七福神

【はじめに】

こちらのページでは、川越における七福神巡りにつき、途中の大人散策スポットの情報と併せGoogle My Map を活用した詳細地図と共に紹介」させて頂こうと思います

「七福神めぐり」とは、福をもたらす神様として「七福神」を祀っている寺社を巡拝して開運を祈る巡礼(ショートバージョン的ですが…)と理解しております。無病息災、家内安全などを願う人々が神社仏閣を巡る事が本来の目的でしょうが、昨今では、レクレーション的に、もしくは御朱印収集目的で巡られていらっしゃる方も多いのではないかと思います。個人的には、「七福神巡りでは、地域によって景色も距離も異なり『一つして同じものは無いので、全く違う体験が出来る』と思う為、その地域を知る事にもつながる健康的な大人散策だと認識して折り、本来の目的から若干離れて観光的にその地域を、神社仏閣と共に楽しめる優れたコースを提供してくれる企画と言って良いのでないかと思っている次第です。

そんな勝手な理解をしている「七福神巡り」ですが、私達夫婦の居住地である川越にも「七福神巡り」のコース設定がなされています。これまでいくつかの地域で「七福神巡り」を実行して参りましたが、地元である川越のみが複数回(少なくとも片手の指以上)は参らせて頂いているので、それなりの情報も持ち合わせているつもりです。

こちらのページでは、そんな川越における七福神巡りにつき、途中の大人散策スポットの情報と併せGoogle My Map を活用した詳細地図と共に紹介」させて頂こうと思います。

【七福神とは?】

実際の「大人散策スポット情報も含めた七福神巡り@川越」の情報に入る前に、「そもそも七福神とは?」といった内容から簡単に抑えさせて頂く様に致します。Wikipedia を調べてみますと以下の様にあります。

七福神(しちふくじん)とは、インド伝来の仁王経の中にある「七難即滅 七福即生」という仏教語に由来する、福徳の神として日本で信仰される七柱の神である
七柱は一般的には、恵比寿、大黒天、福禄寿、毘沙門天、布袋、寿老人、弁財天とされており、それぞれがヒンドゥー教、仏教、道教、神道など様々な背景を持っている。七福神に一神を加えて八福神としているケースもある (略)

恵比寿
伊邪那岐命・伊邪那美命の間に生まれた子供「蛭子」(ヒルコ)、もしくは大国主神の息子である「事代主神」(コトシロヌシ)などを祀ったもので古くは「大漁追福」の漁業の神である。時代と共に福の神として「商売繁盛」や「五穀豊穣」をもたらす神となった。唯一日本由来の神である (略)

大黒天
インドのヒンドゥー教のシヴァ神の化身マハーカーラ神。日本古来の大国主神の習合大黒柱と現されるように食物・財福を司る神となった。また親子関係から恵比寿と並んで描かれることが多い (略)

毘沙門天
元はインドのヒンドゥー教のクベーラ神。福徳増進の神であったが、仏教に取り入れられてから、戦いの神としてしだいに民衆に信仰される。日本では毘沙門天(ヴァイシュラヴァナ)と呼ばれる。

弁才天(弁財天)
七福神の中の紅一点で元はインドのヒンドゥー教の女神であるサラスヴァティー神。仏教に取り入れられ、音楽・弁才・財福・知恵の徳のある天女となり選ばれた (略)

福禄寿
道教の宋の道士天南星、または、道教の神で南極星(カノープスのこと)の化身の南極老人。寿老人と同一神とされることもある。長寿と福禄をもたらす 

寿老人
道教の神で南極星(カノープスのこと)の化身の南極老人。日本の七福神の一人としては白鬚明神(追記:長寿ご利益があると理解)とされることもある (略)

布袋
唐の末期の明州(現在の中国浙江省寧波市)に実在したといわれる仏教の禅僧。その太っておおらかな風貌が好まれ、手にした袋から財を出し与えてくれる(追記:福の神的な存在と理解)  (略)

https://ja.wikipedia.org/wiki/七福神

確かに「七福神巡り」ではなく、「八福神巡り」の地域もあった記憶がよみがえってきました。また、少しわかりにくい部分もあり、勝手な想像を含むかもしれませんが、七福神に対する私なりの理解は以下の様になった次第です。

  • 恵比寿:漁業の神 仕事運にご利益?
  • 大黒天:食物・財福を司る神 金運UP?
  • 毘沙門天戦いの神 勝負運にご利益?
  • 弁才天(弁財天)音楽・弁才・財福・知恵の徳のある天女 芸能関連、才能開花にご利益?
  • 福禄寿:長寿と福禄をもたらす 長寿と幸運に恵まれる?
  • 寿老人:白鬚明神 健康長寿に恵まれる?
  • 布袋:袋から財を出し与えてくれる 財に関連する幸運に恵まれる?

【川越で七福神巡り!】

上記、七福神の概要を(勝手な理解含んだかもしれませんが…)抑えさせて頂きましたので、実際の「大人散策情報も含めた七福神巡り@川越」の紹介に入らせて頂きます。川越では室町期あたりから七福神を祀る寺院が多くあった様で、江戸時代初期に川越喜多院の中興の祖とも言われる天海僧正(本ブログ別記事では「天海 = 明智光秀説」につき考察を加えてますが…)によって七福神の位置づけがなされたとも言われる歴史あるコースだと認識しております。

ざっくりな七福神巡りのみの距離感は「6-7 ㎞」だと認識しておりますので、中には「少し物足りない…」と思われる方もいらっしゃると思います為、以下川越の七福神コースを軸に川越の大人散策スポットを併せて紹介致します。最下部の地図と共にご覧頂ければと思いますが、七福神のいらっしゃるお寺:橙色の✪印それぞれの七福神のお寺の中の位置:金色の✪印併せて回っても良いと思われる大人散策スポット:紫色の✪印拠点となる各駅:緑の✪印で記載しております。

つまり、基本橙色の✪印をめざしてお寺を回り金色の✪印でそれぞれの七福神を見つけ、余力があれば紫色の✪印の大人散策スポットも巡る(=体力厳しければ、橙色の✪印金色の✪印のみ巡る(途中で紫色の✪印を諦め、橙色の✪印金色の✪印に切り替えてもOK))と言う事が実現できる様、コース設定させて頂いた次第です。

妙善寺毘沙門天 (勝負運?)

まず最初は、毘沙門天がいらっしゃる妙善寺から。近代的な建物のお堂(2F)に毘沙門天がいらっしゃいます。境内には、川越らしくサツマイモを抱えたお地蔵様や水琴窟があります。まずは、勝負運の祈願からスタートと言った感じで、スタートしてみてください。

また、次の天然寺寿老人に、少し遠回りするルートを進むと、その道々には、浅間神社古墳(母塚)・氷川神社古墳・愛宕神社古墳(父塚)といったいくつかの古墳や、新河岸川における舟運の河岸の1つで、最上流部にあたる『仙波河岸』等を見る事が出来ます。ちなみに浅間神社古墳(母塚)山頂には、浅間神社があり、本殿は「狛犬ならなぬ狛猿?:お猿さん」が両脇を固めておりますので、併せて見学されてみてはいかがでしょうか?

天然寺寿老人 (健康長寿?)

妙善寺・毘沙門天の次は、寿老人がいらっしゃる天然寺。少しわかりにくいですが、本殿とつながる渡り廊下の奥に寿老人がいらっしゃいます。七福神巡りによる健康増進を祈願するのも良いかもしれません…。

そして次に目指す喜多院・大黒天の道すがらには、中院や仙波東照宮があります。季節限定ですが、中院の枝垂れ桜紅葉は中々の風情で、仙波東照宮、境内に入るタイミングは限られますが、三大東照宮とも言われる朱色が印象的な建物を見る事が出来ます(個人的には、三大東照宮と言い張って応援したいのですが、冷静に考えると日光東照宮久能山東照宮上野東照宮三大東照宮として妥当なのでないかと思いますが…)。

喜多院・大黒天 (金運?)

天然寺寿老人の次は、大黒天のいらっしゃる喜多院川越の顔ともいえる喜多院は、江戸草創期のフィクサー(明智光秀とも…)言われる天海が中興の祖として有名で、天海を含む喜多院歴代住職のお墓もあり(=慈眼堂=慈眼堂古墳)、いつ行っても多くの観光客がいらっしゃいます(ちなみに天海が来る前は、無量寺北院と言った様で、当時は無量寺の中心は上記の中院だった様ですが、天海が無量寺北院の住職になって後、北院は喜多院と名を改め、現在の仙波東照宮の位置にあった中院が、現在の位置に移転し仙波東照宮が作られたらしく、その仙波東照宮が火災による消失にあった事により、再建の為、江戸から部材運搬路として開かれたのが新河岸川の舟運らしいです…)。尚、大黒天は、喜多院の本殿向かって右手にいらっしゃいます(大黒天の裏には、天海お手植えと伝わるご神木 (槇)があります)。

また喜多院は、川越観光の顔ともいえるスポットですので、境内には、江戸城から移築され、庭園(紅葉山庭園)が美しい客殿(有料ですが…)や五百羅漢(同じく有料ですが…)もいらっしゃいますし、川越城の出城ではないかと思える程の立派な堀も拝見する事が出来るので、併せて大人散策を楽しめるスポットだと思って折ります。

更に、次に目指す成田山・恵比須天へは、少しだけ遠回りをして、東京赤坂の本社にあたる日枝神社(見た目は、赤坂・日枝神社の方が圧倒的にすごいですが…)とその敷地内にある多宝塔古墳と併せて回られても良いのでないかと思って折ります。

ちなみにこの場所は、「♪あんたがたどこさ?♪」(手毬唄)の発祥の地とも言われているそうです…。

「♪熊本何処さ?♪」⇒「♪船場さ♪」⇒「♪仙波山にはタヌキがおってさ♪」と言う感じ(漢字)で、仙波山がこの付近で、ここ(=川越日枝神社付近)が、「♪あんたがた何処さ?♪(手毬歌)の発祥」の地と言う事らしいです… (信じるか信じないかは、自由です…)

成田山恵比須天 (仕事運?)

喜多院・大黒天の次は、恵比須天がいらっしゃる成田山喜多院からも、ちょっと遠回りした川越日枝神社からも至近距離ですので、迷わずアクセスできると思います。ちなみに恵比須天は、本殿に向かって右側にいらっしゃいます。

そしてここからは、次の見立寺・布袋尊を直接目指しても良いですし、少し(かなり?)遠回りになりますが、川越の主要観光スポットをいくつか回っても良いと思います以下にリスト形式で記載しますので、ご自身の体力的/時間的制限と相談の上、検討されてみては如何かと思います。尚、それぞれのスポットについては、詳細記事を本ブログで記載しているスポットもありますので、併せてご参照頂ければ幸いです。

見立寺布袋尊 (財運?)

上記ルートは、少し(かなり?)の寄り道になるかもしれませんが、成田山・恵比須天の次は、布袋尊がいらっしゃる見立寺になります。上記、新河岸川の河川敷を進み、高沢橋(この橋は川越児玉往還になります)をくぐり、新河岸川河川敷の右岸から布袋尊がいらっしゃる見立寺に、容易にアクセスできます。境内への入口には、ヒマラヤ杉の大木があり、そこを進んだ先の本殿に向かって右側に布袋尊がいらっしゃいますので、財運UPを祈願してみては如何でしょうか?

見立寺・布袋尊の次は、妙昌寺・弁財天へ向かいますが、またもやここでも、遠回りルートを行っても良いと思っています。それは、川越観光における主役の中主役を巡る事が出来るからです。妙昌寺・弁財天のすぐ近くには、菓子屋横丁があり、その先には蔵通りの一番街もあり、「これぞ川越!」の雰囲気を堪能できるのでないかと思います。そして蔵通り・一番街の後は、進路を西にとり、川越城の蓮池門を移築したと言われる山門がある栄林寺を経由して、妙昌寺・弁財天に向かいます。

妙昌寺弁財天 (芸能/才能開花?)

見立寺・布袋尊の次は、弁財天がいらっしゃる妙昌寺。立派な本殿は中々の見ごたえですが、弁財天は、本殿に向かって左わきを進み、斜面を下った先にいらっしゃいます芸術的な漆喰の壁の装飾が美しい社殿もありますので、併せて見学し、芸能/ご自身の才能の開花を祈願されては如何かと思います。

蓮馨寺福禄寿 (幸運/長寿?)

妙昌寺・弁財天の次は、福禄寿がいらっしゃる蓮馨寺徒歩であれば、蔵通り・一番街から続く大通り側からではなく、西側の建物と建物の間の道から、ショートカットで蓮馨寺にアクセスする事が出来ますおびんづる様で有名な蓮馨寺ですので、おびんづる様は勿論、社殿の屋根には、「アクロバティックな狛犬瓦?」もいらっしゃいますので、併せてお楽しみください。また、福禄寿は、おびんづる様に向かって右手にいらっしゃいます

蓮馨寺で、福禄寿に幸運と長寿を祈願した後は、来た道と反対側(東側)に進み、蔵通り・一番街から続く人通りの多い通りを渡ると、立門前通りと言われる賑やかな商店街があり、その先はレトロな雰囲気を感じる事が出来る大正浪漫通りがあります。多くのお店もあるので、腹ごしらえをする事も可能です。また、大正浪漫通りの南側には熊野神社があり、足踏み健康ロードと呼ばれる「細かな石が敷き詰められた参道」もありますので、疲れた足を癒してみてはいかがでしょうか?(「熊野三山」については別記事で紹介中)

【最後に】

以上が、川越における七福神巡りにつき、途中の大人散策スポットの情報と併せGoogle My Map を活用した詳細地図と共に紹介」させて頂いた内容になります

ちなみに、大正浪漫通りを南に進むと、川越の各主要駅(本川越・川越市・川越駅)にアクセスできますし、まだ川越観光を満喫しきれないのであれば、樹齢600年と言われる2本の大銀杏が参道にある出世稲荷川越のお土産購入・米から作る大人の好きにな透明な液体(=日本●)の飲み比べ・レストランでの食事(八州亭)等が楽しめる観光施設:小江戸蔵里もあれば、更にその先の通りは、クレアモールと言う川越で一番賑やかと言われる商店街が続いております(別記事にて川越とその周辺の大人レストランの一覧も紹介しております)。

川越七福神巡りだけであれば、6-7㎞ のコースだと思いますが、上記紹介の全てを回るのであれば、それぞれの大人散策スポットでの見学と併せ、倍以上の距離感になるのでないかと推察すると同時に、川越観光における主要観光スポットを網羅できるのでないかとも思った次第です。全て回るには、少々タフなコース設定になるかもしれませんが、七福神巡りによる諸願成就を願いつつ、川越観光もセットで遂行し、小江戸・川越を満喫してみてはいかがでしょうか?

尚本ブログでは、諏訪大社熱田神宮大宮氷川神社川越氷川神社川越喜多院日光の二社一寺久能山東照宮浅草寺深大寺神田明神大國魂神社等々、有名何処の神社仏閣に加え、日本三大怨霊 / 日本三大八幡 / 神社の社格 / 神社のカテゴリー分類と言った内容に関する考察の記事も記載しております。以下に、本ブログで記載した(一部記載が追い付いていない神社仏閣もありますが…)祭神の系統や社格(神社)や宗派(仏閣)といった切り口で、マトリックス上にまとめた一覧表を共有させて頂きますのでご参照頂けますと幸いです。また、今後調査や訪問を行い、本ブログで記載していきたいと思って折りますので、「更新中」である事を予めご容赦頂けますと幸いです(画像では見にくいので、クリック頂くとpdfのファイルが開く様になっております)。

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