三日月湖・縄文海進・紀尾井町・国分寺崖線・七里岩…：「気になる言葉」を読み解いて大人散策へ！ (シリーズ！ 気になるワード/フレーズ/地学関連まとめ記事）

【はじめに】

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皆様は、「切通」と聞いて、どんな「切通」を思い浮かべますか？ 自身の場合は「鎌倉七口の切通」なんですが…。でも実際、街中でも、普通に普段使っている道でも、「ここって切通？」と思える場所が結構あります。勿論、「鎌倉七口」の様な歴史を感じる「切通」も魅力的ですし、大人散策を楽しめるスポットですが、その存在を「普段使いの道」で発見するもの「大人散策の切口」ではなかと思っております。

皆様は、「並木と街路樹」の違いって考えた事ありますか？ 本質的な意味は基本変わらない認識で、「近代街路樹 発祥之地」な碑が横浜にありますが、「並木と街路樹」は、あの「三韓征伐で有名な神功皇后」の時代まで遡るらしです…。そんな「並木と街路樹」の歴史に思いを馳せつつ「並木と街路樹売りの大人観光スポット」で、大人散策を楽しむのも、良い選択ではないかと思う次第です。

日光街道や奥州街道、甲州街道と、「○○街道」って、よく耳にしますよね？ でも、江戸期の初め頃は、「○○街道」でははなく、「○○海道」って言っていたらしく、その後、『海もないのに「○○海道」はおかしいんじゃない？』と新井白石から申し入れがあって、結局「○○道中」になったらしいです。では、『何故「○○街道」が、現在市民権を得ている』のでしょうか？ 別記事で、勝手な考察を記載しておりますが、皆様のご意見はいかがでしょうか？

「東海道と中山道の追分：草津追分」・「甲州街道と青梅街道の追分：新宿追分」・「北国街道と中山道の追分：信濃追分」。「追分」と聞いて、皆様が思い浮かべる「追分」は何処の「追分」でしょうか？ 「東海道と中山道の追分：草津追分」と「北国街道と中山道の追分：信濃追分」は、それぞれの「追分」で別れた後、再び交わる事はありませんが、「甲州街道と青梅街道」は、新宿追分で別れた後、甲府で再び交わります。こんな事を考えると、「追分」って、「人生の岐路」にも似ている様に思えてきます。皆様の人生を思い返すスポットが「追分」なのかもしれません…。

日光街道・日光例幣使街道・中山道は、多くの方がご存じの街道だと思います。では、「東山道」は、ご存じでしょうか？ 五畿七道における「行政区分」の意味もありますが、「道(＝道路)」としての意味もある認識で、長野で一部ルーに違いがあるようですが、日光街道・日光例幣使街道・中山道は、「その前の時代からあった東山道を再編した道」とも言われているようです。武蔵国府の置かれた東京府中から、武蔵国を南北方向に貫き、上野国・下野国へ通じた「東山道武蔵路」と併せ、古代官道の痕跡を想像しながらあるく街道散策も、中々の大人散策だと思う次第です。

東海道・中山道・甲州街道・日光街道・奥州街道と言った、江戸期に整備されたこれらの街道を「五街道」という事、皆様もご認識していると思います。でも、その「五街道」、江戸期に「０(ゼロ)」から作られた訳ではなく、「ベースとなる道があって、それぞれ整備された」認識でもあります。言い換えると、「時代毎に、道そのものが変遷してきた歴史がある」と言う事になると理解して折り、その「変遷の歴史」を眺めていると「日本の発展の歴史」も見えてくる気がします。今一歩、「東海道・中山道・甲州街道・日光街道・奥州街道」からなる「五街道」に付き、踏み込んで情報収取してみてはいかがでしょうか？

私達夫婦が住まう街・川越。「栗よりうまい十三里」なんて言われ、「サツマイモが有名」な街でもある認識です。でも「そのサツマイモを指すと言われる “十三里”」って、『江戸～川越の「川越街道」の距離』なんですかね？ それとも、『「新河岸川の舟運」を想定した江戸～川越の距離』」なんですかね？ 自身の計算では、いづれも「十三里にはならない…」と言う結論なんですが…。
まっ、細かな事は気にせず、太田道灌によって築かれた「川越城」と「江戸城」、その2つのお城をつなぐ「軍用路して整備された事に始まる川越街道」とも理解しておりますので、その歴史を感じつつ、「栗よりうまい十三里」の「十三里」の仮説を考えてみるのも一興だと思っております。

皆様は、「縄文海進」なるワードを耳にした事はございますでしょうか？ 「約6000年前の縄文時代の海岸線は、現在よりも、約 5m 程内陸に入り込んでいた」と言う事象を表したワードらしいのですが…。でも、そんな事を言われると様々調べたくなってしまい、各種リサーチさせて頂くと、更なる疑問も沸いて来てしまい、その過程で、「東京湾海底谷・古東京川・奥東京湾/古入間湾・香取海/古鬼怒湾」と言ったワードにも出会ってしまった感じです。別シリーズですが、「縄文海進シリーズ」として、それぞれ紹介しておりますので、宜しければご参照ください！

東京の「紀尾井町」ってご存じでしょうか？ 正に「東京の一等地」とも言って良い認識のエリアで、日本史上の出来事としては「紀尾井坂の変」を連想してしまいます。しかしこの場所、江戸期に「紀州・尾張・井伊のお屋敷があった」ことから、頭文字をとって「紀尾井町」となった歴史があるらしいです…。実際に歩いてみると、起伏(高低差)を感じるエリアで、「紀州・尾張・井伊の痕跡」も感じるエリアでもあり、歴史と地形を楽しめる場所が「紀尾井町」の認識です。ちょっとハイソな感じのするエリアですが、普通に大人散策するだけなら、お金はかかりませんので、皆様も、地形・歴史を感じつつ「大人散策＠紀尾井町」を楽しんでみてはいかがでしょうか？

「国分寺崖線」・「ハケ」と言われても、中々ピンとくる人は少ないかもしれません…。「国分寺崖線」は、「武蔵野台地(特に東京都内)は、「武蔵野面」と「立川面」の大きく分けて2種類の河岸段丘が見られ、この2つを分ける崖」と言った理解をしており、この「崖(＝国分寺崖線)」の事を地元(方言？)では、「ハケ」と言うらしいです。
本ブログ別記事では、この「国分寺崖線」・「ハケ」に沿って流れる「野川」の大人散策情報(二子玉川～国分寺)を記載しておりますので、「深大寺」・「国分寺跡」と言った歴史散策スポットと共に、大人散策を楽しんでみてはいかがでしょうか？ 尚、「大人散策＠野川・国分寺崖線」の記事では、より多くの大人散策スポットを紹介しておりますので、併せてご参照くださいますと幸いです！

自身の故郷・山梨/北杜からは、「八ヶ岳」の南側面を望む事が出来ます。山梨～長野にかけて南北 60km にわたって連なる峰々を称して「八ヶ岳」と言うらしいですが、自身にとって「南側から眺める八ヶ岳こそ、最もお気に入りの八ヶ岳」です。
そんな「八ヶ岳の南山麓から長野/小諸」にかけて、「JRで一番標高の高い所」を通る「小海線」と言うローカル線があります。 ここで質問ですが、『高原を走り、その後千曲川に沿って並走する、海には関係ない「小海線」に、何故「海」も文字が入る』のでしょうか？ 「八ヶ岳との関連」含め、別記事で共有しておりますので、宜しければ！

上記、「八ヶ岳」に付き記載しましたが、「自身の故郷・山梨/北杜から甲斐武田家発祥の地と言われえる韮崎へ、約 30㎞ にも及ぶ “崖” 」があります。その名も「七里岩」。「韮崎岩屑流 or 韮崎泥流 or 韮崎岩屑なだれ」とも言われる「七里岩」ですが、その名の通り「七里(＝約 3.9㎞ × 7 = 約 27-28 km)」にわたって、数十m 以上の崖が連なる、非常に特殊な地形です。論理的には、「八ヶ岳の山体崩壊を伴った噴火」&「河川(釜無川(≒富士川)と塩川)による浸食」が、「七里岩」が出来た由来と認識しておりますが、「伝承(おとぎ話？)」的には「富士山と八ヶ岳がその高さを競った痕跡」とも地元では言われております。勿論、後者な訳ありませんが、現地に行って「七里岩」を見てみると「そんな伝承が伝わっている事も理解できる…」と、誰もが思うのでないかと推察してしまう次第です。

皆様は、「日光 戦場ヶ原」に脚を運ばれた事はございますでしょうか？ 「湿原が広がる平地に “男体山” を望む事が出来る上、その内部は遊歩道が整備され、大人散策を満喫できるスポット」と個人的には思っております。しかし、「なぜ “戦場ヶ原” と言う地名」なんでしょうか？ 皆様は、この地で起こった “戦” を思い浮かべる事は出来ますでしょうか？ 自身の知識の中に、「”戦場ヶ原” で起こった “戦”」は思い浮かばなかったので、調べてみたところ「神々の “戦”」だったようです…。そんな事を考えつつ「大人散策＠戦場ヶ原」を実行してみると、この地域の魅力を更に満喫できるのでないかと思ってしまいます。

私達夫婦が住まう街・川越は、「小江戸」と呼ばれる「街並みが有名な場所」です。また、 「小江戸」と聞いて、連想する有名所の街は「佐原」と「栃木」と言った理解をしている次第でもあります。では、皆様に置いて、「小京都」と言って思い浮かべる街は何処でしょうか？ 本ブログでは、秋田県角館町（現・仙北市角館地区）、湯沢市、栃木県栃木市（「小江戸」とも）、埼玉県比企郡小川町 (「武蔵の小京都」と称される)、比企郡嵐山町 (京都の嵐山（あらしやま）に風景が似ていることから「武蔵嵐山」)、長野県松本市、神奈川県足柄下郡湯河原町 (2011年4月よりキャッチフレーズに「小京都」を使わない方針)、石川県金沢市 (「加賀の小京都」と称される)、愛知県犬山市 、島根県松江市、高梁市 (備中の小京都)、広島県尾道市(瀬戸内の小京都)、愛媛県大洲市(伊予の小京都)と言った多くの街を記載させて頂きました…。つまり申し上げたい事は、「“小江戸” よりも、”小京都” を唄う街の方が圧倒的に多い」という事なんですが、何故でしょうか？ 勝手な考察を別記事で実施しておりますので、宜しければご参照ください！

皆様は「三日月湖」って聞いた事ありますか？ 自身が初めて「三日月湖」なる地形の存在に興味を持ったのは「日本三大河川」を調べている際の事でした。ご承知の通り、「日本三大河川とは、利根川・信濃川(千曲川)・石狩川」の事を言う認識ですが、その中の「石狩川」を調べている際、「石狩川と言えば、”ショートカット”、ショートカットと言えば “捷水路工事”、捷水路工事” と言えば “三日月湖”」と言ったフレーズを知り、「“三日月湖” って先人達が、河川と戦ってきた痕跡なんだ…」と認識した際でした。それ以来、ご近所の「三日月湖」にも目が行くようになってしまったのですが、「三日月湖」って意外と多くあるんですよね…。皆様も「三日月湖」の意味を知り、ご近所の「三日月湖」探索を兼ね、大人散策を実行してみてはいかがでしょうか？

「分水嶺 or 分水界」と言うワードですが、「地学的」に「水の流れを分ける嶺」と言った意味の言葉である事ご認識の通りだと思うと同時に、「比喩的」に、「ここが運命の分かれ道」と言った意味でつかわれる言葉でもある認識です。皆様は、「分水嶺」と言われるような環境に置かれた事は、ございますでしょうか？ 別記事で紹介させて頂きました「追分」も、似たような意味がある気がしますが、「分水嶺」の方が「より大きな岐路」の様な印象を、勝手ではありますが持ってしまっている感じです。でも、「追分」と「分水嶺」、それぞれを地図を眺めながら追っていくと、「分水嶺」の方が「より大きな岐路」に思える事、納得いただけるのでないかと思う次第です。

皆様は、「日本の首都は？」って聞かれたら、何と答えますか？ 自身の場合は、勿論「東京」と答えますが、日本の歴史を紐解いてみると、「遷都と奠都の違い」から「首都は東京、都は京都」と答えるのが正解なのではないかと思う次第です…。
同時に、「首都圏」に、比較的人口の少ない「山梨」が入ると言う、若干納得が出来ない事象も、日本の歴史を紐解くと「まっ、山梨が首都圏に入っても仕方ないか…」と思ってしまった次第です…。別記事で。その歴史と考察を加えておりますので、宜しければご参照ください！

皆様の定義において、「三重県」は、”近畿” ですか？ それとも “東海” ですか？ 上記、『「首都圏」に、比較的人口の少ない「山梨」が入る』と言う「首都圏」のページで「甲斐国(山梨)の微妙な位置づけ」に付き記載をしておりますが、これと同じような立場にいるのが「三重県」ではないかと思う次第です…。個人的には、まだお邪魔できていない「三重県」を、いつの日か大人散策させて頂き、「近畿なのか or 東海なのか」の曖昧さに、決着をつけたいと思うと同時に、「どちらとは決めない日本人らしさ」も感じてみたいと思っている感じです。

いきなりですが、「五畿七道」って聞いた事はございますでしょうか？ 恐らく多くの人が聞いた事のあるワードだと思い、同時に「古代日本の律令制における “行政区分”」とご理解いただいているのでないかと思います。しかしこれは、『明治期以降「五畿八道」に昇華して折り、今でもその名が地名として、息づいているのです！』と言ったら、「なんという地名」を連想されますでしょうか？ 「五畿七道」における「七道」は、「東海道・東山道・北陸道・山陽道・山陰道・南海道・西海道」。では、ここに明治に加わった「○○道」って何処でしょう？ もうお判りですよね…。

「桃源郷」。詳細は別記事をご参照頂きたいのですが、「ユートピア」とも略されるワードの認識であると同時に、本来の意味は、ほんの少しだけ違うようです。しかし、あまり細かな事を考えるよりも、歴史(日本史)好きで、山梨県出身で、天邪鬼の自身としては、「甲斐武田家滅亡に所縁のある “新府城” と “大善寺” の近辺は、現在では “桃源郷” を連想させる素晴らしい景色を春先に楽しむ事が出来る」と言う、「若干皮肉っぽい状況」がどうしても気になってしまいます…。ただ、「果樹王国・山梨」の景色と「山梨の歴史の代表・甲斐武田家」と山梨の魅力を同時に感じる事が出来る「Keyワード」が「桃源郷」だとも思いますので、皆様も「大人散策＠桃源郷」で「甲斐武田家」の歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか？