大人好みで、大人散策するには、良い街」だと思いました。一方伊東は、網代から電車で2駅・10分程度の距離感で移動できる至近距離ですが、「洗練された観光の街といった感じで、多くの宿泊施設や飲食店等もあり、また違った雰囲気と文化を感じつつ大人散策できるエリア」と言った印象を持ちました。
今回は、この違った印象も、大人散策に適した網代駅周辺と伊東駅周辺の大人散策情報を記載いたします。
(別記事にて、伊豆高原駅周辺の大人散策情報、伊豆高原のおすすめ温泉宿、伊東のおすすめレストラン、網代のおすすめレストラン、網代のおすすめ温泉宿、熱海/来宮駅周辺の大人散策情報、韮山の大人観光スポット、下田のおすすめレストラン、下田(一部河津含む)の大人散策情報、下田のおすすめ温泉宿等、伊豆半島エリアの観光情報も記載しておりますので、併せてご参照頂けますと幸いです)
【「伊東と網代」を大人散策】
■網代駅周辺の大人散策情報
先にも記載しましたが、網代は、「少し控えめの感じで、飲食店や商店街も限られ、静かな街の印象。観光スポットが限られる感もありますが、その雰囲気は大人好みで、大人散策するには良い街」と言った印象を持った街です。そんな網代の、大人散策スポットを以下に紹介します(網代のおすすめレストラン「味くらべ」は別記事をご参照ください)。拠点とさせて頂きました温泉宿、「みずの」・「南熱海壱番館」をスタートする形で、以下に紹介致します。
・長谷観音と周辺
拠点のお宿は、海の見渡せる少々高い所にありますが、そこから一旦海の方に坂を下り、大きな道(135:宇佐美・網代バイパス)に出て、左折(網代駅方面)すると、すぐの左側に、長谷観音の石柱が出てきます。そこから少し入っていくと、山門があり、竹林を見ながら更に階段を上ると、左側に太子堂があり、正面に長谷寺の本堂が出てきます。
長谷寺は、伊豆八十八ヵ所霊場の26番目の札所になる様で、境内には石像(観音様)がいらっしゃり(長谷三十三観音)、厳かな雰囲気を醸し出しています。この裏手の山道を登って行くと公園に出られるそうで、「東海吞吐の句碑」や「石の台座に乗った石塔(常夜燈?、昔の灯台?)」があります。今回は、網代の街中で、この後散策したかったため、ここで引き返しましたが、次回は更に登ってみたいと思っております。
ちなみに、山門の脇にも同じように道(山道)があり、トンネルの様な構造物が目に飛び込んできました。短いトンネルの先は、眼下に海を見る、中々の景色が広がっていました。
・港町(海岸沿い)
長谷寺を後にし、網代の街に向かいます。宇佐美網代バイパスを北上(網代駅方面)に向かい、美しい海の景色を見つつ進んで、2つ目のトンネルの手前を直進する形で、港町の方に歩を進めます。しばらくすると、石仏の傍らから防潮堤があり、その上を散策できるようになっていました。
海なし県、山梨の北杜市出身・埼玉の川越居住の者としては、是非海を見ながら歩きたかったので、そのまま堤防の上を大人散策。潮風が気持ち良く、対岸には熱海の街が見えてきます。大人散策には中々の道で、心が洗われて行きます。そのまましばらく進むと、先程トンネルの入口で分かれた宇佐美・網代バイパスとトンネルを出た付近で合流します。この付近には、個人商店がいくつかあり、干物を販売しているお店がいくつか目に付きました。夜食用にいくつが購入し、更に歩を網代駅の方に進めます。
・駅近の川沿いの散策路
ノスタルジーを感じる網代駅まで来たら、今度はその駅舎を背にして、北東方面(左側)への道を進むと、最初の交差点を左折したすぐの所に、小さな川が流れております。この川の袂は遊歩道の様な感じで整備されており、散策する事が出来ます。ほんの200m位の区間ですが、河口付近まで行けますので、水の流れを近くに感じてみてはいかがでしょうか?
また、この遊歩道が終わる河口付近の宇佐美・網代バイパスを北西(左側)に行くと、別記事で紹介しております、網代のおすすめレストラン「味くらべ」にアクセスできます。
■伊東駅周辺の大人散策情報
伊東駅は、拠点にさせて頂きました温泉宿「みずの」・「熱海壱番館」がある網代駅から2駅・10分程度でアクセスできました。大きな目的は、別記事で紹介しております「韮山」に行くのに、レンタカーを借りる為です。朝一で網代から伊東に移動し、別記事で紹介しております、「『しらす』のどんぶり」で朝ご飯を食べ、レンタカーを借り、韮山観光を済ませた後、伊東で車を返却し(15時頃)、伊東の街並みを大人散策。夕食(別記事紹介中)を頂いて、拠点宿戻った感じでした。
伊東の街は、「洗練された観光の街といった感じで、多くの宿泊施設や飲食店等もあり、上記の網代とはまた違った雰囲気と文化を感じつつ大人散策できるエリア」と言った感じの印象を持ちました。上記の通り、限られた時間の中で、『「東海館」の建物だけは、見に行こう!』と決め、あとは行き当たりばったりで、大人散策させて頂きました。その内容を以下に紹介致します。
・湯めぐり
レンタカーを返却し、早速、伊東の街中の散策を開始しました。程なく「お湯かけ願かけ七福神」と書かれた看板と石像を発見。「七福神」とあるので、7つのスポットがあると思いつつ、それを探しながら、また夕食の候補を探しながら、東海館を目指しました。七福神に関しては、全く情報を持っていませんでしたが、東海館への往路で3つ、帰路で最後の1つを中見つける事が出来ずやみくもに歩きつつも何とか見つけ出し4つ、合計で7つすべて回る事が出来ました。あとで、七福神の場所を改めて地図で見てみると、意外とご近所にありました。
・東海館
こちらの東海館、漫画・テルマエロマエの中でモデルにもなったスポットで、昭和初期の木造建築は風格十分。時間も限られる中、「伊東で外してはいけないスポットを一つだけ選ぶとしたら?」と自問自答し、決めたのが、こちらの「東海館」でした。Wikipediaで、「東海館」をサーチすると以下の様にあります。
東海館(とうかいかん)は、静岡県伊東市東松原町12-10にある文化施設。建物は伊東市指定有形文化財。1928年(昭和3年)から1997年(平成9年)まで温泉旅館「東海館」として営業していた。その後建物が伊東市に寄贈され、2001年(平成13年)に文化施設「東海館」が開館した (略)
温泉旅館時代
1928年(昭和3年)、賀茂郡伊東町で材木商を営んでいた稲葉安太郎によって、温泉旅館の東海館が創業した。1938年(昭和13年)には国鉄伊東線が開通し、客層が湯治客から団体客に変化したことで、何度か建物の増築を重ねている。1938年(昭和13年)に増築を行った際には、異なる3人の棟梁が各階を担当して技を競ったという。1949年(昭和24年)には望楼が建設され、当時は周辺に高層の建物がなかったことから、天城山がよく見えたという。1958年(昭和33年)9月には狩野川台風で大きな被害を受けている。1988年(昭和63年)には東海館周辺の景観が「静岡県まちなみ50選」に選定された。
東海館と旅館いな葉(川ごし) 文化施設時代
東海館は1997年(平成9年)に温泉旅館としての営業を終了し、建物が所有者から伊東市に寄贈された。2002年度(平成14年)には「温泉文化香る東海館界隈」が静岡県景観賞の最優秀賞を受賞。1999年(平成11年)3月30日には伊東市指定有形文化財に指定された。1999年から2001年(平成13年)にかけて、伊東市は約3億円をかけた保存改修工事を行い、2001年7月26日に伊東市の文化施設「東海館」が開館した (略)
特色
ヤマザキマリの漫画『テルマエ・ロマエ』には、東海館をモデルとする「伊藤温泉 東林館」が登場する。大浴場の唐獅子は彫師の森田東光が手掛けている。
2018年公開の映画『DTC -湯けむり純情篇- from HiGH&LOW』など、様々な映画作品・テレビ番組などでロケ地として使用されている。東隣には大正時代に創業した旅館いな葉があったが、2007年(平成19年)にいったん廃業したのち、現在はゲストハウスのケイズハウス伊東温泉として営業している。旅館いな葉の建物は1998年(平成10年)9月2日に国登録有形文化財に登録された (略)
https://ja.wikipedia.org/wiki/東海館
個人的には、「伊東の顔」と言うべき観光施設だと思っており、昭和のかおりを今なお残す、贅沢な作りのこの建造物は、伊東に来たら外してはいけない、大人観光スポットだと思った次第です。
(撮影した内部の写真が、暗かったせいかあまりきれいに撮れていなかったので、一部Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/東海館)、並びに伊東観光協会のページ(https://itospa.com/spot/detail_52002.html)より引用させて頂きました)
・川沿いの散策路・松川遊歩道
東海館を後にし、こちらの建物(東海館・旅館いな葉)を川ごしに撮影すべく、松川遊歩道に向かいました。東海館の写真を撮る事を目的に参りましたが、中々風情を感じる遊歩道で、通りに沿って木下 杢太郎(きのした もくたろう)氏の詩や絵画が紹介されており、竹で作られたオブジェや東海館の建物と共に、温泉街の風情を醸し出している、中々の通りだと思いました。まだ日のあるうちでしたので、夜の大人散策には、もってこいの通りはないかと思った次第です。ちなみに、Wikipediaで「木下 杢太郎氏」を調べてみますと、「静岡県伊東市出身の詩人・劇作家・画家・医学者」と理解でき、「多才な地元の名手の方」と理解致しました。
尚、松川遊歩道を大人散策させて頂きました後、上記に記載しました七福神の残りの個所を、夕食のレストラン候補を絞り込みつつ何とか制覇し、絞り込んだ「寿司の海女屋」(別記事にて紹介中)にて、贅沢な海の幸をご馳走になり、拠点宿のある網代に戻りました。
【最後に】
以上が、「伊東駅付近と網代駅付近の大人散策情報」の共有になります。
カラー・特色の違う網代駅周辺と伊東駅周辺ですが、それぞれの良さを感じる事が出来るエリアで、両方とも大人散策していて楽しめるエリアだと思いました。網代では、その地域その物を、生活感を感じつつ大人散策出来、伊東では、文化のかおりを感じつつ大人散策した上で、多くのレストランから、それぞれの嗜好にあう、美味しいレストランを選ぶことが出来るエリアだと思った次第です。皆様も網代・伊東の大人散策、楽しんでみては、いかがでしょうか?
尚別記事にて、伊豆高原駅周辺の大人散策情報、伊豆高原のおすすめ温泉宿・きらの里、伊東のおすすめレストラン・海女屋、網代のおすすめレストラン・味くらべ、網代のおすすめ温泉宿・竹林庵、熱海/来宮駅周辺の大人散策情報、韮山の大人観光スポット、下田のおすすめレストラン・魚料理なかがわ/活魚料理新田、下田(一部河津含む)の大人散策情報、下田のおすすめ温泉宿・黒船ホテル等、伊豆半島エリアの観光/レストラン/お宿情報等も記載しておりますので、併せてご参照頂き、皆様の伊豆半島の旅行に少しでもお役立ちできれば幸いと思っております。