【はじめに】
こちらのページでは、「富士山の見えるスポット@川越近辺」の情報を、大人散策で楽しめる様、情報提供申し上げます。同時に、これまで訪れたスポットで「ここから富士山見えるのね!」と思ったスポット(富士山の写真撮れていないスポットもありますが…)も含め紹介致します。
富士山は、山梨県出身の私にとって、身近で、シンボル的な山であると同時に実用的な山でもあります(ありました)。言い換えると、山梨は、北は八ヶ岳、東は秩父山地・西は南アルプス、そして南は富士山と山々に囲まれてるので、基本何処からも見える富士山は、方位の確認で「富士山がある方が南」の固定概念が染みついていると言う事です。しかし、川越に引っ越してきて、30年程になりますが、川越からは、気象条件や見る場所等、富士山が見える条件は異なり、しかも小さくしか見えない…。ちょっと寂しい気持ちもありますが、その為か、富士山が見えると、「あっ、富士山だ!」と言って、写真を撮ってしまいます。川越から見える富士山は、山梨からのそれとは違い、南に位置していないのですが(南西側)、「富士山が見える方が南」とどうしても感じてしまいます。
ちなみに、元山梨県民として、富士山の表は、山梨県側だと思ってます…
そんな勝手な思い入れのある「富士山」。これまでに、「ふと撮ってしまった富士山の写真とその撮影ポイント@川越近辺」と「これまで訪れたスポットで『ここから富士山見えるのね!』と思ったスポット」をご紹介致します。
【川越近辺から見える富士山を求めて大人散策!】
先にも記載しましたが、川越から富士山を見るには、それなりに厳しい気象条件がある認識です。空気中の水分が少ない、乾いた空気で晴れた日に良く見える印象が強いので、秋・冬の晴れた日が、見える確立が高い印象です。また、山梨から見る富士山に比べ、距離もあり障害物も多いはずので、「川沿い(堤防上や橋の上)」や「見通しの効く畑や田んぼから」でないと、中々富士山を拝めないと思います(勿論、高層階の建物に登れば別でしょうが…)。そんな条件の中、撮影出来た富士山の写真と撮影スポットを以下に紹介します(一部、「ここから富士山見えるはず…」のスポットもございます…)。
・川越を流れる小畔川の堤防
本ブログ別記事で紹介致しました、川越児玉往還の大人散策。その際にご紹介した「下小坂の大ケヤキ」付近から小畔川を上流に登る形で、御伊勢塚公園に向け散策すると、その堤防上や橋の上から富士山を見る事が出来ます。途中の「なぐわし 公園PiKOA」付近では、春先限定ですが、菜の花と桜の両方を楽しめ、御伊勢塚公園付近でも桜を楽しめます。小畔川に沿って散策出来ますので、富士山と季節のお花を目当てに大人散策してみてはいかがでしょうか?
・川越吉田白髭緑地付近
御伊勢塚公園/小畔水鳥 の郷公園の少し北側、吉田白髭緑地付近では、田んぼ越しに富士山を楽しめます。構造物を視界に殆ど入れる事なく富士山が見れるスポットだと思います。
・川越を流れる入間川上の堤防
小畔川堤防上からの富士山を紹介しましたが、入間川の堤防上+橋の上(雁見橋/川越橋/初雁橋/八瀬大橋等)からも富士山を見る事が可能です。東武東上線で川越市よりも森林公園寄りにお住まいの方は良くご存じかもしれませんが、冬の朝、よく晴れた日に電車で入間川を越える際、上流側に富士山が良く見えると思います。そのすぐ近くの初雁橋をよく使うのですが、入間川越しに見える富士山の景色は、季節を感じる事も出来るので、個人的なお気に入りの富士山撮影スポットです。
・入間川沿いの安比奈親水公園
入間川の堤防上+橋の上からの富士山紹介しましたが、堤防上でも橋の上からでもなく、比較的低い位置からも富士山が見えるのが、安比奈親水公園です。ご近所の大人散策/ポタリング時にはよく入間川沿いを走るサイクリングロードを利用するのですが、つい最近まで存じ上げないスポットでした。意外なほど綺麗に見えるので、ご近所の方は、意識して大人散策されてみては如何かと思います。
・川越水上公園隣接の入間川堤防上
入間川(初雁橋)の直ぐ脇にある、川越水上公園に隣接する、堤防上からの富士山も中々良いです。木々の間の道の先に富士山が見える様は、中々絵になります。
・川越西郵便局付近
川越水上公園を川越市街方面に進んだ、川越西郵便局付近からも、田んぼ/畑越しの富士山を楽しめます。近くのスパーに買い物に行く際には、「富士山見えるかなー」といつも意識しているスポットです。
・川越豊田本/大東東小学校西の関越道を越える陸橋の上
川越西郵便局の南西、豊田本にある大東東小学校の西で、関越道を越える道(陸橋)がありますが、そこからの富士山も中々のお姿です。特にマジックアワーの時間の富士山は、周囲に明かりがあまりない為、夕暮れのコントラストを楽しめるお姿になります。
・川越脇田新町の16号線を越える横断陸橋
川越の市街地を囲う様に走る16号線、その道がクランクして西側に進路を取る脇田新町の横断陸橋の上からの富士山も綺麗な物です。この16号線が、そのまま富士山に通じている様な感覚になる景色です。
・川越市東明寺付近(伊佐沼の北側)
東明寺と言っても菓子屋横丁近辺にある河越夜戦の激戦地とも伝わる寺院の東明寺ではなく、伊佐沼の北側にある「地名の東明寺(河越夜戦時、上杉朝定が打ち取られたのでないかとの仮説を勝手に想像した場所)」付近からの富士山も良いものです。川越城もこの付近から見え、「自身がたてた仮説やっぱり正しいのでは?」と勝手な妄想をしながら見る富士山も良いものです。(河越夜戦に関しては、別記事で勝手な考察(戦その物の経過)を記載しております)
・川越を流れる新河岸川の堤防
新河岸川の堤防上からも富士山が見えます。ここからの富士山は、住宅街の先に見える富士山です。
・八幡橋(坂戸と川島の境付近)
八幡橋の川島町側からこの橋をみると橋の直線上の先(対岸の堤防の上)に、富士山が見えます。郷愁を誘う木製の橋の先に見える富士山も絵になります。
・島田橋(坂戸)
上記少々触れた、川越児玉往還が越辺川を越えるポイントの島田橋。この付近の堤防上からも富士山が見えます。少し山に隠れた富士山は、山梨の甲府付近から見える富士山に似ている印象を持ちました。
・城山砦付近(狭山)
城山砦は、上記にも少しだけ記載した河越夜戦時に山内上杉氏が陣を張った可能性のある砦。その西に畑が広がっているので、その付近からこの城山砦とセットで富士山が楽しめます。
・城山砦と智光山公園への移動中に見えた富士山(狭山)
城山砦と智光山公園の間付近の田園/畑越しからも富士山を見る事が出来ます。「ちょっと視界が抜けると富士山見えるんだなー」と思えるポイントです。
・西大家駅北・東京国際大学のグランド付近(坂戸)
鎌倉街道上道の大人散策時、その日のスケジュールが大体になる直前、西大家駅の北側にある東京国際大学のグランドが多くある付近から、富士山見えました。頭だけの富士山は、山梨の石和に近い付近からの富士山に似ている印象でした。
・柳瀬川・城前橋付近(所沢と清瀬の境付近)
柳瀬川の大人散策時、滝の城址公園の近く、所沢と清瀬の境付近の柳瀬川の堤防上からも富士山が見えます。牧歌的な雰囲気の中で見える富士山も魅力的です。
・西武新宿線・所沢~東村山の間の二瀬橋(柳瀬川)付近(所沢と東村山の境付近)
通勤で使う西武新宿線。その所沢駅と東村山駅の間で、一瞬だけ富士山が見えます。八国山とのコントラストで美しく見える朝の富士山は、元気を与えてくれる富士山です。
・塩船観音 (2023年12月追加)
本ブログ別記事で「塩船観音の大人散策情報」を紹介しておりますが、その境内、正に塩船観音様の袂から、富士山を拝見する事が出来ます。写真の通り、富士山は「頭だけ見える」といった感じなので、天候に左右されるかもしれれませんが…。同時に、季節限定(4~5月位?)ですが素晴らしいツツジを拝見する事も出来ます。同じく本ブログ別記事で「JR青梅線・東青梅駅から「塩船観音」等を経由し、八高線・金子駅へ大人散策!」でも大人散策情報を記載して折りますので、この地域の大人散策と併せて楽しんでみてはいかがでしょうか?
・川越城富士見櫓 (2024年6月追加)
本ブログ別記事で、現存4御殿の一つである「川越城本丸御殿」を紹介しておりますが、その城内には「富士見櫓」があったと言われており、現在でもその痕跡を拝見する事ができます。川越城内で最も高い場所にある曲輪で「富士山が見えたので『富士見櫓』」と言われた事、容易に想像できますが、これまで「富士山が見えたには昔の事、多くのビルが建ち現在では富士山が見えなくなってしまった『富士見櫓跡』」と、何度もこちらにはお邪魔しておりますが、一度も富士山を拝見できなかったので、そう思い込んでいました。しかし先日、いつもの通りと言えばいつもの通りの大人散策を実施し、富士見櫓跡に参った所「本当に頭の部分だけですが、富士山を見ることが出来たのです!」。富士山は見えないと思い込んでいた事もあってか、感動に近い感情がこみあげてきてしまった次第で、恐らく、本当に頭の部分しか見えないこともあり、気象条件も合わないと拝見できないお姿だと思った次第です。皆様も「運試し」的に、川越城の富士見櫓に参ってみてはいかがでしょうか?
【番外編:これまで訪れた大人観光スポットからの「富士山眺望スポット(見えなかったスポット含む…)」】
上記、居住地の川越市を中心に、その周囲を含め、富士山の見えるスポットを紹介しましたが、これ以外で、これまでお伺いし、富士山が見えた or 見えるらしいスポットも紹介します。下記の通りですが、富士山を撮影出来たケースが少なく、改めてお伺いした際、再度撮影チャレンジしたいスポットも含んでおりますので、予めご了承ください。
・八ヶ岳高原大橋/北杜市
私個人の富士山のイメージを見事に表現している富士山撮影スポットです。富士山の反対側に見える八ヶ岳と共に楽しんでみてはいかがでしょうか?
・清泉寮/北杜市
清泉寮から名物のソフトクリームを食べつつ見る富士山も中々良く、八ヶ岳高原にいて富士山を見ていると、「富士山と八ヶ岳の民話」を思い出してしまいます。
幼少の頃に読んだ「富士山よりも高かった」と言う内容の民話
昔、富士山と八ヶ岳は、「私の方が高い」とお互いが言い張って喧嘩していたので、空から神様が来て、富士山・八ヶ岳の双方の頭に樋を渡し、水を中心に流した所、水は富士山の方に流れた(=八ヶ岳の方が高かった)。しかし、納得できない富士山は、実力行使に出て、八ヶ岳の頭を殴り、結果八ヶ岳の頭が割れ、今のデコボコの形になってしまった
・谷戸城祉/北杜市
こちら、谷戸城祉からの富士山のお姿も、私個人の富士山のイメージを表現できるスポットです。城跡からの富士山を見ていると、太田道灌が自身の居城であった江戸城を読んだ「我が庵は 松原つづき 海近く 富士の高嶺を 軒端にぞ見る」を思い出してしまいました…。
・徳島堰最上流部付近/韮崎市と北杜市の境付近:七里岩とセットで!
上記、八ヶ岳と富士山が喧嘩した痕跡ではないと思いますが、八ヶ岳の山体崩壊の痕跡が北杜市から韮崎に伸びる七里岩と言われており、その七里岩とセットで富士山が見えるスポットが徳島堰の最上流部です。
・新府城址/韮崎市
本ブログ別記事でも紹介しておりますが、甲斐武田氏最後の居城・新府城からも富士山を見る事が出来ます。時代は流れても、この富士山が見える景色はほとんど変わりないと思うので、甲斐武田家の歴史を思いつつ見る富士山も良いものです。また、季節に限りはありますが、周囲には桃畑があり、桃の花と富士山のコントラストも最高です!
・ハイジの村/北杜市
こちらも別記事で紹介しました「客室温泉露天のお部屋があるハイジの村(クララ館)」から見える富士山です。隣接する観光公園の建物の屋上からも富士山を含めた北杜市の景色を楽しむ事が出来ます。
・躑躅ヶ崎館(武田神社)・要害山城本丸(主郭)・甲府城(舞鶴城)/甲府市
躑躅ヶ崎館(武田神社)・要害山城本丸(主郭)・甲府城(舞鶴城)からも富士山を見る事が出来ます。甲府は盆地で少し低いので、周囲の山に阻まれ、富士山の顔の部分しか見えないところもありますが、山梨県と言う事もあり、「大きなお顔の富士山を拝見できる」といった具合です。甲斐武田氏ゆかりの躑躅ヶ崎館(武田神社)・要害山城、武田氏とは基本関係ない甲府城(舞鶴城)それぞれの富士山を見比べてみてはいかがでしょうか?
・諏訪湖畔/諏訪市
諏訪市の諏訪湖畔からも、富士山が見えるスポットがある様です(実際の富士山は拝見出来ませんでしたが…)。糸魚川静岡の断層によってつくられたと思われる景観の為か、視界が抜けており、ピンポントで富士山が見えるはずですので、次回の諏訪湖の大人ポタリング・スワイチの際には、諏訪大社めぐりと併せ写真のそのお姿治めさせて頂きたいと思っております。
諏訪大社上社 (かみしゃ)=本宮 、前宮 (まえみや)、下社 (しもしゃ)= 秋宮 (あきみや)、春宮 (はるみや)の様子と諏訪湖畔から富士山が見えるはずのスポット…
・小諸城址/小諸市
穴城として有名な小諸城祉の千曲川の断崖側(南側の富士見展望台)からも富士山見えるそうです。小諸城址は、それなりの回数参らせて頂いておるのですが、一度も富士山のお姿拝見できておりません。ただ運が悪いだけなのか、富士山が見えること自体がレアなのかわかりませんが、お気に入りの宿・中棚荘もあるので、継続的再チャレンジの予定です!
・武蔵丘陵森林公園展望台/滑川町
埼玉の武蔵丘陵森林公園内にある展望台からも富士山は、(頭だけの様ですが…)見える様です。まだそのお姿拝見できていなので、次回以降の訪問の楽しみにしております。
・韮山反射炉と蛭ヶ島公園付近/伊豆の国市
源頼朝流罪の地、伊豆の国市の韮山反射炉と蛭ヶ島公園付近からは、「世界遺産とのセット」と「頼朝/政子像とのセット」で、富士山を見る事が出来ます。参った際は、富士山顔を隠してしまっている感じでしたが、歴史のあるこの地域で拝見する富士山は格別でした。
・寝姿山・下田公園(下田城址)/下田市
伊豆半島の突端、下田市の寝姿山(ロープウェイで登頂の必要あり)の五島記念碑付近からも、富士山が見えるそうですが、運悪く見る事は出来ませんでした。また、下田公園/下田城址からも富士山見えるかと思い写真撮りましたが、見えませんでした(方向正しいか不安ですが…)。お気に入りの宿・黒船ホテルもありますし、金目の煮つけを再度食べに参りたいので、その際に再チャレンジ予定です!
・桜山展望台/入間市
JR八高線の金子駅が最寄りになると思いますが、入間市の桜山展望台からも富士山拝見できる様です。いつも期待して展望台に上るのですが、展望台とは相性悪いようで、ほとんどのケースで富士山を拝見する事は出来ません。こちらでも富士山のお姿拝見出来ませんでした為、次回の大人散策時に期待です。
・六道山公園 展望台/瑞穂町
同じくJR八高線、金子駅のお隣、箱根ヶ崎が最寄りの瑞穂町にある六道公園の展望台からも、富士山見えるます。しかし、こちらの展望台からは、かろうじて富士山見えましたが、非常に薄くしか見えず、こちらも同じく、次回の大人散策に期待しています!
【最後に】
以上が、「富士山の見えるスポット@川越近辺」の情報と、「これまで訪れたスポットで『ここから富士山見えるのね!』と思ったスポット」(富士山の写真撮れていないスポットもありましたが…)も含めた情報の紹介になります。
富士山は、上記にも記載しましたが、私にとってかけがえのないない山です。と言うより、崇拝の対象になったり、絵画の題材になったり、お札にも描かれた富士山は、昔から日本人にとって、かけがいのない山だと思います。見える範囲は限られるかもしれないですし、見える範囲でも気象条件によっては見えない時もあると思います。そんな富士山だからこそ、見えた時には、「あっ、富士山見える!」と思い、写真を撮ってしまうと思います。
これからも、川越市内中心になると思いますが、富士山が見えた際には、写真撮影し本記事の更新をさせて頂ければと思います。皆様も、ふとした瞬間に富士山見えると「あっ、富士山」と思うかもしれないので、その際は、その時にしか見られない富士山の美しいお姿をスマホで写真に収めてみてはいかがでしょうか?